

【舞いあがれ!】舞&御園の「こんねくと」に考証ミス? IWAKURAの子会社ではありなかった!
言っていることがおかしくない? 驚いた視聴者も少なくなかったはずだ。
3月6日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第107回では、ヒロインの梅津舞(福原遥)が元新聞記者の御園純(山口紗弥加)と一緒に起業した「株式会社こんねくと」の事務所が始動。その新会社を巡って、明らかな矛盾点が露呈したという。
舞は東大阪の町工場を繋げる会社を起業するため、実家で町工場の株式会社IWAKURAから独立。起業について元投資家で兄の岩倉悠人(横山裕)に相談したところ、IWAKURAの子会社として設立することを提案された。社長を務める母親のめぐみ(永作博美)も了承し、無事に立ち上げと相成ったはずだった。
舞と御園は町工場の経営者たちに起業を報告。名刺とパンフレットを配っていると「IWAKURAの人やなくなったん?」と訊かれ、舞は「IWAKURAの新しい事業をやる子会社です」と説明だ。
すると御園が「資本金は舞ちゃんと私で半分ずつ出して、あと銀行から融資もいただきました」との裏話を披露。「独立したつもりで頑張っていこうと思います」と頭を下げ、応援の拍手を浴びていた。
「このセリフには心底驚きましたね。だって新会社の資本金を二人が出したのなら、IWAKURAの子会社にはなりえませんからね。子会社にするなら株式の50%以上をIWAKURAが保有していなければなりません」(週刊誌記者)

そもそもこんねくとをIWAKURAの子会社として設立するのは、銀行や取引先との交渉を有利にするのが目的。長年の経営実績を持つIWAKURAの子会社なら、そう簡単には潰れないという保証になるからだ。
それなら資本金の50%以上をIWAKURAが出資し、残りを舞と御園で出し合うのが筋というもの。あえて舞と御園が資本金を全額出資し、その後でIWAKURAに50%以上の株式を譲渡するという方法もあるが、そんな面倒くさい手順を踏む意味などないのは言うまでもない。
「舞は河内大学の校舎を金網で覆う事業に関して『うちの業務として引き継がせてもらいました』と説明していました。それもIWAKURAの子会社という信用があってこそでしょう。どうやら、こんねくとがIWAKURAの子会社であることは間違いないようなので、やはり舞と御園で資本金を半分ずつ出しあったという発言は、残念ながら考証ミスと言わざるを得ませんね」(前出・週刊誌記者)
今回、クレジットには「東大阪町工場考証」と「製品開発考証」が記載されていたものの、会社設立に関する考証は行われていない様子。どうやら制作陣は子会社設立の認識が不確かなまま、こんねくとの立ち上げを描いてしまったようだ。
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