すしらーめんりく、新居として“小学校”を購入 莫大な修繕費用のためクラファンを実施

廃校になった小学校を新居として購入

すしらーめんりくは今回、自身の住居として小学校を購入したことを発表しました。今年は活動10周年にあたるりく。実は5年前から購入準備を進めていたとのこと。学校は「爆立マウンテンソーセージ学校」と名付けられました。

これまで、りくは巨大な倉庫を活動拠点としていました。この倉庫はいろいろな企画ができる“夢の楽園”だったものの、大規模な実験をするときには結局室外になっていたのだとか。そのため、体育館と校庭を併せ持つ学校を借金をしてまるごと購入したと話しました。

概要欄には

“笑顔の場”であった学校が取り壊されてしまうのではなく、第2の人生として別の形で笑顔を届けられる場所になったら良いなと思い、『実験スタジオ』という形での活用をさせて頂きたいと考えました。

と綴ったりく。「少子化により廃校になってしまった学校」を再利用したようで、全国の学校を回って探したことや、大量の書類制作、近隣住民への説明会を開催したことなど、多くの苦労も明かされています。

莫大な修繕費のためにクラウドファンディング実施を決意

こうして無事購入できた新居でしたが、「買ったは良いけど、まさかの使えない」というハプニングが。どうやらこの廃校は水道設備が壊れており、消防法に引っかかってしまうため、住むことが叶わないとのことです。600万円かけて水道を通し、スプリンクラーを設置しなくてはならないことが明かされました。

他にも、電気設備の復旧に1100万円、校舎の修繕に1500万円、プールの修繕に1000万円と、設備を整えるだけで莫大な資金が必要だということが判明し、「動画を作るためにここまで準備したのに、逆に動画が作れなくなってしまうっていう“大”本末転倒なことが起こってしまった」と話すりく。このままでは、動画を制作できるようになるまで膨大な時間がかかってしまうと判断し、「初めてクラウドファンディングをするという結論に至らせていただきました」と発表しました。

支援者はこの学校の「卒業生」と位置付けられ、リターンにはオリジナルの生徒手帳や卒業証書などの、学校ならではの物のほか、裏動画の配信やTシャツなどが用意されています。また、高額の支援をすると「学校のどこかに名前を刻める」という一風変わった特典も。りくは「結構いろいろ考えてみたので」「見に行くだけでも見に行ってくださいよ」と支援を呼びかけました。

型破りのルームツアー

住むことはできないものの、りくは学校探検さながらのルームツアーを開始。まず校舎に入ろうとしますが、大量の鍵の中から校舎の鍵を探さなければいけないという学校ならではの問題が起きます。体育館の鍵だけで8個も見つかり、校舎の鍵を見つけるのに5分以上かかりました。

広々とした校舎内に、りくは興奮します。理科準備室では、何者かに窓ガラスを割られた痕跡を発見したり、保健室を寝室に決めたりするなど、学校生活を想像してテンションが上がります。他にも、屋上に入ることができたり、300台近くのパイプ椅子や遊具、ピアノなどといった“家具”も登場する、型破りの新築紹介となりました。

動画の最後に、りくは「これもう完全に大暴走しただけなんで」「動画撮れればどこでも良いし」と話し、支援金が足りなかった場合でも必ず「いつかオープンさせようと思ってる」と宣言します。支援を検討する視聴者に向けて「もちろん無理だけはしないように」と呼びかけました。

現在クラウドファンディングでは約2900万円が集まっており、好調なスタートとなっています。りくは最終的な目標金額を4500万円としていますが、これでも最低限の金額とのことです。

コメント欄では「人生で1番わくわくしたルームツアーだった」「新居 学校　愛車 消防車は誠に草」など、視聴者もワクワクしている様子が見られました。