岡本真夜(C)WWSチャンネル

【インタビュー】岡本真夜「TOMORROW」から27年目の今。歌とピアノ、それぞれにかける想いを告白

2022.10.01 10:00
提供:WWS channel

1995年に「TOMORROW」で200万枚のセールスを記録したデビューから、2022年で27年目を迎えたシンガーソングライター・岡本真夜がWWSチャンネルのインタビューに応じた。

アーティストとして、ピアニストとして、そして30周年に向けての「今」の気持ちを語ってくれた。

Q:デビュー曲「TOMORROW」から、今年で27年目を迎えられた今、コロナ禍という時代に身を置く中で「アーティスト」としてどのようなお気持ちですか?

岡本真夜:正直、コロナ禍という状況がここまで長くなると思っていませんでした。最初の1、2年はライブが開催できず、リリースも厳しい状況でしたので「この先、どうしようかな」という悩みはあって。でもここに来て、やっと少しずつイベントが復活し、リリースできそうな雰囲気になっていますよね。そして何よりも、時代が変わろうとも音楽は決してなくならないもの。誰かを勇気付ける不思議なパワーがある音楽という場所に、少しでも長く居られるようにと感じています。

Q:コロナという状況だからこそ出てきた新たなメッセージや想いが入った曲はありますか?

岡本真夜:この先、いろいろなことが曲にインプットされて世の中に出てくるのかなというのはありますね。ここ数年は自分を見つめ直す時間でしたので、私自身「この先どうしたいのか?」という問いに対して考え、自分の想いを今まで以上に大事にしたいとあらためて感じた部分はあります。そういう「歌」が、今後は発信できるんじゃないかと思っています。

Q:10月27日(木)に浜離宮朝日ホール30周年記念で開催される「岡本真夜 コンサート〜Thanks a million 2002」について、どのような内容になりそうですか?

岡本真夜:昨年は1年遅れでデビュー25周年ライブが開催できましたが、歌いたい曲がたくさんあったものの時間制限などで歌えなかった曲もけっこうあったので……。今回のライブでは、そこを重視したいですね。足を運んでくれた方に心から喜んでもらえるライブになればいいなと思います。

Q:浜離宮朝日ホールでのライブは初ですか?

岡本真夜:何度か歌わせていただいたことがあります。とても素敵な空間で音もキレイ。アコースティック編成が基本ですけど、その中でも皆さんが元気になれるような曲を用意していますので、ぜひ楽しんでいただきたいです!

Q:昔からのファンの方や最近新たにファンになった方、いろいろな方がコンサートに来られると思いますが、どんなメッセージを届けたいですか?

岡本真夜:デビューから27年。時代の流れとともに私自身の環境も大きく変化しましたが、デビュー当時からずっと変わらない「想い」があります。皆さんが一歩前に進める勇気、誰かを大切にできるやさしさ、そういうことに気づいて「明日」に向けて前を向いて歩いていく……。自分が作った曲が人の心を動かせる音楽として発信できたらと昔から変わらずに思っています。その想いを受け取ってもらえたら嬉しいですね。

Q:1995年にリリースされた名曲「TOMORROW 」でデビューし、長年シンガーソングライターとして日本の音楽業界を牽引されていますが、最近はピアニストとしても活動されていますよね。ご自身の音楽に対する思いや感性について、シンガーソングライターとピアニスト、それぞれで違うと感じることはありますか?

岡本真夜:「想い」は歌もピアノも同じ。でも、ピアニストは言葉が入らない分、作曲のみになります。単純に作るということだけを考えると、私にとってピアノの作曲はとても自由で楽しい時間ですね。歌は自分の声の音域が限られていますけど、ピアノは88鍵どこを使っても自由に動けるので(笑)そういう意味では、いつも楽しんでピアノの楽曲を作っています。

Q:2016年にピアニスト「mayo」としてデビューされましたが、ピアニストとして活動されるきっかけは何だったのでしょう?

岡本真夜:実は、小さい頃から「ピアニストになりたい」というのが夢でした。当時はクラシックを弾いていたのですが、音大に行く前のタイミングで自分の気持ちが歌に向いてしまったこともあり、歌でデビュー。とはいえ、時間があれば常に触れているくらいピアノが大好きなことは変わらなくて。再度、ピアニストになりたいと強く感じたのは、東日本大震災でした。被災された東北の方たちのために歌を歌いに行ったとき、地元の方と直接お話したら歌を受け入れられない方がまだ多くいらっしゃるという話を聞いて。複雑な想いのまま東京に戻って、まず思い浮かんだのがピアノのインスト曲(インストゥルメンタル)だったんです。言葉がない分、その人の温度で聞くことができる!そういう風に音楽を楽しんでもらえたらと思ったのが、ピアニストとして再始動するきっかけにつながりました。

Q:これから30周年目に向かって、挑戦してみたいことはありますか?

岡本真夜:歌を歌うことは好きですけど、自分が作った曲を今まで以上にいろいろな方に歌ってほしいという想いはあります。この先、もっと楽曲提供ができると嬉しいですね。

Q:これまでの曲とこれから作る曲、音楽性で何か違う要素を入れる可能性はありますか?

岡本真夜:いろいろな種類のストック曲があるのですが「岡本真夜」のイメージに合わない曲は、なかなか世の中にお披露目するタイミングがない、というのはあります(笑)そういうストックにある曲を違う形にして発信できたらいいなと。まだ漠然としている部分はありますけど、やってみたいですね。

Q:「TOMORROW」のような明るい応援ソングを歌われるイメージが強い岡本真夜さんですが、やはり土台となるのはそういうイメージですか?

岡本真夜:世の中的にはそれが一番強いのかもしれませんが、私自身は切ないバラードの方が得意だったりするんです。とはいえ、聞いてくれる方が明るく元気になってほしいというのは、根底としてあります。期待を裏切らないようにというのもあるので(笑)自分の得意分野がチャレンジできる機会があればいいなと思います。

Q:最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。

岡本真夜:自分自身が作った楽曲が「明日もがんばろう」と思ってもらえる気持ちにつながる、そんな楽曲を1つでも残せたらという想いでがんばりますので、皆さまどうぞ応援よろしくお願いいたします。そして10月27日(木)に浜離宮朝日ホール浜離宮で開催されるライブでは「ここ」でしか感じられない気持ちや音を思いっきり楽しんでもらえたら嬉しいです。皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!


※浜離宮朝日ホールでのコンサートでは、東京国際映画祭での上映が決まっている、映画「わたしのお母さん」のメインテーマ曲「memories」も初披露されるとのこと。この楽曲はピアニスト・mayo名義で書き下ろした楽曲で10/27にデジタル配信も予定されている。

ライブ情報
「岡本真夜 コンサート〜Thanks a million 2002」
日程:10月27日(木)
会場:浜離宮朝日ホール(東京)
開場:18:00/開演:18:30
https://dreamusic.co.jp/artist/mayo-okamoto/37578.html

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