

“新境地”見せるチャウヌ「世界中のファンが楽しんでくださること自体が作品の魅力に」<ワンダフルワールド>

キム・ナムジュ、ASTROチャウヌらが出演するヒューマン・サスペンス「ワンダフルワールド」(全14話/毎週金・土に新エピソードを独占配信)が、3月1日からディズニープラス「スター」で始まった。ある事件をきっかけに人生が一変してしまう主人公ウン・スヒョンを演じるナムジュ、スヒョンと同じ傷を抱える青年クォン・ソンニュル役のチャウヌ、スヒョンの夫カン・スホ役のキム・ガンウ、スヒョンを慕う友人ハン・ユリ役のイム・セミに、それぞれの役柄や共演しての印象を聞いた。配信開始に先立って行われた会見でのコメントも交え、作品の魅力に迫る。
完璧な日常が一転…「ワンダフルワールド」あらすじ
本作の主人公スヒョンは心理学教授で有名作家。愛する家族と成功した仕事を得て完璧な日常を送っていたある日、息子が殺され人生が一変してしまう。絶望と憎しみに満ちたスヒョンは、犯人を自らの手で断罪し、収監される。
その後は生きる気力を失っていたスヒョンだが、刑務所で出会った仲間の囚人からの慰めもあり、少しずつ前を向き始める。出所したスヒョンは、心に同じ傷を負った孤独な青年ソンニュルと出会い、心を通わせていく。しかし互いの秘密を知った時、その運命は狂い始める。
キム・ナムジュ「スヒョンを色で例えるなら“グレー”」
――それぞれご自身の役柄について、キャラクターの見どころを教えてください。
キム・ナムジュ(以下、ナムジュ):私はウン・スヒョン役を演じました。心理学科の教授で有名作家として幸せの絶頂のさなかで息子が無念の死を遂げ、その犯人を自ら断罪することで人生が一変してしまう役です。強い母性愛を持っていて、ジェットコースターみたいな人生を生きる人物です。
(キャラクターを“色”で例えると?)彼女は“グレー”ですね。初めはきれいな明るい水色だと思うんですよ。それが子どもを亡くしてグレーに一変してしまうんですけれど、再度水色に近づこうと頑張っている人物、というふうに言えると思います。心に傷を負って、それを癒やそうとしていくので、母性愛、傷、癒やし、という部分に注目していただけたらと思っています。
チャウヌ:僕が演じたクォン・ソンニュルは、非常に裕福な家庭で育てられ、ある事件をきっかけに自ら険しい道を選ぶことになる人物です。いろんな秘密を持っていて、回を重ねるごとにパンドラの箱のように少しずつ明かされていきます。
(役作りで工夫したことは?)タフな生き方を自分で選んだ人物なので、役作りのために体を鍛えたり、服装、ヘアスタイルも整ってない感じ、メイクのリタッチもあまりしないようなナチュラルな姿をイメージしました。あんまり外見に気を遣ってないような、自然な雰囲気を作ろうと思いました。
キム・ガンウ(以下、ガンウ):スヒョンの夫、カン・スホを演じました。スホは、家庭に突然訪れた悲劇にまつわる真相に迫っていく元記者、ニュースキャスターです。家族思いの夫として妻を愛し、父として息子を愛している、そういった姿に注目していただきたいと思います。
(キャラクターを“動物”で例えると?)二面性が求められるキャラクターだと思ったので、家族と家にいる時はウサギのようなかわいい草食動物、後半に行くにつれて鷲のようなイメージをうっすらと浮かべましたね。
イム・セミ(以下、セミ):私が演じたハン・ユリはセレクトショップの代表で、スヒョンさんを実の姉のように心から慕っている人物です。ユリはある一面では前向きで明るくてエネルギッシュなキャラクターですが、人間というのはいろんなことを経験しながら生きると思うんですね。なので、ユリも一つの面だけでなく、いろいろな表情を見せていきます。
(演じていて心がけたことは?)先ほどナムジュさんが、初めは明るい水色だとご自身のテーマカラーをおっしゃいましたが、悲劇が起こって物語全体が暗い雰囲気になってもユリだけはその段階の明るい雰囲気を失わないように、ウン・スヒョンに対する愛情をずっと保って撮影にも臨んだし、気持ちを切らさないように頑張りました。
6年ぶり復帰のキム・ナムジュ「心を強く動かされました」
――ナムジュさんは今作が6年ぶりのドラマ復帰ということですが、この6年はどう過ごされていましたか?
ナムジュ:この6年間、私は母としての生活を楽しんでいました。その間は母親として頑張って、子どもたちが成長し私も仕事を再開しようかなと思った時、この作品に出会い、心を強く動かされました。この作品をもしほかの俳優がしていたら後悔するだろうと思って、今回引き受けました。
――今回、先輩俳優のナムジュさんと共演されて緊張されたり学びもあったと思うんですが、共演陣の皆さまはいかがでしたか?
セミ:私の演じるユリはスヒョンさんが大好きなキャラクターですから、私からお答えしましょう(笑)。今回共演して本当に光栄だなと思いました。最初から最後まで目を離したくなかったんです、現場でもとてもカッコよくて。集中力がものすごいんですが気配りもされるかたなので、ご一緒できて本当に今回光栄でした。
ガンウ:僕もデビューした時からお茶の間で拝見していたので、今回この役をいただいて果たして夫婦役が務まるのかなと心配があったんですが…やはり夫婦というのは分け隔てない表現ができないといけないですから。でも、ナムジュさんが最初の撮影日からすぐ壁を取り払ってくださったんです。好きにやってくださいというシグナルを受け取ったような気がして。
最初の台本読み合わせの後、皆さんで食事会に行ったんですが、その場で当然(お酒を)飲んだりもするわけです。ナムジュさんはかなり“いける口”でしたし、そこで俳優たちやスタッフ全員をうまくまとめている姿を見て、カッコいいな、と。そう思ってから、すごくやりやすくなりました(笑)。
ナムジュ:なんでだろう、誉め言葉には聞こえないですね(笑)。
チャウヌ:台本読み合わせの現場では少し冷たそうなイメージもあったんですが、食事会で本当にサバサバしていて気さくに接してくださって。現場でも、楽しく撮影させていただきました。僕はスヒョンとのシーンも多く撮影しましたが、ナムジュさんとのケミ(相性)は100点満点だったと思います。僕が悩んでいたら意見をくださって。とても楽しく、いいお仕事ができました。
ナムジュ:私は110点です!最初は私も不安でした、チャウヌさんは“星から来た王子様”みたいなイメージだったので…。でも日が経つにつれ弟のようになりました。弟というのも申し訳ないような年齢差なんですが(笑)。
チャウヌ:弟ですよ!
ナムジュ:ありがとう。本当に楽しく撮影できました。
「どうしてこんなに美しいんだろう」
――ミステリーな部分がたくさんあってなかなか多くを語れない作品だと思いますが、配信を楽しみにされているファンの方にメッセージをお願いします。
セミ:この作品は、悲劇ではありますが本当に美しい作品です。ハイライト映像を見ただけでも私は胸にジーンと来て、「どうしてこんなに美しいんだろう」と思ったんですね。なので、視聴者の皆様がどういうふうにご覧になるのか気になります。皆さまに共感していただけて、心通わせ心癒やされる作品になるといいなと思っています。
ガンウ:台本を読みながら涙を流したり、ここまで心を動かされたのは初めてのような気がします。台本を読んだ時もそうですが、作品として仕上がった時、よりこの感情が皆様にきちんと伝わるんじゃないかなと思います。
チャウヌ:あたたかい春が近づいてきているこの時期、春とともにこの作品をぜひご覧いただきたいと思います。
ナムジュ:昨年6月から撮影に入って、8カ月にわたってキャスト、監督、スタッフの皆さん、全身全霊で頑張って作った作品です。皆さまにもぜひ共感していただけると幸いです。
――この作品も日本で楽しみにしているファンの方がたくさんいますし、韓国のドラマが日本、そして世界でとても人気です。これほど世界で韓国のドラマが愛されている理由は何だと思いますか?
チャウヌ:たくさんの方に楽しんでいただけているというのは、すごくありがたいことだと思うんですね。何か特定の理由があるというよりは、ただ、俳優スタッフみんな一丸となって本当に汗水たらして頑張っていい作品を作ったおかげなんじゃないかなと思っています。
日本のファンの皆さんや、世界のいろいろな国に楽しんでくださる方がいらっしゃるということ自体が、作品の魅力になっているんじゃないかなと思うんです。すごく感謝していますし、これからももっといい作品を作ろうという気持ちがすごく強いです。
◆取材・文=酒寄美智子
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