【TIF2022】TIFでデビューの「高嶺のなでしこ」、ラストアイドルの高難易度曲「青春トレイン」をカバー!
世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」(TIF2022)最終日の8月7日、10人組の新生アイドルグループ「高嶺のなでしこ」が、TIF名物の屋外ステージであるSMILE GARDENにてお披露目ライブを行った。
5月に審査を開始したオーディション「JDOL AUDITION supported by TIF」の最終合格者により結成された「高嶺のなでしこ」。7月10日に応募総数約2000人のなかから選ばれた合格者7人が決定したのに加えて、今年5月に活動を終了した「ラストアイドル」から松本ももな、籾山ひめり、橋本桃呼の3名が電撃加入。TIFでデビューという最高の舞台で、10人の夢が花開いた。
炎天下のなか、オーディションアンバサダーを務めた元HKT48・村重杏奈の呼び込みでステージに登場した10人は、黒を基調とした落ちついた雰囲気のワンピース衣装が印象的。お嬢様っぽい雰囲気を漂わせつつ、デビュー曲となる「アンチファン」と「ユメムスビ」の2曲を連続で披露だ。デビュー曲の振付はNMB48元メンバーの日下このみが担当したという。
そして3曲目にはラストアイドルの楽曲「青春トレイン」を披露。ラストアイドルの楽曲の中でも同曲は“史上最高難度ダンス”で知られ、サビでの統一感あふれるダイナミックな動きが特徴的だ。その難曲をこの日がデビューで、オーディションメンバーにはダンス未経験者も少なくないという彼女たちが披露したことの驚きは、タイトルコールの段階で観客席からどよめきが起こっていたことでも明らかだった。
自分の道を突き進もうとする若者の背中を押す「青春トレイン」は、力強いダンスに加えて迫力あるブラスセクションや掛け声が特徴的。果たして経験未熟なメンバーたちが歌い踊りこなせるのかとファンも固唾を飲むなか、元ラストアイドルメンバーの3人が他の7人をしっかりとサポートしてきたのか、この日がデビューステージとは思えないほどのダイナミックな動きでファンを魅了。パフォーマンス後には大きな拍手を浴びていた。
3曲の披露後、メンバーたちは「ご時世的にもメンバー全員10人集まっての練習があまりできずにいましたが、今日はこのような晴れ舞台でみなさんの前でメンバー全員揃ってパフォーマンスができ、最高に嬉しいです」と笑顔をみせた。籾山ひめりは「思い出のある『青春トレイン』を『高嶺のなでしこ』として披露できたことがすごく嬉しかったです!」と、元ラストアイドルとしての矜持を示しつつ、新しいグループに懸ける想いもにじませていた。
前日には指原莉乃プロデュースの「≒JOY」(ニアリーイコールジョイ/略称ニアジョイ)が、やはりラストアイドル楽曲の「愛を知る」をカバー。ニアジョイには元ラストアイドルの小澤愛実が加入しており、奇しくも2日連続でラストアイドル楽曲が披露される形となった。こういった「魂の継承」はファンにとっても嬉しいのではないだろうか。
高嶺のなでしこでは初パフォーマンスの8月7日にオフィシャルホームページとオフィシャルショップを開設。8月10日18時からはSHOWROOMの公式チャンネルにて、お披露目特番を実施の予定だ。初々しさを感じさせる10人からますます目が離せないことだろう。
(取材:中嶋未来/撮影:Issey Nakanishi)
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