「ちむどんどん」の撮影アイテムを誰でも体験できる!そのマル秘スポットとは?
これはぜひ、体験してみたいという視聴者も少なくないのではないだろうか。
7月22日放送の第75回にてヒロインの比嘉暢子(黒島結菜)と新聞記者の青柳和彦(宮沢氷魚)が結婚の約束を果たしたNHK連続テレビ小説の「ちむどんどん」。二人は沖縄北部やんばる地方の海を臨みながら、愛を誓っていた。
次週予告には和彦の母親(鈴木保奈美)が登場。どうやら物語の舞台はまたもや東京や横浜・鶴見に戻りそうな気配だが、第15週の「ウークイの夜」に登場したアイテムを誰でも体験することができるという。
「それは7月18日放送の第71回で、冒頭に登場した青いバスです。沖縄では本土復帰の昭和47年(1972年)から遅れること6年の昭和53年(1978年)7月30日に、車もアメリカ流の右側通行から日本流の左側通行へと移行。それに合わせて車体の左側に乗降口のある右ハンドルバスが大量に必要となり、当時は各バス会社が一斉に日本製のバスを購入したのです」(トラベルライター)
本作では暢子たちがまだ子供だった昭和39年(1964年)や、暢子が上京を果たした昭和47年(1972年)の場面に、左ハンドルのバスが登場。通称“ちむどん号”は米軍施政下で走っていたアメリカ製のバスを再現するため、制作陣が劇用車の専門業者に依頼し、1965年製の「GMニュールックバス」をアメリカから輸入して改造した一品ものだ。
すると今回のバスも同様に、古いバスを改造したものなのだろうか? 実はこの青いバス。古いバスであることは間違いないが、なんと今でも現役で営業運航しているというのである。
「この車体は沖縄バスが運行する通称『ナナサンマル車』で、昭和53年式の三菱ふそう製です。現在も週一往復程度、路線バスとして走行しているほか、今年も7月30日には終日、特別運行される予定。さすがに方向幕に『名護→山原』の表示が出ることこそないものの、暢子や賢秀が乗っていたのとまったく同じバスを体験することができるのです」(前出・トラベルライター)
この夏、沖縄を訪れる機会がある朝ドラファンは、ぜひ北部の名護方面に足を延ばしてみてはいかがだろうか。
※トップ画像は©NHK
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