鈴代紗弓、蟹沢萌子、夏吉ゆうこ、長谷川里桃、中川梨花が声優として出演ーーTVアニメ『シャインポスト』インタビュー

2022.07.13 00:25

小説・ライブ・アニメ・ゲームで展開するメディアミックスアイドルプロジェクト『シャインポスト』。本作のTVアニメが2022年7月よりスタートする。

今回は、物語の中心となるアイドルユニット・TINGSのメンバーを演じる鈴代紗弓（青天国春役）、蟹沢萌子（玉城杏夏役）、夏吉ゆうこ（聖舞理王役）、長谷川里桃（祗園寺雪音役）、中川梨花（伊藤紅葉役）にインタビュー。キャラクターの紹介や、TINGS・作品の魅力について話を訊いた。

アフレコ現場では春と紗弓ちゃんが重なって見えることがよくあります

●本作で皆さんが演じるキャラクターの紹介をお願いします。

【鈴代】私が演じる青天国春ちゃんは、素直で明るい女の子です。本作は「嘘」というのがキーワードになっているのですが、その点に関して彼女は奥深い何かを抱えています。何がどう奥深いのかは、ぜひ作品を見て確かめてみてください！

【夏吉】春はなんでもそつなくこなすので、知らず知らずのうちにメンバーからも頼りにされています。絶対的な指標にいつの間にかなってくれていて、大黒柱のような存在ですね。演じている紗弓ちゃんも、まさにそんな感じの方なんです。

【鈴代】そうだとしたら、ものすごい細い大黒柱だよー（笑）。

【夏吉】いやいや！　いろいろと見渡せているし、明るい性格も春と通ずるところがある。アフレコ現場では春と紗弓ちゃんが重なって見えることがよくありますね。

【鈴代】恐れ多い！　でもうれしいな。

【蟹沢】私が演じている玉城杏夏ちゃんは、教わったことやマニュアルがあるようなことならしっかりできるタイプの子です。ただ、それ以上を求められると葛藤しちゃう子なんですよ。しっかり者ではありますがお茶目な部分があって、ギャップを感じてもらえるキャラクターです。いろいろと悩みながらもしっかりしようと頑張っている彼女の姿を見ると、思わず抱きしめたくなっちゃいます。

【長谷川】杏夏は、誰も気がついていないところにも気がつく頼れる存在ですが、どこまでも真面目ゆえに悩んでしまうことがあるんです。ストイックに努力してステージに立って輝いている姿は、萌ちゃんと一緒！　重なって見えます。

一言で祗園寺雪音を紹介するとすれば、「イケメン」

【夏吉】私が演じる聖舞理王は、子供っぽくて意地っ張り。ただ、本当は自分に自信を持てず、人に優しく接したいのに「私が一番、なぜなら理王様だから！」と虚勢を張ってしまう、不器用な女の子なんです。TINGSのメンバーを尊敬していて大好きなのに、素直になれない。子犬みたいな女の子だと私は思っています。

【中川】理王は自分が思っている以上に誰かを感動させたり、明るい気持ちにさせたりしているのですが、それに気がついていないんです。普段は強がっているけども、もっとメンバーに甘えていいんだよ、弱い部分も見せていいだよって言いたくなる子ですね。

【長谷川】これから作品を知る方に一言で祗園寺雪音を紹介するとすれば、「イケメン」。カッコいい子です。また、どこまでが演技で、どこからが素なのかがわからないキャラクターでもあります。そういう態度をとっている理由も、物語が進むと明らかになっていくので、ぜひ最後まで彼女を見守ってください。

【鈴代】雪音ちゃんは物語が進んでいくごとに、真の魅力が伝わるようになる子だと思います。最初と最後で、一番変化を感じられるキャラクターなんじゃないかな。

【中川】伊藤紅葉は雪音と一緒に“ゆきもじ”というユニットで活動していて、彼女のことをとても尊重しています。性格は理王いわく、「戦慄するバカ」。勉強がちょっと苦手な女の子です（笑）。言い間違えをよくするのですが、それにも気が付いていないんですよ。また、誰かを独りにするのが嫌いで寄り添おうとする、やさしい子でもありますね。

【蟹沢】紅葉ちゃんはツインテールで背が小さくて、ワンちゃんみたいな子です（笑）。人のために動ける優しさを持っている点は、梨花さんと似ているなと思いました。雪音ちゃんと同じく物語が進むごとに魅力が増すキャラクターなので、その変化にも注目してみてください。

このアイドルユニットは誰が抜けても成立しないんです

●皆さんのキャラクターが所属するTINGSは、どんなアイドルユニットですか？

【夏吉】TINGSは大きな夢を抱くも、小さな成果しかあげられないアイドルユニットで、クセの強めなメンバーがそろっています。ただ、向いている方向はそれぞれだけども、みんなのために頑張るぞっていう気持ちがわちゃっと集まって、結束するんですよ。それがTINGSの魅力かなと私は思っています。

【長谷川】このアイドルユニットは誰が抜けても成立しないんですよ。誰が欠けてもTINGSにはならない。その唯一無二感も魅力なんじゃないかと個人的には思っています。

【中川】あと、キャラクターとキャストがリンクしているよね。

【夏吉】そうそう。春の惜しげもなくみんなのために頑張れるところは、紗弓ちゃんとすごく似ている。

【中川】歌が上手でリードしてくれるところは（夏吉が）理王とリンクしているよ！　杏夏はMCをすることが多いけど、もえぴも上手だからそこも似ているよね。

【蟹沢】うれしいです！　

【夏吉】りかりん（中川）は周りを見る力がすごくてやさしいという根っこの部分が紅葉に似ているし、背が高くてスタイルがいいけど内面がかわいいという点で雪音とりもも（長谷川）もリンクしているなと思う。

【鈴代】こうやってみんなが温かい言葉をかけてくれるので、大変なことがあっても頑張れます。積み重ねたチームワークはアフレコにもいい影響を及ぼしたんじゃないかな。

誰かが頑張る姿って素敵だなと思える作品です

●最後に、本作の推しポイントを教えてください。

【鈴代】作中で、輝こうと奮闘する彼女たちから元気やパワーをもらえるような、誰かが頑張る姿って素敵だなと思える作品です。また、本作には、アイドルのことを大好きになってもらいたい、アイドルを好きという人が「大好き」と言える世界を作っていきたい、というニュアンスの言葉が出てきます。この作品を通じて、「好きなものを好き」と堂々と言える人やそういう考え方を理解してくれる人が少しでも増えればいいな。応援、よろしくお願いします！

（取材・文 / M.TOKU）