香取慎吾、涙浮かべ歌う昭和の名曲 スマスマPが3年前から提案した曲も 音楽劇「テラヤマキャバレー」
2024.02.08 21:12
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香取慎吾が8日、東京・日生劇場で行われた主演舞台「テラヤマ・キャバレー」の公開ゲネプロに参加した。
9日より上演される今作は、没後40年を迎えた今もなお、その稀有な才能に再注目が集まる寺山修司が今生きていたら、何を思い、何を表現したのか。生と死が交錯するキャバレーを舞台に、寺山の詞による多くの昭和の名曲を織り交ぜた生演奏での音楽劇となる。
脚本は新進気鋭の作家・池田亮、演出は世界的に活躍するデヴィッド・ルヴォーが手掛け、主演の香取とは初顔合わせとなった。
舞台では、『あしたのジョー』や、現代風にカバーした『質問』など、名曲の数々のオンパレード。『質問』は、音楽プロデューサーの朝妻一郎氏の思いを受け取った『SMAP×SMAP』のプロデューサー・黒木彰一氏が3年ほど前に提案していたもので、時を経て今回の舞台で歌唱が実現した。
香取をはじめ、成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(宝塚歌劇団)ら豪華キャストたちが涙や笑顔、怒りなど様々な感情を放ちながら公演を通して熱唱。強いエネルギーがほとばしるステージを展開する。舞台挨拶で香取は「日常生活の中で、笑顔で上を向いている時間ばかりではない今、劇場に来て作品を見てもらえたら、帰る頃には上を向いて自分を見つめられるのでは。少しでも先の笑顔に向かっていける作品になったら」と熱い思いを伝えていた。
寺山は戯曲を書き続けるが、行き詰まってしまう。そこで、死はマッチを擦るようにすすめた。1本目、飛んだのは過去。近松門左衛門による人形浄瑠璃「曽根崎心中」の稽古場だ。近松の創作を目の当たりにしたことで、寺山の記憶が掻き立てられる。2本目は近未来、2024年のバレンタインデーの歌舞伎町へ。ことばを失くした家出女や黒蝶服、エセ寺山らがたむろするこの界隈。乱闘が始まり、その騒ぎはキャバレーにまで伝播。よりけたたましく、激しく肉体がぶつかり合う。
寺山は知っている。今書いている戯曲が、死を感動させられそうもない、そして自身も満足できないことを。いまわの時まで残り時間。寺山は書き続けた原稿を捨て、最後のリハーサルへと向かう。
公演は、2月9日から29日まで東京・日生劇場、3月5日から10日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで行われる。(modelpress編集部)
脚本は新進気鋭の作家・池田亮、演出は世界的に活躍するデヴィッド・ルヴォーが手掛け、主演の香取とは初顔合わせとなった。
舞台では、『あしたのジョー』や、現代風にカバーした『質問』など、名曲の数々のオンパレード。『質問』は、音楽プロデューサーの朝妻一郎氏の思いを受け取った『SMAP×SMAP』のプロデューサー・黒木彰一氏が3年ほど前に提案していたもので、時を経て今回の舞台で歌唱が実現した。
香取をはじめ、成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(宝塚歌劇団)ら豪華キャストたちが涙や笑顔、怒りなど様々な感情を放ちながら公演を通して熱唱。強いエネルギーがほとばしるステージを展開する。舞台挨拶で香取は「日常生活の中で、笑顔で上を向いている時間ばかりではない今、劇場に来て作品を見てもらえたら、帰る頃には上を向いて自分を見つめられるのでは。少しでも先の笑顔に向かっていける作品になったら」と熱い思いを伝えていた。
「テラヤマキャバレー」ストーリー
1983年5月3日(火)、寺山修司はまもなくその生涯を終えようとしていた。寺山の脳内では、彼を慕う劇団員がキャバレーに集まっている。寺山が戯曲『手紙』のリハーサルを劇団員と始めたところへ、死が彼のもとにやってきた。死ぬのはまだ早いと、リハーサルを続けようとする寺山。死は彼に日が昇るまでの時間と、過去や未来へと自由に飛べるマッチ3本を与える。その代わりに感動する芝居を見せてくれ、と。寺山は戯曲を書き続けるが、行き詰まってしまう。そこで、死はマッチを擦るようにすすめた。1本目、飛んだのは過去。近松門左衛門による人形浄瑠璃「曽根崎心中」の稽古場だ。近松の創作を目の当たりにしたことで、寺山の記憶が掻き立てられる。2本目は近未来、2024年のバレンタインデーの歌舞伎町へ。ことばを失くした家出女や黒蝶服、エセ寺山らがたむろするこの界隈。乱闘が始まり、その騒ぎはキャバレーにまで伝播。よりけたたましく、激しく肉体がぶつかり合う。
寺山は知っている。今書いている戯曲が、死を感動させられそうもない、そして自身も満足できないことを。いまわの時まで残り時間。寺山は書き続けた原稿を捨て、最後のリハーサルへと向かう。
公演は、2月9日から29日まで東京・日生劇場、3月5日から10日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで行われる。(modelpress編集部)
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