

「ちょっとの変化が自信に」劇的変化を遂げたコスプレイヤー「当時はお弁当4つを完食後、そのまま寝てました」

衣装制作やメークの練習はもちろん、徹底して体づくりにも励み、全身で好きなキャラクターになりきろうとするコスプレイヤーたち。その中には美意識の向上に伴い、「もはや別人では?」と疑ってしまうほど、劇的な変化を遂げた人々もいる。本記事では「#同一人物とは思えない画像を貼れ」のタグ付きで、過去と現在の写真の比較ツイートをアップしていたコスプレイヤー・雪乃あまねさんに注目。劇的な変化を遂げるきっかけとなったできごとや、容姿に対する周囲の反応について話してもらった。
“ブスデブ”当時の写真は、戒めの1枚として保存しています
――8年前と現在の写真を比較するツイートをされていますが、こちらをアップした理由を教えてください。
写真フォルダを整理していたら、この数年で自分の見た目がものすごく変わっていることに気付いて。黒歴史になるかもしれないけど、こんなに変わったことを皆に見てほしくてツイートしました。自分の容姿に自信がなかったり、悩まれている方たちにこの写真を見てもらって「自分も頑張れば変われるんだ!」という気持ちになってもらえたらうれしいです。
――劇的な変化を遂げられたきっかけについてもお聞きしたいです。
一時期、病気でものすごく痩せたときがあったんです。みんな心配して声を掛けてくれたんですけど、その中に「痩せてきれいになった」と褒めてくれる友達もいて。そこから自分の容姿について真剣に考えるようになり、ダイエットを始めました。当時はお弁当を4つ食べた後、そのまま寝るような生活をしていたんですけど、今では考えられないですね(苦笑)。
――容姿に関していじられたり、嫌な思いをした経験はありますか?
当時は髪形やメークに無頓着で、やりたいようにしていたんですけど、そのころから「痩せたらかわいくなるのに」とか「もったいないね」とは言われていました。面と向かって「ブスデブ」と言われたこともあります。
まだまだ満足はしていない
――では、劇的な変化を遂げたことで「良かった」と思われる経験や出来事は?
何をするにしても周りの反応がそれまでとは全然違ってきて、「ブスデブ」と言われることがなくなりました。コスプレイベントにも参加するようになったんですけど、大勢のカメラマンさんに列を作ってもらえたときはうれしかったですね。
――こちらの比較ツイートに対して、周囲からはどのような反応がありましたか?
努力がすごいと褒めてくださる方が多かったです。中国の方からもコメントが届いて、びっくりしました。
――改めて、過去と現在の写真をご覧になって思うことは?
当時は、これはこれで「自分はかわいい」と思っていたので、改めて見返すと恥ずかしいですね。「こうはならないぞ!」という戒めの写真になっています(笑)。今はこのころより自分に自信が持てるようになりましたが、まだまだ満足はしていないので、もっと美容の知識を身に着けて、高みを目指して頑張りたいです。
造形の道を究め、コミケで囲みができるレイヤーを目指す
――続けて、コスプレ活動についてもお聞きしたいと思います。雪乃さんがコスプレをしようと思われたきっかけを教えてください。
もともと配信者をしていて、活動の一環でポリスやナースのコスプレをしていたんです。それが楽しくて、もっと本格的なコスプレをしてみたいと思い、そのころハマっていた「終わりのセラフ」のクルル様(クルル・ツェペシ)のコスプレをしたのが最初です。
――コスプレをするキャラクターを選ぶ際、何か基準となるポイントはありますか?
はやりや知名度の高さは気にせず、自分が好きなキャラクターだったり、「リアルに再現できたら面白そう!」と思ったキャラクターのコスプレをするようにしています。推しになりきって、「このキャラならこういったポーズを取りそう」みたいなことを考えるのが好きなんです。
コミケで囲みを作ってもらえるくらいの人気レイヤーに
――今後挑戦してみたいコスプレや、コスプレ関係の活動があれば教えてください。
スマホゲームの「勝利の女神:NIKKE」にハマっているので、同作に登場するお気に入りのキャラクター全員のコスプレに挑戦したいです。銃などの武器や装飾品を作るのも好きなので、造形の道も究めたいですね。もっとクオリティーを高めて、コミケ(コミックマーケット)で囲みを作ってもらえるくらいの人気レイヤーになることが目標です。
――最後に、雪乃さんのように「垢抜けたい」と思いながらも、美容やダイエットに関する取り組みがうまくいかず、悩んでいる人たちに向けてアドバイスをお願いします。
最初から「10キロ痩せる」みたいな高い目標を掲げるのではなく、できることから少しずつやってみるのが一番うまくいくと思います。私の場合は小食断食という方法で無理なくダイエットをしましたが、ほんの少し生活習慣を変えてみて、ちょっとでも変化が感じられたら、その経験は自信につながると思うので。なかなかダイエットが続かない…という人には、一度試していただきたいです。
◆取材・文=ソムタム田井
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