HiHi Jets・美 少年・少年忍者らジャニーズJr.出演「JOHNNYS’ World Next Stage」開幕 50人が見せた覚悟と“生まれ変わり”の瞬間<ゲネプロレポ>
2023.01.04 04:00
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HiHi Jets、美 少年らジャニーズJr.が主演を務める舞台「JOHNNYS’ World Next Stage」が1日より東京・帝国劇場にて開幕。東山紀之、堂本光一、井ノ原快彦が新たに演出を担当し、“生まれ変わり”を予感させる同作では、次世代を担うジャニーズJr.総勢50人が集結。同日公開ゲネプロが行われた。<※記事内写真ネタバレあり>
HiHi Jets・美 少年ら集結「JOHNNYS’ World Next Stage」
2012年11月初演以来、前ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川さんのエンタテイメントの集大成として上演を重ねてきた「ジャニーズ・ワールド」「ジャニーズ・アイランド」シリーズ。2025年に建て替えのため一時休館となる帝国劇場のカウントダウンが始まる中での公演。劇場に足を一歩踏み入れると、鮮やかな光が目に飛び込んできた。ステージ上の垂れ幕に「JOHNNYS’ World Next Stage」と金色の文字が映し出され、ステージ両脇にはカラフルな電飾が装着されるなど、希望の光が満ち溢れているような非日常の空間が広がっていた。さらには「ジャニーズ・ワールド」「ジャニーズ・アイランド」シリーズ、「SHOCK」シリーズ、「DREAM BOYS」シリーズなどの歴代の楽曲が客席に流れており、開演前から心躍る演出が至るところに施されていた。
ジャニーズJr.総勢50人集結で華やかに開幕
同作は約2時間5分の2部構成で上演。舞台の幕が上がるとジャニーさんの大きな肖像画が登場し、その後ろからHiHi Jets、美 少年、少年忍者ら出演者が続々と登場。「The Shining Star」を大人数で歌唱し、美声で会場を魅了。冒頭から華やかな“ジャニーズワールド”の世界へと観客を誘う。穏やかな表情の中にどこか覚悟を持ったような凛々しい表情が眩しい。続いて美 少年がピンク色を基調とした衣装を身にまとい「Where My Heart Belongs」を優雅なダンスで魅せ、HiHi Jetsはメンバーの猪狩蒼弥が振り付けた「In your life」でゴールドのきらめく衣装をなびかせ、グループの武器であるローラースケートでステージを大きく使い躍動するなど、どのグループも堂々としたパフォーマンスを見せた。場面が変わり、同シリーズではお馴染みの楽曲「Let’s Go To Earth(Starting A Journey)」を再び大人数で表情豊かに披露。ステージ上は地球や星々を表現した装飾が登場し、一気に華やかさが増す。「ジャニーさんが見ていた景色、僕たちが受け継がなきゃいけない。その景色を見つけるために僕らとともにジャニーズワールドの旅へ出掛けましょう」と呼びかけ、旅の始まりに観客は胸が高鳴ることだろう。
HiHi Jets&美 少年、圧巻の殺陣披露
高橋優斗(HiHi Jets/※「高」は正式には「はしごだか」)、岩崎大昇(美 少年/※「崎」は正式には「たつさき」)、川崎皇輝(少年忍者/※「崎」は正式には「たつさき」)、大東立樹(ジャニーズJr.)による「Four Seasons」。4人の美声が劇場全体に響き渡り、観客を一気に引き込む。さらに場面は進み、内村颯太と深田竜生(少年忍者)による中国の伝統芸能でお面を次々に変化させる「変面」、鉄枠を積み重ねた巨大セットの中ジャニーズJr.がパフォーマンスする舞台装置「Jr.マンション」が出現。Jr.マンションでは、ジャニーズJr.が息を合わせ、太鼓を用いて力強く表現するなど、ジャニーズ公演で代々引き継がれている演目で会場を圧倒した。
今回から新たに取り入れられた堂本演出の殺陣。HiHi Jetsと美 少年がステージ上で目にも留まらぬキレのある剣さばきを繰り広げ、緊迫感が漂う。これまでの華やかな雰囲気から一変し、11人の鋭い目つきや荒い息遣いが感じられたシーンは、見ているこちらも息つく暇もないほどの気迫がこもっていた。美 少年は刀を使い、和をモチーフにした白い衣装と楽曲に合わせて優雅な歌声とパフォーマンスで緊張感漂う空気感を和ませた。
橋本涼・井上瑞稀・猪狩蒼弥・川崎皇輝の芝居が光る
過去から現代に向けて歴史を辿る構成となっている1部では、戦争を伝える場面も。こちらは東山の演出により新たな台詞や楽曲で構成され、生まれ変わった。ジャニーズJr.が軍服に身を包み、真剣な眼差しで悲痛な思いを届けるシーンには胸を打たれるだろう。また、白い軍服に赤いライフルを持ち、音楽に合わせ規則正しい動きを見せるシーンでは出演者全員がぴったりと息を合わせ、見事なシンクロ率で力強さを表現していた。さらに、井上瑞稀(HiHi Jets)による1人語りから「君にこの歌を」をソロで歌い上げるシーンでは切なさが最高潮に。川崎扮する戦争に行く直前の兵士が「死にたくない」と声を震わせる姿が涙を誘う。猪狩が「日常にある幸せに気づかなきゃいけない。1人1人がこの幸せを守るための何かをしなくちゃいけない」と語りかける言葉は昨今の世界情勢と重なり、声を張り上げ訴えかける姿が印象的だった。戦争を物語るラストのシーンでは次世代を担うジャニーズJr.がSMAPの「Triangle」を歌い、楽曲に込められたメッセージを精一杯届けた。
岩崎のギターの弾き語りから芝居パートへ。橋本涼(HiHi Jets)、黒田光輝、ヴァサイェガ渉(少年忍者)ら少年が公園で平和を語らうというシーンは井ノ原が演出を担当。目標や目指すべき道に迷い悶々としている少年たちの元へ織山尚大(少年忍者)が現れ鼓舞すると、少年たちは次々に「自分が変わらなきゃ何も変わらない」「怖がっちゃだめだ」「早く次のステージへ行こう」と口にし、“Next Stage”と書かれた扉に向かって吸い込まれるように駆けていく。最後に橋本が「俺たちの時代作ってやるからさ!見てろよ!」と力強く宣言し、笑顔を見せるシーンからはジャニーズJr.として懸命に歩み続けている彼らの姿が重なり、強い信念と覚悟が垣間見えた。
1幕のラストを飾る楽曲は、鮮やかな赤の衣装で披露する「ジャニーズ・ワールド」屈指の名曲「Not Enough」。観客席にジャニーズJr.が登場し、観客を巻き込む演出で会場全体が一体感に包まれ、観客も自然と体を揺らしたくなるだろう。ステージ上では、高橋、岩崎らを筆頭にジャニーズJr.らが全身全霊でパフォーマンス。両手両足を目いっぱいに広げ、笑顔でダンスする彼らからは以前よりもグルーヴ感が増しているように感じた。
屋良朝幸&岩本照ら振り付けで参加 歴代ジャニーズ楽曲で魅了
興奮冷めらやぬまま2幕がスタート。東山演出でジャニーズの歴史を振り返る構成となっており、シンプルな舞台セットで、少年隊の「Act-Show」を皮切りに、身体能力、ダンス力が必要とされる怒涛のパフォーマンスが続く。新世代を担うジャニーズJr.が懐かしの楽曲から定番の楽曲に合わせて“ジャニーズイズム”を体現。ここでは、屋良朝幸、岩本照(Snow Man)らが振り付けをしており、ジャニーズの先輩から後輩へと“ジャニーズイズム”が脈々と受け継がれていく様子が表現されていた。途中「ルパン三世のテーマ」に合わせたパフォーマンスを披露したHiHi Jetsと美 少年ら。HiHi Jetsがルパン三世に、美 少年が銭形警部になりきり原作に忠実な衣装を着用し、タップダンスで新たな一面を見せた。少年隊の「仮面舞踏会」、屋良が振り付けた近藤真彦の「スニーカーぶる~す」、岩本が振り付けたKinKi Kidsの「硝子の少年」などで哀愁を漂わせたかと思えば、2006年にリリースされたKAT-TUNの「Real Face」が流れ、カジュアルな衣装に着替えたHiHi Jetsと美 少年がステージの両脇から登場。クールな表情を浮かべ、ステージ上で向き合う2グループ。激しいダンスに苦悶の表情を浮かべるもの、クールにこなすもの、全員の個性が光るステージは圧巻だった。会場の熱気を冷ますようにフレッシュなJr.が真っ白な衣装でSMAPの「夜空ノムコウ」をしっとりと歌い上げた。
続いて、堂本の演出による「PLAYZONE」「ジャニーズ伝説」「Endless SHOCK」「DREAM BOYS」などジャニーズ伝統の作品から4曲連続でパフォーマンスするシーンへ。出演メンバーやフォーメーションが目まぐるしく変わり、会場のボルテージは最高潮に達し、どよめきを感じる程だった
HiHi Jets・美 少年・少年忍者、新曲初パフォーマンス
ショーも終盤に差し掛かり、見どころの1つとなっているシーンへ転換。井ノ原が出演メンバーと時間をかけて面談をし、作り上げたというまさに各グループの“Next Stage”を最大限に表現したパフォーマンスを届ける。トップバッターのHiHi Jetsは赤いジャケットに黒のセットアップの衣装でミディアムテンポの新曲「NEVER STOP -DREAMING-」を初披露。ステージ上を縦横無尽に駆け巡る華麗なダンスナンバーだ。曲中ではメンバーそれぞれがラップ口調になるパートもあり「夢を諦めない」というタイトルに込められた強いメッセージ性を感じられる歌詞にも注目だ。
2番目に登場した美 少年は新曲「吉吉 Bang!Bang!」を真っ白なセットアップに花柄のジャケットを合わせたスタイルで初披露。6人で息のあったフォーメーションダンスが特徴的で、踊り出したくなるような振り付けと6人の溢れる笑顔に釘付け。これまで爽やかな楽曲も披露してきた彼らだが、タイトルにもなっている歌詞が曲中に登場し、1度聴くと耳から離れず、思わず口ずさみたくなるような美 少年を身近に感じられる楽曲となっている。
続く、少年忍者は新曲「Journey Must Go On」を初披露し、振り付けはメンバーの織山が担当。大人数の特性を生かしたダイナミックな動きでステージの隅から隅まで見逃せない構成となっている。青、緑、紫の衣装がきらめき、若さ溢れるエネルギッシュな楽曲に心が晴れるだろう。
ラストは光り輝くステージに真っ白な衣装を着こなした全出演者50人が勢揃いし、堂本が作詞、プロデュースを手掛けた新テーマ曲「天からの手紙」を歌唱。ジャニーさんやジャニーズアーティストの未来に向けての想いを抱き、達成感に満ち溢れ凛とした姿は圧巻だ。幕が降りる直前に高橋は「見ていただいた通り生まれ変わった関東Jr.です。2023年、関東Jr.の勢いで包み込めるように頑張りたいと思います」と笑顔で宣言すると、会場からは温かな拍手が送られていた。
ステージ構成や楽曲の変化はもちろん、50人の出演者全員がパワーアップした姿を見せ、圧倒的な進化を遂げた同作。全身全霊で作品に挑む真っ直ぐな眼差しや流れる汗、魂の叫びからは彼らの並々ならぬ努力や作品に携わる関係者の熱い想いがひしひしと伝わってきた。鑑賞後は、多幸感で満ち溢れるだろう。この先のエンタテイメントを引っ張っていく存在であろうHiHi Jets、美 少年、少年忍者を始めとしたジャニーズJr.の今後の成長と進化からますます目が離せない。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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