耳が聞こえないYouTuber、「日本一接客態度の悪い店」に行ったらどうなるかを検証

2024.02.19 22:49

提供：ユーチュラ

2月18日、「難聴うさぎ」（登録者数22万人）が、「耳が聞こえない人が噂の接客態度が悪い店に行ったら店員はどんな反応する!?」と題した動画を公開しました。

接客態度が悪い人気店とは？

難聴うさぎは、先天性感音性難聴3級の聴覚障がいを持ち、補聴器をつけて生活している女性。YouTubeでの活動のほか、経営者、またタレントとして活躍。SNSの総フォロワー数は55万人を超えるインフルエンサーでもあります。そんな彼女は今回、同じく聴覚障がい者の13歳、きらら、またきららの弟で聴者である14歳のこうきら5人と、名古屋・中川区にあるカフェ「the BAKE HOUSE」を訪問しました。実はここ、夜の営業は失礼な接客をわざとする「the LAZY HOUSE」へと変貌。「日本一接客態度の悪いレストラン」として多数のYouTuberが訪れている有名店です。

あくまでサービスとして口が悪かったり、雑な対応をする店員ですが、彼ら聴覚障がい者が、何も言わずにいきなり客として行ったらどんな反応するのか検証することに。

店員の反応は？

やはり人気店ということもあり、待つこと3時間。いよいよ入店です。すると、店の前で笑顔であいさつしていた女性スタッフがドアを開けて迎え入れるや、いきなり豹変。難聴うさぎ、きららなど、店の奥へ行こうとする5人に対して「お前ら5人はこっち！」と強い口調で命令します。さらにスタッフは他の客にも「誰がこれ片づけんの？　お前だろ？」と、テーブルの食器を片付けさせようと指示。しかしその剣幕にも、難聴うさぎは「怒ってるのは分かるけど、何言ってるかは分からん。だから怖くない」と手話で表明。きららも「怖くなぁ～い」と平然としています。

先の女性スタッフは、一行に向かって「なんのYouTuber？」と繰り返し尋ねます。ようやく質問の意図が分かった難聴うさぎが自分の名を名乗ると、彼女は聞き違えて「おばんちゅうさぎ！？」との返事。ようやく正しい名前を知ると、相変わらず、ぶっきらぼうながら「YouTubeやってんなら、いっぱい食えよ」と、思わぬやさしい言葉をかけてくれました。他の男性スタッフも声は荒らげつつも、口の動きだけで理解してもらおうとするなど、そこはかとない配慮。それでも、別の女性店員がきららの席をわざと強奪して堂々と座るなど、ところどころで横暴な接客も忘れないようです。きららはずっと立たされたまま困惑。「怖い～」と目で訴えます。

「耳が聞こえないから何？　平等に扱うから」

きららはまだ店員の威圧的な態度に怖じ気づいていますが、難聴うさぎは男性スタッフのやさしさに気づくなど、店を楽しんでいるようです。そして男性スタッフに「耳が聞こえないんですよ私たち」と告げると、彼はカウンターで頬杖をつきながらも「知ってる」「全部知ってる」と、彼女のことをすでに知ってくれていたよう。続けて「聞こえないから何？　平等に扱うから」と告げたのです。それでも「お前らの撮れ高なんで知らねーよ」と、あくまで失礼店員を演じます。この後も「黙って食え」と言いながらメニューをきちんと説明してくれたり、食べ終えて精算を済ませた一行に、「お前ら2度と来るなよ！」と暴言を吐いて一旦ドアを閉めた直後、再びドアを開けて「すみません、ありがとうございました！」と、一瞬の笑顔で謝意を伝えていました。

再生

コメント欄には、

差別することなく平等に扱うからって言ってくれるの何気に嬉しいな

口悪いだけで皆いい人で優しい世界なの草

所々店員さんいい人出ちゃってる

といった声が寄せられています。