

木村拓哉、2023年4月期“月9”で主演 「教場」シリーズの原点・風間公親の“刑事指導官”時代を描く<風間公親-教場0->

2023年4月スタートの“月9”枠で、木村拓哉が主演を務める「教場」シリーズの原点である「風間公親-教場0-」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)が放送されることが分かった。
今作は木村演じる風間公親(かざま・きみちか)が、教官として警察学校に赴任する前に新人刑事の教育をする“刑事指導官”をしていた時代を描く。木村の月9ドラマ主演は「HERO」第2シリーズ(2014年)以来、9年ぶり。月9ドラマ主演を務めるのは今作で11回目となる。
原作は「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得した長岡弘樹の「教場」シリーズ。脚本は「踊る大捜査線」シリーズ(1997年ほか)を担当した君塚良一。演出は、木村と「若者のすべて」(1994年)、木曜劇場「眠れる森」(1998年)、「プライド」(2004年)など、数ある作品を共にした中江功が務める。
「教場」「教場II」のストーリー
2020年、2021年にSPドラマで放送した「教場」「教場II」は神奈川県警の警察学校を舞台に、風間公親(木村)が冷徹で“最恐”の教官として「警察学校は、優秀な警察官を育てるための機関ではなく、適性のない人間をふるい落とす場である」という考えのもと、冷酷無比なやり方で生徒らをふるいにかけていく。生徒らがそれぞれ抱える葛藤や秘密が渦巻く中で、次々と巻き起こる事件を乗り越え、卒業するまでを描いた。
「教場II」のラストシーンで、風間の右目の義眼が刑事時代の捜査中に何者かに襲撃されて負った傷であったことが判明した。しかし、風間を襲った犯人の正体や風間が警察組織に対して持つ激しい恨みの理由までは明らかにされなかった。
「風間公親-教場0-」のストーリー
今作は風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか明らかとなる。物語は、風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。
そこは「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ぶ育成システム。風間と共に、殺人事件の現場に臨場し、完全犯罪を目論む犯人や挑戦的な容疑者の前で、事件捜査の基本を試され、叩き込まれていく「事件現場自体が教場」とも言えるOJT(On The Job Trainingの略称)型の事件捜査。
「残念だが君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう。これにサインして持ってこい。いつにする、明日かあさってか、何なら今でもいい」と風間から刑事失格の烙印(らくいん)を押された刑事らは、風間流の事件捜査を学び、自らの無力さを感じ取る。両方の“眼”で誰よりも早く真相を見抜いている風間が、あえて後輩刑事に「自分で考えてみろ」と促すことによって、事件を解決に導いていくと同時に、後輩刑事の抱える秘密やトラブルをも、時に冷徹なまでの観察眼で見抜いていく。やがて、後輩刑事たちはひとりずつ「風間道場」を卒業していく。
初めて風間公親という人物のキャラクターそのものに深く切り込んでいくため、「教場」シリーズの原点であり、始まりとも言える物語だ。
刑事指導官・風間の指導を受けることになる後輩刑事役などの追加キャスト等については後日発表。
木村拓哉のコメント
――「風間公親-教場0-」の連ドラ化決定を受けていかがですか?
過去のSPドラマではまだ描いていない原作のエピソードや、まだ描いていない風間というのがあったので、視聴者の皆さんからの“続編を見たい”という気持ちが今回につながったのはうれしかったです。ただ、1作目、2作目は警察学校の中での話を作らせていただいた中で、今回はなぜ“風間公親が警察学校の教官になったのか”というエピソードを作ります。あの“教場”という特別な空間である、警察学校の中だからこそ成り立っていた風間公親という存在が、皆さんが行き交う一般社会の中にいる場合、この描き方が難しいなと思っていたんですが、そこは中江監督といろいろと話をして、詰めている途中です。
今回の連ドラ化は思い切った試みだとは思うんですが、お正月早々“こんなのをやるの?”と違和感を抱かれていた今までの「教場」を、また今回は違う違和感がある場所、その曜日のその時間帯(月曜夜9時)で、“こういうのをやって大丈夫なんですか?”という作品を作ることになると思うので、いろんな意味で皆さんに驚いていただけたら面白いかなと思っています。
――これまでの「教場」シリーズを振り返っていかがですか?
「教場」1作目の時は、あの作品を作ること自体“本当にやるの?”っていうテンションでしたし、しかもそれを年明けのみんながお正月気分でぽわ~んとなっているとき、さらには世の中の教育の流れとは全く真逆の方向性のものを放送して大丈夫なのかな?と、話しながら監督と一緒に作っていました。
2作目の時は、1作目に出ていた198期の生徒が、それぞれ各芸能プロダクションに所属している俳優さんであるにも関わらず、2作目の生徒の撮影現場に来てくれました。そこで制服を着て、先輩として所作訓練に参加してくれたり、1作目も2作目もチームで力を注いだ挑戦となりましたが、今回はそれ以上に大きな挑戦だと思いますし、そうじゃないとダメだと思いますね。
――今作で演じる風間公親は“教官”ではなく“刑事指導官”となりますがいかがですか?
風間公親が、コンビニや繁華街など、皆さんが生きている生活空間とつながる、生徒の前にいるのではなく、実際の事件の前にいる。その点では、警察学校を描いた1作目と2作目とは、風間の後ろの背景が全く違ってきます。
仮の段階の台本にも目を通しているんですけど、目を通せば通すほど、監督と会って“こうしない?、ああしない?”というところがボロボロ出てくるんです。自分からもアイデアが湧き起こるんですけど、1作目、2作目のスタッフと一緒に今回も作るので、あの空気感というものはすでに共有できているし、それが警察学校という舞台から、外の世界に出たときに、僕だけではなく、監督やずっと一緒に作ってきたスタッフと一緒に外に出るので、そこで湧いてくるアイデアやイメージはひとつも無駄にならないですよ。
――今作を月9枠で放送することについていかがですか?
連続ドラマって、毎週の放送に追われながら、並行して現場で制作していくのが通常なんですが、この作品は十分な準備をして、前もって撮影をスタートさせます。月曜9時の、その空気は自分も吸わせてもらったことがあるんですけど、ちょっと大げさな言い方になってしまうかもしれませんが、“フジの月9”っていうあの空気は、今回全部入れ替わると思います。
渡辺恒也(プロデュース)のコメント
本作は「教場」というシリーズのエピソード0であると同時に、“風間公親”という人物についての独立した物語です。「教場II」のラストシーンを撮影していたのはちょうど2年前の秋。刑事指導官時代の風間教官の姿を見て、“いつかまた会いたい”というイメージは持っていたのですが、まさか連続ドラマとして実現することになろうとは、当時思ってもみませんでした。
あの冷徹な教官が現役の刑事だった頃は、どんな人物だったのか?その刑事を襲ったあの雨の惨劇の真相は?今回はそれらのいくつかの謎が明らかになるとともに、より深く「教場」シリーズに、そして風間公親という男の人物像に触れていただけるような作品にしたいと思っています。
原作小説で描かれた数々の事件、さまざまな思惑を持った犯人たちとの緊張感に満ちた攻防はもちろん、従来の刑事ドラマとは一味も二味も違う新しい仕掛けもある、新時代のミステリ・エンターテインメントをお届けしたいと思います。放送開始は来年の春と少し先ですが、どうぞ続報をお楽しみに。
中江功(演出・プロデュース)のコメント
――「風間公親-教場0-」連ドラ化決定を受けていかがですか?
連ドラになるという構想は全くなかったので、ここまで来たことに驚いています。まず、1作目を作ったときは、探り探りでもあったし、もう皆さん見慣れているかと思いますが、木村拓哉が白髪・隻眼で出てくるって、視聴者の方も思っていなかったはずです。ただ、2作目をやる、連ドラをやるなんて全く考えてなかったです。とにかく、あの1作目に集中していたし、これをとにかく面白い作品にしようという一心で、みんなで一生懸命に作っていたような気がします。それが2作目をやることになって。さらにその続きをやりたい気持ちはありましたが、「教場II」で続きがあるとは決まってないのにあんなラストにしてしまって…。これが現実になったのは不思議な感じですね。
――今作への意気込みをお願い致します。
1作目の時は視聴者の方もわからないまま冷徹な風間を見ていたと思うんです。でも2作通して見ていただいている方からすると、卒業式のシーンなどで、風間の“温かさ”も感じられたと思うんですよ。では、今まで見てきた風間のそんな温かそうに見える部分が、本当はどうなのか?というところも見られる作品になるのではないかと思います。
ただ、それを描くのって難しいんですよ…。仮面をかぶったヒーローが、仮面を脱ぐようなものなので。警察学校にいるあの風間の素の部分を見せてしまうような、そういう意味で制作者として挑戦しがいがありますし、僕自身も楽しみですね。あの風間公親はいかにしてできたか、“風間公親の誕生を見る”という作品になると思います。
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