トライストーン・エンタテイメント所属・牧野羽咲(撮影/厚地健太郎)

トライストーン・エンタテイメント期待の新人・牧野羽咲、大人の俳優へとステップアップ「演技でギャップを見せていきたい」

2024.03.04 17:00
提供:Deview

 昨年、小栗旬、田中圭、綾野剛らが所属するトライストーン・エンタテイメントに所属した牧野羽咲さん。10歳の頃からドラマやCMで活躍してきた彼女は高校生になるタイミングで俳優養成/演技研究所トライストーン・アクティングラボ(TSAL)に入所し、大人の俳優へのステップアップを目指してきた。この春、大学への進学も決まり、新たなスタートをする牧野さんに所属してからの1年の成長を振り返ってもらった。

■牧野羽咲インタビュー

──トライストーン・エンタテイメントに所属して1年が経ちましたが、ご自身の変化をどのように感じていますか?

「幅広い映画を観るようになりました。先日、事務所の集まりで社長の小栗旬さんとお話しする機会があって、緊張しながら『好きな映画を教えてください』って聞いたんです。そしたら10作品くらい教えてくださって、それが全部、洋画だったんですね。私も映画は好きなんですが、洋画は字幕を見るのが忙しくて苦手意識があったんです。だけど『絶対に演技の成長のためになる』と小栗さんもおっしゃっていたので、頑張って観るようにしています」

──おすすめ作品でどんな映画をご覧になりましたか?

「『スタンド・バイ・ミー』を観ました。面白かったですが、やっぱり字幕に慣れてなくて、堪能する領域まではいけなかったかもしれません。次は『ゴッドファーザー』を観る予定です。自分で映画を選ぶといつもジャンルが偏ったりしてしまうので、おすすめの作品を紹介してもらうのってすごく勉強になります」

──ちなみに牧野さん自身には好きな映画や監督はいますか?

「藤井道人監督の映画が好きで、特に『余命10年』や『ヤクザと家族 The_Family』がとても好きです。『余命10年』には坂口健太郎さん、『ヤクザと家族』には綾野剛さんなど、事務所の先輩たちも藤井監督の作品には多く出演されているので、私もいつか……というのが今の目標です」

──現在はお仕事やオーディションと並行してレッスンも受けているとのことですが、TSAL時代とはどのような違いがありますか?

「内容自体はTSALと基本、変わらないのですが、一緒にレッスンを受けているのが現場で活躍されている事務所の先輩ばかりなので物事を見ている目や、意識がとても高くて、私も頑張らなくちゃと毎回思います」

──牧野さんも10歳から芸能活動をしてきて、キャリアは長いですが。

「ただ小さい頃からやってきた分、子役の癖がついているというのは、今もときどき講師の方から指摘されます。もともとTSALに入所したのも、中学を卒業したタイミングで大人の俳優としてステップアップしたいという思いからでした」

──子役の癖とは?

「講師の方からは『演技はできている。だけどオーディションでは選ばれないかもしれない』とダメ出しされたことがあって、どういう意味なのか自分なりに考えました。子役の頃は台本通りにちゃんとやれば"OK"をもらえたんです。だけど大人の俳優は"仮に100点の演技"ができても、印象に残らなければ意味がない。もしたとえ"0点の演技"だったとしても強い強烈な印象を残す人がいたら、その人には勝てない場合があるということなのかなと思いました」

──子役とは異なる高度な演技が求められるようになるんですね。

「はい。台本を深く読み込むとか、役を掘り下げるとか、いろんなことを考えて演技に臨むようになったのも子役時代にはなかったことでした。お仕事の現場ではそういうことを指摘してくれる方はいないから、いったん芸能活動を休止してレッスンをしたのは、次のステップに向かうにあたって正解だったなと思っています」

──出演中の「小さなお葬式」CMシリーズはオーディションだったのですか?

「はい。事務所に所属して初めてつかんだお仕事でした。CMのイメージガール的なオーディションだったので、とにかく元気よく笑顔を意識しました。映画やドラマのオーディションにもたくさん挑戦させてもらっているのですが、こちらはなかなか苦戦中です。ただ、役に合わなかったということもあるし、その時は受からなかったとしても別の作品で呼んでもらえることもあると聞くので、あんまり落ち込まないようにしています。制作陣のみなさんとお会いできる1つ1つのチャンスを大切にしようという気持ちで臨んでいます」

──マネージャーや講師からはオーディションのアドバイスはありますか?

「挨拶や自己紹介は持ち前の清楚な雰囲気で、演技審査ではガラリとギャップを見せるとより印象に残るのでは? というアドバイスをいただきました。いかにギャップを見せられるかは私の演技次第なんですが、そこを鍛えていったら一歩前進できるような気がするんです」

──今後やってみたい役はありますか?

「一見、普通の女の子なんだけど、実はサイコパスみたいな振り切った役をやってみたいですね。TSAL時代に講師の方に『私はどんな俳優として確立していったらいいでしょうか?』と相談したところ、『吉川愛さんのような振り幅のある次世代俳優ポジションが狙えるんじゃないか』と言っていただいたことがあったんです。吉川さんはもともと大好きな俳優さんだったのですが、その言葉をいただいて以来、より意識するようになったというか(笑)、演技を研究しながら観るようになりました」

──この春には大学進学も決まり、新しい生活がスタートします。これからの抱負を教えてください。

「大学では映像を専攻します。高校でもクリエイティブ系を学んでいましたが、大学ではさらにいろんな個性的な人たちと出会えそうで楽しみです。チャンスがあったら自主制作映画なども作ってみたいですね。俳優のお仕事を精一杯頑張りつつ、これから大学で学ぶ映像の撮影や編集なども将来に活かしていけたらいいなと思っています」

(取材・文/児玉澄子)

PROFILE
牧野羽咲(まきの・うさ)●2005年9月26日生まれ、神奈川県出身。特技:書道5段、ダンス(8年)。趣味:映画鑑賞。Eテレをはじめ子役として各局のドラマに出演。2023年には、「『手のひらにはいつだって』| Vaundy×ドコモ青春割 受験応援ムービー」、『小さなお葬式』CMに出演。2024年3月21日には、美少女図鑑「美少女百選2024」に登場。

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