舞台「DREAM BOYS」製作発表に登壇した森本慎太郎、渡辺翔太(C)モデルプレス

Snow Man渡辺翔太、主演抜擢で“エモい”展開に SixTONES森本慎太郎は「最初で最後という気持ちで」<「DREAM BOYS」製作発表会見全文>

2023.06.30 05:00

Snow Man渡辺翔太SixTONES森本慎太郎が29日、都内にて行われた舞台『DREAM BOYS』製作発表に出席した。<※以下、会見全文>


渡辺翔太&森本慎太郎「DREAM BOYS」

森本慎太郎、渡辺翔太「DREAM BOYS」ポスター(提供写真)
森本慎太郎、渡辺翔太「DREAM BOYS」ポスター(提供写真)
2004年1月の滝沢秀明主演による初演以来、若々しく、パフォーマンス力を備えた20代のジャニーズのタレントによって、大切に演じ継がれてきた『DREAM BOYS』。17年間の長きにわたり、亀梨和也(2004~2012年主演)、玉森裕太(2013~2018年主演)、岸優太(2019~2021年1月主演)、菊池風磨(2021年~2022年主演)らを中心に、毎年様々な組み合わせで上演。2019年の公演から、演出に堂本光一が関わり、作品を磨き上げてきた。

『DREAM BOYS』20年目を迎える今回、主演に渡辺、チャンプに森本を迎えることに。2人とも、過去に出演経験があり思い入れが深く、このたび満を持しての新生『DREAM BOYS』出演となった。

渡辺翔太&森本慎太郎「DREAM BOYS」製作発表全文

顔がグッと近づき、照れながら腕を組む森本慎太郎、渡辺翔太(C)モデルプレス
顔がグッと近づき、照れながら腕を組む森本慎太郎、渡辺翔太(C)モデルプレス
― まずお二人から挨拶をお願いします。

渡辺:Snow Man渡辺翔太です。皆さん、本日は『DREAM BOYS』の制作発表にお越しいただき本当にありがとうございます。慎太郎と一緒に帝国劇場で、この『DREAM BOYS』を全力で盛り上げていきたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いします。

森本:SixTONES森本慎太郎です。皆様、本日はありがとうございます。私事ではございますが、先ほどですね、ちょっと天気が良かったので、外で散歩していました。なので、ちょっと気分が晴れ渡ってると言いますか、私の心が晴れ模様で、本日は楽しみたいなと思っております。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

※以下、記者からの質問

― お二人にお聞きします。演出の堂本光一さんからはどのようにオファーがあり、どのような話し合いをしたのでしょうか?

森本:これは2人で同時にしゃべっていく感じですか?

― (笑)順番にお聞きできれば。

森本:順番にね。

渡辺:僕から、えっと…ごめんなさい。質問もう1度お願いします。

― (笑)光一さんとどんなお話があって今回決められたんですか?

渡辺:最初にお話をいただいた時、僕は1度、実はお断りをさせていただいて。それは、変な意味ではなく、やっぱり『DREAM BOYS』っていう舞台は、ジャニーズの歴史のある舞台でもありますし、そして劇場も、帝国劇場というすごく歴史のある、すごくみんなが憧れるステージなので、僕でいいのかなっていう、ちょっと不安感があり、最初、僕じゃないんじゃないかな、なにわ男子とかどうですか、みたいなことをちょっと言いながら、お話していました。それで、後日、また光一さんから、やっぱり他も見てみたけど、渡辺がいいんだって言ってくださり、もう1回アプローチしてくださったことに心をちょっと打たれました。

メンバーの目黒蓮にも相談したところ、渡辺ならできる、やってみたらっていうメンバーの声もあって、それが相まって、やってみようという決意をしたというところでございます。具体的な打ち合わせやディスカッションみたいなものはこれからなので、ことの経緯で言うと、こういった感じですかね。

森本:実は私も渡辺翔太と同じく、1度お断りをしていまして。僕が帝国劇場という、あの舞台に立つには経験不足だっていうところがまず1つあります。SixTONESSnow Manで「少年たち」という舞台を日生劇場でやらせていただいたりだとか、舞台に立ってきた回数は、少なく、ちらほらあるのですが、やっぱり帝国劇場に、渡辺翔太と僕、2人でステージに立つには、ちょっとまだ実力不足、経験不足ではないか、ということで、僕ではないんじゃないでしょうかと。僕も、なにわ男子の藤原丈一郎がいいんですけどって、お互いなにわ男子を推薦していたんですけど、そこは偶然ということで、それくらい僕も1度お断りしていました。でも光一さんから渡辺と森本で一緒にやってもらいたいと、森本と渡辺がいいんだよねって、断った後に、もう1回アプローチしてくださいました。

僕も1回ちょっと考えますって言ってメンバーに話したところ、SixTONESのメンバーたちが、しょっぴーと慎太郎のドリボ見たいなっていう声をかけてくれて、見たいって言ってくれてる人がいるのであれば、ステージに立ってもいいのかもしれないって、自分の中で思えるようになって、出演させていただくことになりました。

― お二人は仲がいいとのことですが、お互いの印象など教えてください。

渡辺:僕が抱く森本慎太郎の印象は…彼は結構、表ではマイクを持ったりするとおふざけだったり、やんちゃだったり、すごく面白いタイプの陽気な人柄なのかなという印象ではあるんですけど、でも裏ではバラエティーもやるし、お芝居もやるし、すごくマルチに色々やってるから、多分ふざけている人ほど根は真面目なのかなと、結構ギャップがある人だと思ってます。僕は慎太郎のことは、こんな感じです。

森本:すみません、お褒めいただいて。じゃあ私の渡辺翔太のイメージですね。この場に出てくる前、5分前ぐらいですかね。袖でスタンバイしてるのとき、しょっぴーがめちゃめちゃ緊張する、こういうのってやっぱり緊張するよねって言ってるんですけど、ステージに立ったらちゃんとドシッと構えて主演らしくいますし、裏では小心者な感じを見せますけど、実は男の一面もしっかりあったりとか、渡辺翔太がテレビに出てたりすると、いじられてたり、ちょっと抜けてる部分があったりするんですけど、2人でご飯を食べに行ったりしていた時とかは、すごく頼りになる兄貴的な存在でもありました。僕は、好きな人として、尊敬する人として接してますね。

― 森本さんにお伺いしたいんですけど、最近までドラマ『だが、情熱はある』で山里亮太役のキャラクター作り、肉体作りが印象的ですが、今回のチャンプでは、どのように役作りをしようと思っていますか?

森本:役作りに関して言うと、『だが、情熱はある』というドラマで山里さんを演じていた時は増量していました。それをまず落とさなくちゃいけない。本番が9月なので、それまでには落としきれないだろうという予想もあって、身体作りは、ちゃんとできないかもしれないって、光一さんにもお伝えしてて。でもできる限り落として、絞ろうかなとは思ってます。ただ、どこまでいけるかはわからないので、できる限りやっていこうかなと思います。

僕のチャンプの前に田中樹がやっていましたが、樹とは違ったチャンプの形になると思います。樹はすごく華奢な見た目ですけど、私は男らしいがっちりとした体型ですので、そこも違ったチャンプの色が出るのかなと思うので、絞りすぎず、ある程度のこの印象みたいなものも出しながら作っていけたらなと思っています。

― 今年で20年を迎える『DREAM BOYS』ですが、どのような新しい風を吹かせたいですか?

渡辺:僕からでいいですか。昔から『DREAM BOYS』っていう舞台は、いろんな先輩たちや仲間がやられていて、そんな中で中身も変わっていったり、演出が変わっていったり色々ある中で、ここ数年、光一さんが演出をされるようになってから、また変わった『DREAM BOYS』になっているなと感じていて。そんな中で、今年、森本慎太郎とやるということで、新しい風を吹かすというよりは、僕は少し遡った、いわゆる光一さんの前の『DREAM BOYS』の要素をちょっと取り入れたい。なので、“ザ ジャニーズ”の演出と光一さんの演出の融合ができたらいいなという風に思っているので、新しい風を吹かせるというよりは、ちょっと時代を遡るっていうのもありなのかなって考えています。今後、光一さんにそれをご提案してみようかなと今、思っているところです。

森本:SixTONESSnow Manって、一緒の日にデビューしたので、SixTONESSnow Manのイメージって、対(つい)なイメージがあると思うのですが、対だけじゃない、しっかり仲のいいってところも描けたらなと思います。僕も昔の『DREAM BOYS』に出てて、そこで育ってるので、その感じと、新しくなった光一さんの演出との融合で、新しい風を吹かせられるのかなとは思ってます。

― かなり前に『DREAM BOYS』に出演していますが、当時のことで覚えていることがあれば教えてください。

渡辺:覚えていることと言えば、例えば着替えだったり、移動だったりとか、いろんな演出の都合上で、エレベーターを使うタイミングがあったりするんですよね。本番中だったりとか、一幕と二幕の間の休憩だったり。そういった時は、先輩とか主役の方が優先して、帝劇の中のエレベーターを使うんですけど、後輩の僕たちは暗黙のルールで、先輩優先みたいなところがあったので、1階から8階まで、ずっと毎回階段を往復していたという苦い思い出があるので、今年はもうエレベーターを使いまくってやろうかと(笑)。みんなで階段駆け登って、一緒にやってたよね。

森本:(階段が)らせん状なんですよ。だから登りやすく、降りやすいんですけど、気づいた時にはめちゃめちゃ体力を失われているので。

渡辺:だから多分そのエレベーターを今年は僕と慎太郎が優先的に乗らしてもらえるのかなって思うと、すごく成長を感じますね(笑)。

森本:でも僕は役作りのために階段で行こうかな。

― 今言いましたね(笑)

森本:言いましたね。あ、ちょっとカットで!すみません、なしなし(笑)

― 渡辺さんがチェックしといていただいて。

渡辺:すみません。表上のことではないんですけど、裏でのそういう苦い思い出みたいなのはちょっとあったりしましたね。

森本:僕が出させていただいた時は、亀梨くんが主役で、毎回一幕と二幕の間とかは亀梨君の楽屋にお邪魔して、その当時、好きだった女の子の話を亀梨君にずっとしていたんですよ。亀梨君は大人じゃないですか。僕はその時多分小学4年生とかで、小学校の友達の◯◯ちゃんが~という話をずっとしていたんですね。しかも亀梨くん優しいので、そうかそうか、だったらお前こうした方がいいんじゃないかって、アドバイスしてくださったりとか、そういう甘い思い出があります。

渡辺:すみません、2人ともステージ上の話じゃなくて。

次々と報道陣のリクエストに応じる森本慎太郎、渡辺翔太/クールなお顔もバッチリ!(C)モデルプレス
次々と報道陣のリクエストに応じる森本慎太郎、渡辺翔太/クールなお顔もバッチリ!(C)モデルプレス
― 渡辺さんに質問です。滝沢秀明さん、亀梨和也さん、玉森裕太さん、岸優太さん、菊池風磨さんから、今回主役を受け継がれるわけですが、今のお気持ちはいかがでしょうか?

渡辺:今こうやって言っていただいたら、すごい先輩たちとか、同世代の仲間たちがやってるなと思うと、プレッシャーは少し今の時点で感じています。帝国劇場ですから、先輩のサポート、バックにつかせていただいてたっていう印象がほとんどなので、僕たち2人がメインを張るということに関しては、すごくプレッシャーですけど、でもジュニア時代が長かったので、それを考えると、人生何があるかわからないなっていうワクワク感があって、だから過去の自分に『DREAM BOYS』の主役をやるよっていう風に言ってあげたいくらい、自分の中ではエモい展開だなと思っています。

― 歴代の中で、自分が1番だと思うところはありますか?

渡辺:なんですかね…ここが歴代の中で1番…美意識じゃないですか。ボクシングのシーンとかって、やっぱり脱ぐじゃないですか。そういう時に、肌のもちもち感とか。先輩たちがタッキーだったり、亀梨くんだったり、なかなかハードルの高い先輩たちばっかりなので、ちょっと違ったアプローチで、頑張っていこうかなと思います。

森本:でも、主演の皆さん肌すべすべよ。

渡辺:だから、初日とかゲネ前に、ちゃんと垢すりに行こうかなと思ってます(笑)。

― 森本さんはよろしいですか?

渡辺:森本さん、大丈夫なんですか。

森本:大丈夫です。

― 森本さんに伺います。先ほど田中樹さんのお話がありましたが、やはり前回のチャンプということで、ここは負けられないとか、超えたいと思うところがあれば教えてください。

森本:声量ですね。声がでかいので、声量が負けないなってところと、あと、勝手に僕の思いみたいになっちゃうんですけど、最初で最後だという気持ちで今回ステージに立とうと思っているので。1公演にかける思い、この『DREAM BOYS』での今年のステージにかける思いみたいなのが、やっぱり負けてられないなと思いますね。

― そんな樹さんの1番すごいなと思ったところはどこですか?

森本:樹って、喉に負担をかける発声方法でステージに立ってて。それを枯らさずにずっとやり続けたので、すごいなと思いますし、強いところを見せる瞬間と弱いところを見せる瞬間、その落差がすごかったなと、見てて思いました。すげぇな、樹やるなって。そこらへんも僕なりにですけど、色々チャレンジしながらやっていこうかなとは思います。

― ポスターが今までとは違ってすごくエモいと思ったのですが、エモさを出す秘訣を教えていただけますか。

渡辺:多分今までってポスターを見てる方たちに向かって、強さみたいなエネルギーとかが前面に出てるものが多かったと思うんですけど、友情物語みたいな部分が結構あるので、今回は多分そっちを前面に出しているのかなっていうところだと思います。その部分と、渡辺と森本という2人の関係性、そしてSnow ManSixTONESという同時デビューしたっていうところが対になって、作品上と普段の部分でリンクしているものがあるので、そこが今回ちょっといつもと違った感じに見えているのかもしれないですね。

― だから、エモさ増し増し増しなんですね。

渡辺:エモさ増し増しですね。

森本:しょっぴーとは普通にプライベートでも仲良くて、「少年たち」の時とかは一緒に飯食いに行ったりだとか、2人でよくしていました。デビューして、一緒に仕事をする機会は、やっぱ減り、Snow ManSnow Manで、SixTONESSixTONESでやっている中で、久しぶりに1か月間一緒に仕事をする、一緒にリハーサルをするっていうところと、あと、気の知れた仲間、普通に仲がいいからこそ出るその空気感、雰囲気感といった気持ちが多分、あふれ出てエモさが増し増しになってるのかなとは思います。 舞台期間中も終わった後に飯を食いに行こうっていう話をしてまして…毎日。僕は一応お店をセレクトしておこうかなとは思っております。

― 食べすぎないように気をつけてください。

森本:そうですね。なので、食べるものは多分毎日ささみだと思います。

― 同時デビューだったこともありSixTONESとSnow Manで比べてしまうことはありますか?

渡辺:ライバル意識みたいな…ですかね…。

森本:いや、ないですね。やっぱり仲いいですから、お互いのバチバチみたいなのは特にないです。

渡辺:デビューの時はSixTONES VS Snow Manっていう、多分VSがついているので、ライバル関係という印象が強いと思うんですけど、僕たち2グループは、ライバルっていう部分もありますが、それより仲の良さが勝ってしまっているので。でもやっぱり他のグループより意識をしてしまいますけどね。今回こういうミュージックビデオなんだとか、今回こういうシングルなんだとかっていうことはありますけど、バチバチにやってますみたいなよりは、仲良く、帝国劇場を楽しもうねっていう感じの空気感ではあります。

森本:お互いに多分楽曲が出て、MV見たりするのも、ライブ見に行ったときにシンプルに楽しみたいっていうのがすごく強くて。そういう理由で見たりもします。でも、一応VSでやってきたので、そのVS感は舞台に多分活きるとは思いますね。

― 主演を菊池風磨さんからバトンタッチされたわけですが、なにかお話されましたか?森本さんは田中樹さんからですが。

渡辺:今回は、見に行くねの一言しかまだもらってないです。でも今後、光一さんの演出について、何度も話しちゃってますけど、やっぱり先輩すぎて、意外とお話しする機会がほとんどない状況での舞台作りになってくるので、光一くんの性格だったりとか、そういう部分を菊池から探りを入れようかなって、先輩としゃべる時の対策をどうしようかなって考えています。光一くんの生態をちょっと風磨から聞こうって今思っているところです。

森本:樹からはですね、プロデューサーさんと仲良くなってって言われました。どういうことかと言いますと、リハーサルや舞台稽古だったり、ボクシングの練習だったり、すごく大変なことが続くので、“うわー疲れた”って思った時に、プロデューサーさんと仲良くしておけば、疲れたって言ったら休めるよって言われました。ずる技なんですけど、そう言われたので、それをちょっと実践しようと思っています。

― 歴史ある帝国劇場で久々のパフォーマンスをすることを楽しみにされているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

渡辺:『DREAM BOYS』っていろんな方のイメージが多分ついちゃってると思うんです。亀梨くんの印象だったり、最近だと風磨と樹っていうところの印象があるんで、変わっちゃって悲しいなって思う方もいっぱいいらっしゃる状況だとは思うんです。そんな中で、ジャニーズ舞台はどんどん進化していくんだっていうところも、僕と慎太郎で見せたいですし、『DREAM BOYS』もどんどん人が変わったら進化していくので、絶対に見にくる方には後悔させないような舞台作りを2人でしていきたいなって思っているので、皆さん期待しててください。

森本:僕と渡辺翔太なりの2人が出せる空気感と、2人だからこそできるお芝居っていうのもあると思いますし、それが『DREAM BOYS』の中に入った時に、今までとは違った変化を起こせるのかっていうところがまず1番大事だと思うので、そこを積んでいって、自分たちらしいドリボができたらなと思います。あと、僕自身で言うと、さっき言いましたけど、本当に最後だという気持ちで、最初で最後の舞台だっていう気持ちで臨もうと思うので、『DREAM BOYS』というものにかける思いみたいなものが届くように、受け取っていただけるように、精一杯努めていけたらなと思います。ぜひチェックしてくれよなって感じです(笑)

― MC:ありがとうございました。2人の仲のいいエピソードであったりだとか、男らしさ、優しさなども垣間見える、真の友情が見られる素敵なステージになりそうですね。

渡辺:ありがとうございます。今のはセリフですか?

― MC:今のはアドリブです。話を聞いていてすごく素敵だなと。

渡辺:あー、よかったです。安心しました。(台本に)書いてあったら悲しいなって(笑)

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

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