ライカ門脇麦

門脇麦のライカ役、岡田結実にできなかった演技、アニー・ヒラカワは安子ではない?【2022上半期BEST 3月編】

2022.08.03 08:00
提供:asagei MUSE

 2022年の上半期に人気を博した記事を振り返る本企画。3月の「asageiMUSE」では、相変わらず朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の関連記事が上位を占めるなか、緻密なストーリーが話題を呼んだ月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」の記事もトップスリーに食い込んだ。

【第3位】だから門脇麦だったのか!ライカ役の神演技に視聴者震撼(3月11日)

 3月7日に放送された月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)の第9話では、新米刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)が、謎の女性・ライカ(門脇麦)が地面に倒れる瞬間を目撃する場面が描かれた。

「風呂光が『ライカさん大丈夫ですか!?』と駆け寄るも、主人公の久能整(菅田将暉)以外にライカという名前を知る者はいないはずで、ライカは怪しげな視線で『あなたは?』と訊ねていました」(テレビ誌ライター)

 駆け付けた看護師は「大丈夫ですか、千夜子さん?」と呼びかけ。風呂光が“ライカ”と認識していた女性は、ライカ自身が久能に対して妹だと説明していた千夜子だったことが明かされたのである。

 意識を取り戻した千夜子は周りを見渡すと「ここどこぉ? ねぇここどこなの? 私なんでここにいるの?」と、ライカの時とは違う声色でしゃべりだしたのであった。

「視聴者は《ついに千夜子が現われた!》と驚いたはず。そしてもう一つ驚くべきは、門脇が見せたライカと千夜子の演技分けです。千夜子になった時点から、ほとんど同じ容貌にも関わらずまったくの別人格であることがひと目で分かる演技となっていました」(前出・テレビ誌ライター)

 ライカから千夜子への瞬間チェンジは神演技と呼べるほどに見事なもの。ライカ役を見た目だけで選んでいたら、今回の演技が酷い出来になっていたのは確実であり、制作陣のキャスト選びが大正解だったことを如実に示す結果となっていた。

※トップ画像は©フジテレビ

【第2位】深津絵里にはできて、岡田結実にはできなかった演技とは!(3月16日)

 3月16日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第95話では、大月るい(深津絵里)が家族を伴って、父方の実家である岡山の雉真家に里帰りする様子が描かれた。

 32年ぶりに訪れた雉真家では、叔父の勇(目黒祐樹)が大月家を出迎え、妻の雪衣(多岐川裕美)も健在。このシーンに視聴者から驚きの声があがっていたという。というのも本作の「安子編」で雪衣を演じていたのは岡田結実だったからだ。

「『ひなた編』では、るい役の深津が17歳から49歳までを一人で演じています(※記事当時)。叔父の算太に至っては濱田岳がなんと13歳から73歳までをすべて一人で演じていました。それならば60代前半であろう雪衣に関しても、そのまま岡田に演じてほしかったという声が出るのも不思議ではありません」(テレビ誌ライター)

 ただ今回、雪衣に求められたのは、算太が失踪してから43年という歳月の重みを表現すること。そのためにはその歳月にふさわしい風格や存在感が必要で、それを21歳の岡田に期待するのはさすがに無理が過ぎるというものだったのかもしれない。

雪衣役を好演していた岡田結実。

【第1位】アニー・ヒラカワは安子ではない?その名前に隠された秘密とは(3月25日)

 3月25日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第102話では、ハリウッド映画の視察団として来日したアニー・ヒラカワ(森山良子)が、ヒロインの大月ひなた(川栄李奈)と言葉を交わす場面があった。

「前回の第101話でアニーが初登場した時、視聴者からは《彼女が安子なのでは?》との声が多くあがりました。るい(深津絵里)は1999年の春に安子を探すアメリカ旅行に旅立ちましたが、有力な情報は得られず終まい。そして季節が夏へと移り変わったタイミングで、安子のほうから日本に戻ってきたとの期待が寄せられていました」(テレビ誌ライター)

 しかしアニーは安子ではない可能性が高そう。しかも彼女は別の形で、物語に関わっているとの指摘もあるという。

「今回の第102話では、ラジオ英会話を聴いていると話したひなたに対して、アニーが『まだ放送されているの?』と驚く場面がありました。その驚きは、アニーが平川氏の娘や姪だからではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

 平川氏とは、終戦後の昭和21年~26年にNHKラジオ第一放送で流された「英語会話」を担当していた、元日本放送協会アナウンサー平川唯一氏のこと。ただ視聴者としては、アニーと安子が同じ日系人として交流していたという物語が欲しいところだろう。

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