19期研究生をお披露目…新総監督・倉野尾成美による新生AKB48が始動「これからが楽しみ」

2024.03.17 17:57

AKB48が3月17日に神奈川・ぴあアリーナMMで「AKB48春コンサート 2024 inぴあアリーナMM 昼の部～未来が目にしみる～」を開催。4代目総監督・倉野尾成美による新体制がスタートし、19期研究生のお披露目、さらに行天優莉奈、黒須遥香、山根涼羽の3人がマレーシアのKLP48へ移籍することもサプライズで発表された。

倉野尾成美「今日からまた新たなAKB48のスタート」

前日の柏木由紀卒業コンサートをもって前総監督・向井地美音が退任。この日から倉野尾が総監督を務めることに。まず、映像によるメンバー紹介が行われ、「Overture」に続いて、倉野尾が総監督の証である拡声器を持ってステージに登場。「1、2、3、4」の掛け声でコンサートが開幕し、オープニング曲「始まる。」が披露された。

最初のMCで、向井地から総監督として紹介された倉野尾はファンに向けてあいさつ。「今日からまた新たなAKB48のスタートだと思っているので、メンバー一同気合を入れて準備してきました」とこの日のコンサートに向けて意気込む。

落語が趣味、魚がさばける、最年少13歳…個性派ぞろいの19期研究生

さらに、コンサート中盤では19期研究生5人のお披露目が行われた。まずドラマ形式の映像の中で顔と名前が明かされると、5人がステージに登場。あいさつの前に5人だけで「ギンガムチェック」を、広い会場に臆することなく堂々とパフォーマンスして見せ、間奏では「今日は私たちの顔と名前を覚えて帰ってください！」と呼び掛けた。

初パフォーマンスを終えた19期研究生たちについて、山内瑞葵は「『ギンガムチェック』は私たちでも難しい曲なのに。AKB48の未来が楽しみになりました」と称賛。続いてのトークで、倉野尾、山内がメンバーたちの個性を引き出していく。

「落語が趣味」という伊藤百花は、「寄席に行ったり、下手っぴですが自分で話すことができます」とアピール。倉野尾は「今までAKB48に落語が好きっていました？　今後は落語キャラとして、ぜひコンサート前にね(笑)」と、いつかファンのお披露目することを期待。

花田藍衣は「魚をさばけます」と自己紹介。「普通の人じゃさばけないヒラメがあるんですが、一番薄くて。それが得意です」と自身のスキルの高さをアピールしたが、山内は「ヒラメが難しいことも知らなかった」と驚き、倉野尾は「ぜひケータリングに」と笑いを誘った。

北海道出身の川村結衣は「東京は電車の乗り換えが難しくて、レッスンの帰りに乗り換えを間違えてしまって…。泣きながら周りの人に聞きながら帰りました」と不安そうに話すと、熊本出身の倉野尾が「分かるよ」と共感。

白鳥沙怜は、AKB48最年少となる13歳だが、同期から「一番落ち着いている」「ダンスとかもアドバイスしてくれる」と頼りにされている様子。ダンスは経験があるそうで「ダンス大好きです！」と元気にアピールしていた。

そして、「エレキギターが趣味」という奥本カイリは尊敬するメンバーに倉野尾の名前を挙げる。「リハーサルの時に目が合ってドキッとしたのと、パワフルなオーラがあって目で追ってしまいます」と伝えると、倉野尾は「ずっとパワフルでいます」とうれしそうな表情に。続けて、19期研究生に向けて「完璧なパフォーマンスでした。これからが楽しみ」と期待を寄せた。

19期研究生はこの後の楽曲「春一番が吹く頃」「偶然の十字路」にも参加。ファンから大きな歓声を浴びた。

コンサート本編最後の曲は、「(柏木)由紀さんが卒業してもいいAKB48の“初日”を迎えられるように」という思いを込めたという楽曲。19期研究生も呼び込み、メンバー全員でステージ上で円陣を組んで掛け声を決めてから「初日」を歌い上げた。