

元アイドル・一ノ瀬みかが思い描く"アイドルのために総合ケア施設"「夢を叶えたい子たちを支えたい」
「世界がモノクロの日々だった」昨年11月に体調不良を理由にアイドルグループ「神宿」を脱退した一ノ瀬。約半年に渡る休養期間を経て、今年4月のSNS再開より再び動き出した。6月にアパレルブランド『REFLEM』のモデルを務め、7月にはオフィシャルYouTubeチャンネルを立ち上げるなど、徐々に活動の幅を広げ始めている。しかし、この復活に至るまで、想像を絶するつらく苦しい時間を過ごしていたという。
自身の病との戦いから復活に至るまでの道程。生まれ変わった今の姿、そして今考える夢について、一ノ瀬みかの真摯な想いに迫った。(前後編の後編)
──一ノ瀬さんは復活にあたり、三つの目標を掲げました。一つが「肌が弱い方に向けた美容ブランドの立上げ」、二つ目が「アイドルのために総合ケア施設の立上げ」、三つめが「ステージに立って歌って踊る」。個人的にすごく気になるのが総合ケア施設のお話。前回のインタビューでも語られていましたが、改めて立上げを志したキッカケをうかがえればと。
一ノ瀬 ご存知の通り、私は心の病気を患っていて現在進行形で治療していますが、実は小学2年生の頃から精神的な障害をずっと抱えているんです。そうした精神面で不安を抱えながら14歳でアイドルを始めたものだから、活動当初からとにかく大変で。人と話すことやコミュニケーションをその場で取ること、大人と一緒に話し合いを行うことが非常に困難だったんです。そうした精神的な未熟さにくわえ、活動未経験からくる技術のなさにもすごく悔しい気持ちになって。
こうして私のように、若さ故に自身が感じる未熟さや社会経験の少なさ、自分への不安が積もってしまい「私なんか」と、自己否定してしまうアイドルさんはきっと沢山いると思うんです。
ライブやメディアへの出演などの仕事以外の時間……家の中でも、ライブの疲れを明日に持ち越さないようにしたり、レッスンを復習したり、体型維持や体調管理にも常に気をつけて。絶対に肌荒れしないように、髪も傷まないように、むくみもないようにケアも続けないといけない。次のライブで新曲が披露されるなら、絶対にミスをしないようにずっと家に籠って練習する。これを休みなく毎日のように繰り返していたら、精神的にもかなり堪えると思います。
──しかも、そうした過酷な毎日に加えて、お金のことや、生活のこと、様々な要因が活動する上でのしかかる。それを10代の子が自らの力で全てクリアしていくのは、ハッキリ言って困難ですよね。
一ノ瀬 本当におっしゃる通りで。正直この活動の経験を通じてもシッカリ社会に出たとは言い切れないわけです。ただ、そうした優しくない社会である一方でキラキラしている世界でもあって。この世界で頑張りたい、夢を叶えたいという子たちが沢山いるのも事実。ならば、そうした日々を頑張る子たちのために、私ができることはあるんじゃないか?って。
メンタル面はもちろん、曲がりなりにもアイドルとして走って得てきた、身体操作などの技術面や無理のないダイエットや筋トレなどの体作りの方法、肌にあったメイク道具の選び方などの、「ネットで検索しても載っていない」経験と知識を自分だけのものにしておくのはもったいないんじゃないか?と学生のときに、ふと思いついたんですよね。アイドルに必要なノウハウは本当に特殊なもので、私が学んだことや経験した事を伝えることで、アイドルの世界自体をもう少し明るくしたいと考えました。
──神宿時代から積極的に美容・健康・体作りの動画を配信していましたからね。そう言えば、ご友人であり元アイドルのくりえみさんも同じように、「1グループにつき一人は精神科医をつけた方が良い」と、業界の改善案を掲げていましたね。
一ノ瀬 実はくりえみちゃんとは一緒に話していると、よくこうした話題になるんですよ。私のこの目標をSNSで発信したら、くりえみちゃんのようにアイドルとして活動されていた方はもちろん、現役のアイドルさんからも「それ、すごくやりたいと思っていました!」という声をいただいたり、ファンの方からも「私もアイドルちゃんを応援するだけでなく、サポートもしたい」という声をいただいて。
最近、セラピストさんのお話を聞く機会があったのですが、やはりアイドルさんから現場では言えないような悩みを聞く機会が多いそうです。家族にも、マネージャーさんにも、身近な人に言えないようなつらいことや張り詰めていることって、やはり吐き出したくても、適切な場所がないからすごく難しくて。ならば、そうした緊張を上手く解きほぐせる場を作ることは絶対に必要だと思うんです。
──つらい経験をしたからこそ、そこから距離を取るのではなく改善するという意識へと向かうところが、常々「アイドルは人を救う存在」と語ってきた一ノ瀬さんらしい。
一ノ瀬 うん、やはりアイドルは素晴らしいですし、私が全青春をかけた活動でしたからね。私だけじゃない、メンバー全員、そして全アイドルがそう。メンバーが毎日頑張る姿を一番近くで見てきましたし、アイドルの真剣な姿を見てきました。その必死さに、心を鷲掴みにされ続けてきた状態なんです。
私はずっとアイドルを続けたかったですし、「私はアイドルになるべくして生まれたんだ!」と、ずっと言っていましたから。
──まず、一ノ瀬さんがこうして戻ってきて、様々なことに挑戦する姿を見せる事こそが、周りに勇気を与えると思います。最後にですが、もしかしたら偶然この記事を目にするアイドルの方もいるかもしれません。今、実際悩んでる方もいる。治療中とはいえ、もし一ノ瀬さんからアドバイスがあるとすれば?
一ノ瀬 私もまだ未熟な部分があるので、何かアドバイスを送るのは違うような気がしますが、お話なら聞けると思っています。SNSなど、定期的に質問箱なども行いますし、もしお話だけでも、助け船がどうしても欲しいという方がいたら、私のところまで勇気を出してメッセージを送ってくれたらすごく嬉しいなって思っています。
それをYouTubeやSNSを通じて、取り上げさせてもらったりして、私だけでなく、みんなで解決出来たら良いなと。何か悩みを抱えている方にはどんな形でもいいですので、いつでも少しでも力になれればいいなと思っています。
▽一ノ瀬みかグループアイドルを経て、現在は歌手・モデル・声優・作詞作曲など幅広く活動。Twitter:@mika__kmydInstagram:@MIKA_KMYD
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