

韓国の“新星”女優キム・ジウンを解説 コメディの才能も開花で演技の幅広げる<わずか1000ウォンの弁護士>

“演技の神”と呼ばれるナムグン・ミンが5年ぶりのコメディーに挑戦中の韓国ドラマ「わずか1000ウォンの弁護士」。韓国の放送では9月23日の第1話放送から同時間帯視聴率1位となり、面白さの中に爽快感や感動もあるストーリーやナムグン・ミンのコミカルな演技が話題で1位をキープ中だが、見習い弁護士・ペク・マリ役のキム・ジウンも新たな魅力で視聴者を魅きつけている。
前途洋々のはずのお嬢様、貧乏な法律事務所で見習いに
この作品は、1000ウォン(=約100円)で弁護を請け負う敏腕弁護士・チョン・ジフン(ナムグン・ミン)が社会的弱者の味方となって奮闘する、痛快リーガルドラマ。日本では「ディズニープラス」内「スター」ブランドで、毎週金曜土曜に韓国での放送終了タイミングでエピソードが追加されている。
キム・ジウン演じるペク・マリは、“ペク法律事務所”の会長の孫で法曹界の有望株。常に自信満々で少し高慢なところもあるお嬢様だ。自他ともに明るい未来を確信していたが、祖父・ヒョンム(イ・ドクファ)に、チョン・ジフンの事務所の試補として働くことを命じられ、順調だった人生に急ブレーキがかかる。だが1000ウォンの弁護料で弱い立場の人々の力になるジフンと働くうちに、彼に影響され成長していく予定だ。
ナムグン・ミンとの共演は今回で3度目
キム・ジウンは、インディーズ映画やCMで活躍していたが、2017年に「会社を辞める最高の瞬間」というウェブドラマでドラマデビュー。その後もK-POPのMVやドラマのゲスト出演などをしていたが、2019年のホラードラマ「他人は地獄だ」で主演のイム・シワンの恋人役で一気に注目された。
そして、2021年のアクションサスペンスドラマ「黒い太陽~コードネーム:アムネシア~」で国家情報院の要員でナムグン・ミン演じるハン・ジヒョクのパートナーとなるユ・ジェイという大役に大抜擢。エリート要員で、組織の闇を暴こうとするジヒョクを手伝う中、死んだと思っていた要員だった父親が自分たちの敵として現れて苦しむという難しい役柄だったが、堂々と演じて、「第16回アジアモデルアワード 演技者部門女性新人賞」「MBC演技大賞 新人賞」を受賞した。
ナムグン・ミンとは今回で3度目の共演となり、彼女が今回のドラマに出演を決めた理由は、彼が出るということも大きかったようだ。“信じて見る俳優”と言われる彼が出ると聞いて、台本を読み始めたところ、期待以上に面白かったとのこと。「コミックの要素もあるし、せつない事情をスカッと解消させてくれる爽快感もあるし、何よりもそんな中で生まれるドラマが与える暖かさを台本を読んでいる間ずっと感じていた。だから、この作品を必ず演りたかった」と、出演の動機を語っていた。
事務長役のパク・ジヌとも「黒い太陽」に続いての共演。3人一緒のシーンが多いので、「黒い太陽」との雰囲気の違いがさらに際立つ。勝手知ったる仲なので、お互いがどんな芝居をするかわかるようで、自然に息が合うようだ。韓国では、小気味良いテンポで会話が弾む様子を「ティキタカ」と言うが、彼らのやり取りは、本当にティキタカが良い。楽しんでシーンを作っているのが伝わって、見ているこちらも楽しくなる。そして、ナムグン・ミン、パク・ジヌ、2人とも、演じるシーンについて常に研究をしてくるそうで、そんな点も学びながら、マリ同様、彼女も俳優として成長しているようだ。
祖父・ヒョンム役のイ・ドクファにもとてもかわいがられている様子。イ・ドクファは大御所ながらどこの現場でもムードメーカーで、気さくで若い俳優の支えとなっている人物だが、彼女に対しても撮り終わるたびに親指を立てて「マリ、よくやった!マリ、ファイト!グッドだ!」と励ましてくれて、とても元気が出る、と、良い雰囲気で撮影できることに感謝していた。
ペク・マリは自己愛が強く自信あふれる女性
ペク・マリについては、「いつも明るくて自信があふれている姿が魅力的。それは自分自身を愛してるからこそで、“マリは本当に自分が大好きなんだな”と感じました。自分にだけじゃなく、他人にも愛を分かち合って、共感して、心を痛めて、いつの間にか成長している彼女は素敵な女性だと思う」と話した。
そして、自身とのシンクロ率は「7~80%」だそう。「私も弾けて堂々として活発な方だけど、マリほど自分を愛してない気がします。私は自分に対して冷静で、簡単に満足できなくて時々自分を苦しめてしまうんです。それに、他人の顔色もかなりうかがう方ですね」と、自分との違いをインタビューで語っていた。
カラフルなスーツでキャラクターを表現
マリの役作りとしては、衣装にも気を使ったとのこと。他人の反応より自分の考えに従うキャラクターなので、ホットピンクや赤、青、全身白など目立つ色使いのスタイリングを心がけた。「私自身は、マリみたいなカラフルな服を着たいと思っても、人目を気にして諦めたかも」と言いながらも、派手なコーディネートをしているうちに、「スーツで虹を完成させたい」という欲が出てきたんだとか。でも、「実際にやろうとすると意外に難しくて、努力中」とのことなので、最終話までに実現するのを楽しみにしたい。
楽しみ、といえば、マリは、最初は反発し、理解できない部分が多かったジフンを少しずつ知り、この先ラブラインが生まれるのか、それとも彼女と結婚することを人生の目標としている検事・ミンヒョク(チェ・デフン)の至高な愛を受け入れることにするのか―そんな恋の展開があるのかも気になるところだ。
「黒い太陽」「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」とシリアスな役が続いたキム・ジウンは、今回のペク・マリ役を演じるにあたり「キム・ジウンには、こんな面もあるんだ!と思っていただけるように取り組んでいる」と意欲満々。華やかな雰囲気ではつらつとした姿、軽快なセリフ回しで、さらにファンを増やしそうだ。
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