撮影/松山勇樹

元日テレジェニック・前田美里、一般企業就職も再び芸能界へ戻ってきたワケ「人生を楽しむために」

2023.09.14 06:03
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中学生の頃からアイドル活動を始め、高校在学中にグラビアに進出。身長146センチと小柄ながらも、均整の取れたプロポーションと、愛らしいルックスで人気を博し、18歳のときに「日テレジェニック2014」でグランプリを受賞した前田美里。2023年9月29日に発売する2nd写真集『記憶の雫』(講談社)では初のフルヌードを披露。各週刊誌に掲載された大胆な先行カットも話題の彼女に、これまでのキャリアや、写真集を出した経緯などを中心に話を聞いた。(前後編の前編)

小学生の頃からアイドルや女優に憧れを抱き、中学生になると様々なオーディションに応募。なかなか結果が出ない中、中学3年生のときにオーディション雑誌を見て、美少女時計というスナップ撮影に参加したところ、芸能事務所にスカウトを受けて、芸能界入りを果たした。

「元々めちゃめちゃ人見知りで、どちらかというと人前に出るのが苦手なタイプ。そんな自分を変えたいと思って、ひたすらオーディションを受けて、免疫をつけていきました。念願が叶って事務所に所属したのが、15歳の誕生日を迎える直前。すでに事務所にあったアイドルユニットに加入して、アイドル活動をやりながら、お芝居も初めて舞台にも出演しました」

当時はアイドル戦国時代と言われていた時期で、数多くのアイドルグループがしのぎを削っていた。そんな中で、少しでもインパクトを残そうと自分なりのキャラ作りをした。

「視力が悪くて、ずっとメガネをかけていたので、『メガネキャラで行こう』と事務所の方に言われて。デビューライブのときは度入りメガネをかけてやったんですけど、ライブハウスの熱気でメガネが曇ってしまい、何も見えない状態(笑)。なのでコンタクトレンズにして、たくさんのメガネを買ってきて、レンズを外してかけていました。そのうち赤メガネが、一番インパクトがあるということで、それが定着しました」

もともとアイドルが好きなのもあって、ライブ活動や、握手会などでファンと接するのは楽しかった。2013年には同じ事務所でJKアイドルユニットを結成、それまでの活動していたグループと並行して活動を行う。

「最初から入っていたグループは4人組で、他の3人は後輩の子たち。私がリーダーとして引っ張っていく立場になって、こちらではメガネを外して活動していました。高校に入ってからはグラビア活動も始めました。グラビアをやっている先輩方がたくさん所属していた事務所だったので、必然的に自分もそういう道に進もうと思ったんです。当時は無我夢中だったので、お仕事があることがうれしくて、グラビアにも全く抵抗がなかったです。学校では、いろんなことを言われていたみたいですが、自分的にはお仕事だから、周りにどう思われようと気にならなかったです」

高校を卒業して間もなく、「日テレジェニック2014」のオーディションに参加したのが大きな転機となる。「事務所の先輩方が毎年、日テレジェニックのオーディションに出ていたので、高校を卒業して、ついに自分の番が来たんだと。オーディション期間中は『アイドルの穴〜日テレジェニックを探せ!〜』にも出演して、番組に関連してライブチャットや撮影会などにも参加して。同時進行で舞台のお仕事も入って、ほぼ休みのない日々でした」

『アイドルの穴〜日テレジェニックを探せ!〜』は候補生34人からスタートし、番組開始前に22人に絞られた。

「予選の中間発表では圏外だったんですけど、本戦に進むときの順位は1位で。番組開始前の記者会見で代表として私が話すことになって、ものすごく緊張したのを覚えています。番組の司会はドランクドラゴンの塚地武雅さんで、毎回、私は意図してないところでミラクルが起きて。さらに当時は黒髪のぱっつんロングで、見た目が妹っぽかったので、番組内でも妹キャラという立ち位置で。あえて、あざとい喋り方をして、もう一人の妹キャラの子とバチバチするのがお決まりでした(笑)。結果、グランプリに選んでいただいて、VAP賞も受賞してソロDVDも出させていただきました。別のレーベルからもイメージDVDを出すことになって、18歳、19歳の頃はバタバタと忙しくさせていただきました」

十代は順風満帆だったが、二十代になると活動に陰りが見え始める。

「日テレジェニック2014のグランプリ6人で、『週刊ヤングマガジン』さんの誌面を飾ることができたんですけど、それ以降はなかなか雑誌に出る機会がなくて。2016年、私が20歳のときにグループが解散することになって。事務所に入って6年間、ずっとユニットで活動していたので、仲間がいなくなるのは本当に寂しかったです」

解散した翌年には事務所を退所することになり、中学3年生から始めた芸能活動は白紙になった。

「事務所を辞めて、今後どうするのかを考えたときに、一旦外の世界に出て、社会を知っておいたほうがいいと思って、一般企業に就職したんです。事務職だったんですけど、席に座って作業するのが自分には向いていなくて……。毎日同じことをするのがストレスになって、どんどん内にこもってしまって、プチ鬱になるぐらい追い込まれました。改めて自分のやりたいことをやっているほうが、人生は楽しいんじゃないかと気づいて。それに事務所の先輩や同期の子が活躍しているのを見ると羨ましくて、会社は1年で辞めて、芸能の世界に戻りました」

芸能界復帰を決断したタイミングで、別の芸能事務所から声がかかり、所属することになった。最初は撮影会から始めて、復帰から1年後には4年ぶりにイメージDVDをリリースするなど、順調な再スタートを切った。すると意外なところで注目を浴びることになる。

「会社員時代に、欅坂46さんの大ファンになって、ライブや握手会に行ったり、グッズを集めたりと、オタ活にどハマりしたんです。芸能活動再開後も推し活をしていたら、2019年あたりからSNSで『こんな坂道オタがいる』ということで知っていただく機会が増えました。それをきっかけに過去の私を知らないファンの方も増えて、ウェブで坂道について熱く語る連載もやらせていただいて。会社員時代も欅坂46さんの歌詞や世界観に救われることが多かったんですけど、芸能活動でもすごく助けられました」

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