“2月6日巨大地震説”取り上げた都市伝説系YouTuber、トルコ大地震受け動画収益の寄付表明「当たってほしくなかった」

2023.02.08 16:30

提供：ユーチュラ

2月7日、「コヤッキースタジオ」（登録者数89万人）がYouTubeチャンネルを更新。動画の収益を、先日の大地震で被災したトルコに寄付することを発表しました。

2月6日に巨大地震の可能性があると話していた

コヤッキースタジオは、“都市伝説テラー”コヤッキーと、“アニメ・漫画アンバサダー”とーやの2人が運営するチャンネルで、世界各地の都市伝説や歴史にまつわるミステリー、宇宙に関する謎などを中心に取り上げ、人気を集めています。

「緊急で動画を回しております」と話すコヤッキーは、日本時間の2月6日午前10時頃にトルコで発生した巨大地震について言及します。1月30日の動画で、2月6日に日本で巨大地震が発生するかもしれないと話していたコヤッキー。日本ではなかったものの、その日に本当に大地震が発生してしまい、「反響もやっぱりデカかった」と振り返ります。

人気アニメ『ワンピース』の考察では、「また外したな」とよく揶揄されるという2人ですが、災害に関しては「外れていいんじゃないの」と話します。今回日付が一致してしまったことや、数日前にトルコで「レンズ雲」と呼ばれる「怪奇雲」が発生したことに言及していたことも踏まえ、「何も上げないのはおかしいだろうと考えた」と動画の意図を説明しています。

ちなみに気象庁によると、現代の技術では地震の発生時期や場所、規模を性格に予測することは困難であり、「地震雲」についても、どのような雲なのかや地震との関係は科学的に説明されていないとされています。気象庁の荒木健太郎氏も2月7日のツイートで、地震雲に触れ、「何度でも言いますが、雲は地震の前兆にはなりません」と呼びかけています。

改めて地震に注意するよう呼びかけ

この動画に「広告つけました」と話すコヤッキー。この動画で得られる収益は全額トルコに全額寄付すると表明します。「なるべく早くお金を届けたほうがいい」とした上で、2月28日までに緊急支援金として寄付すると説明しました。

その後はトルコの現状について説明していきます。コヤッキーによると、本震後もM5を超える余震が続いているほか、被災したトルコやシリアはレンガ造りの建物が多いため、余震で崩れる可能性が非常に高いそう。広い範囲で雨や雪が降っているため寒さなどの影響も懸念されています。これを受けて日本からは支援スタッフが現地に派遣されるほか、アメリカやロシア、イギリス、EUなど世界各国で協調体制が構築されていることも説明されます。

さらに過去の大地震が連動して起こっていたとする研究結果もあると紹介し、「これから数日間は地震のニュースに注意しながら家や身の回りの地震対策をしっかりと行い、災害に備えてください」と呼びかけました。その後とーやは、普段の動画で「笛を持って逃げましょう」と呼びかけていることを紹介。救助を求める際、僅かな息の量で大きい音を出せる笛の重要性を訴えています。

コメント欄には

トルコの復興をお祈りします。
そして、コヤッキースタジオ様の姿勢・活動を応援します。

私は東北の沿岸部で震災の際は、日本の皆様そして他国の皆様にも助けていただきました。
今後もお二人のご活躍応援しています。そして少しですが協力させてください。トルコの皆様が一人でも多く救われますように！

といった応援コメントともに多くのスーパーサンクス（動画への投げ銭）が寄せられています。