フジ宮司愛海アナ「イット!」メインキャスター決定 加藤綾子卒業後の新たな“報道の顔”に
2022.07.04 05:00
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フジテレビの宮司愛海アナウンサーが、10月から同局系『Live News イット!』(毎週月~金曜15時45分~)にメインキャスターとして加入することが決定。現在メインキャスターを務める榎並大二郎アナウンサーとタッグを組み、全国に最新のニュースを伝える。
宮司愛海アナ「イット!」メインキャスターに決定
2019年4月にスタートした『Live News イット!』が、この秋、新ステージに入る。10月に新たな“報道の顔”として宮司アナウンサーが番組に加入する。榎並と宮司の新コンビは36歳と30歳(7月4日現在)、フッシュな顔ぶれとなる。注目は榎並と宮司のツートップ取材。2人が積極的に現場取材を行っていく。インターネットで簡単に情報が手に入る時代だからこそ、現場でしか分からない空気感や自分の目で見たモノを視聴者に直接お届けする。
同時にスタジオでは、『イット!』が掲げる、「それそれ!」という共感や、「それ、知りたかった!」という発見を大事にしたニュースを一層追求していく。榎並は報道の現場で、宮司はスポーツの現場で多くの人と接し、様々な場面を目撃してきた。そうした2人がそれぞれの経験をもとに、フレッシュな感性で伝えていく。
またガチャピンが南極大陸に初上陸する「南極取材プロジェクト」(仮)など、10月から大型企画も。フレッシュ&アクティブに、『イット!』第2章の幕明けとなる。
宮司愛海アナ、“スポーツの顔”から“報道の顔”へ
榎並とともに新たにメインキャスターを務める宮司は、2015年にフジテレビに入社。『めざましテレビ』の情報キャスターなどを務め、2018年には土日のスポーツ番組『S-PARK』のメインキャスターに抜擢された。そして昨年の『東京オリンピック』や、今年2月の『北京オリンピック』でもフジテレビのメインキャスターを務めるなど、“スポーツの顔”として数多くのスポーツ中継・番組を担当、その中で、多くの現場取材も経験し、現場の熱気を伝える力や、アスリートたちからコメントを引き出す力を磨いてきた。入社8年目となった今年4月には、『FNN Live News days』(月、火曜日のキャスター)で初めて本格的に報道番組を担当。そしていよいよこの秋、夕方の3時間15分の生放送、『Live News イット!』のメインキャスターに就任し、“報道の顔”となる。
宮司愛海アナが意気込み「人に対する想像力を磨いていきたい」
新たな挑戦に宮司は、「東京と北京という2度のオリンピックでのキャスター経験を経て、より幅広く、世界と、社会と繋がってみたい、さまざまな視点を学びたいと思うようになっていたところでもありました。今は、大きな責任を感じながらも、どこか挑戦者のような気持ちでいます」と思いを語った。さらに伝え手・取材者としてできることは「人々の架け橋」になることだとの考えを明かし、「キャスターである前に、人の痛みに寄り添える人間でいたいです。さまざまな立場の方々と接し、言葉を交わすことで、人に対する想像力を磨いていきたいと考えています」と意気込みを語った。
宮司愛海アナとタッグ・榎並大二郎アナ、誠実さ&親しみやすさで人気
榎並は2008年4月にフジテレビ入社し、同年10月から『FNNスーパーニュース WEEKEND』でスポーツコーナーを担当。2013年4月からは『FNNスーパーニュース』のキャスターとして、事件・事故・災害など様々なニュースの現場に行き、取材を重ねてきた。2015年からは『バイキング』で進行を担当。MCの坂上忍とのコミカルなやりとりも記憶に新しい。2020年9月からは『Live News イット!』メインキャスターに就任。普段は冷静かつ明るくニュースを伝えながら、時に感情があふれ出すその誠実な人柄と親しみやすさで愛されている。
榎並大二郎アナ、宮司愛海アナを語る「アナウンサーの鑑です」
秋からコンビを組む宮司アナについては、「事前の入念な準備や制作スタッフとのコミュニケーションを大切にする、丁寧な仕事ぶりが今も印象に残っています。不断の努力を怠らない、アナウンサーの鑑(かがみ)です。…人事考課のような文章になってしまいました(笑)」と榎並らしいコメントも。後輩を引っ張って行く立場になるが「加藤綾子さんを中心に築き上げてきた“共感“や“優しさ“といった『イット!』のカラーを大切にしながら、チーム一丸となって、日々のニュースをお伝えして参ります」と決意を語った。
榎並・宮司の2人をメインに10月に新たなスタートを切る『イット!』。今までと変わらず、等身大の目線を大切にし、視聴者と一緒に一日を共感するニュースを目指していく。(modelpress編集部)
メインキャスター:榎並大二郎アナ コメント
― 2020年9月に「イット!」に加入してまもなくおよそ2年、印象に残った出来事、ニュースは?「昨年、事故後10年の福島第一原発の状況についてお伝えしました。自身3度目となる原発取材で、廃炉に向けて前進した部分も見えましたが、遅々として進んでいない、デブリ取り出しや処理水の課題を目の当たりにしました。廃炉に向けて険しい道のりが続きますが、これからも伝え続けていきます」
― キャスターとして大事にしていること、心がけていることは?
「スポーツも芸能も、全てが“ニュース”。という大先輩の言葉を常に念頭に置いています。スポーツニュース、芸能ニュースなどと枠に収めず、世の関心事を、真摯にお伝えできればと思っています」
― 10月から後輩を引っ張っていく立場に。どんな番組にしたいですか?
「加藤綾子さんを中心に築き上げてきた共感や優しさといった『イット!』のカラーを大切にしながら、チーム一丸となって、日々のニュースをお伝えして参ります」
― 宮司アナとコンビを組むことについてお気持ちを教えてください。
「仕事を共にしたのは数える程度ですが、事前の入念な準備や制作スタッフとのコミュニケーションを大切にする、丁寧な仕事ぶりが今も印象に残っています。不断の努力を怠らない、アナウンサーの鑑です。…人事考課の文章のようになってしまいました(笑)。とにもかくにも、頼もしい後輩です」
メインキャスター:宮司愛海アナ コメント
― 「イット!」メインキャスターの話を受けてどう思いましたか?「これほどの大役が自分に務まるか、不安な気持ちでいっぱいになりました。ですが、東京と北京という2度のオリンピックでのキャスター経験を経て、より幅広く、世界と、社会と繋がってみたい、さまざまな視点を学びたいと思うようになっていたところでもありました。今は、大きな責任を感じながらも、どこか挑戦者のような気持ちでいます」
― スポーツで、大イベントの東京五輪、北京五輪のメインキャスターを務め学んだことは?
「追う者、追われる者。さまざまな国の選手たち。立場が変われば見える世界は変わり、人はそれぞれに違う景色を見ています。伝え手として、取材者としてできることは、さまざまな人の想いを言葉にし、人々の架け橋となることなのではないかと、4年間のスポーツキャスター経験から学んだような気がします」
― アスリートを取材する中で、印象に残った言葉は?
「アスリートの方々の言葉は、どれもそれぞれに思いのこもった忘れがたい言葉で、一つを選ぶことができません。そんな中で、今あえて申し上げるとすれば、アーティスティックスイミング・井村雅代ヘッドコーチの“簡単に取れないメダルにこそ価値があるんですよ。簡単に取れたら、もういいかって人間は思うから”という言葉です。どんな仕事にも繫がるような気がして、苦しい時にはその言葉を思い出し、勇気をもらっていました。手にするものはメダルではありませんが“どんなことでも前を向いて取り組めば、自分の人生の力になる”と励まされます」
― 報道でまだ3カ月間と短い期間ですが、そこで得たものは?
「いま私が担当しているお昼のニュースは、放送中も、現場が動き、常に状況が変わり続けています。その中で、たとえるならば、これまでの仕事で求められてきた"筋肉"とは全く違う場所の筋肉を鍛えているような感覚になることが多いです。瞬時に原稿に目を通し、それを正しく読み、伝えるには、世界で起きている様々な問題が、自分の生活とも繋がっているということを想像しながら過ごすことが大切なのだと思わされています。まだまだ、力不足を痛感してばかりの日々です」
― 改めて、どんなキャスターになりたいですか?
「キャスターである前に、人の痛みに寄り添える人間でいたいです。さまざまな立場の方々と接し、言葉を交わすことで、人に対する想像力を磨いていきたいと考えています」
― 榎並アナとコンビを組むことについてお気持ちを教えてください。
「社内の誰からも好かれる稀有(けう)な存在の先輩です。これほど共感力のある人がいるのかと毎日驚いています。SNSなどで同僚をフィーチャーした面白動画を制作するのが好きで、いろんな人をイジる側に回ることが多いですが、実はちょっとイジってほしいタイプなのでは…?と推察しています。これから、失礼にならない程度にいろいろと試してみたいと思います(笑)」
チーフプロデューサー:高田圭太(フジテレビ ニュース総局 報道局)コメント
「今回、『イット!』に加入する宮司アナウンサーは、スポーツ取材で積み重ねた確かな経験と、フットワークの軽さ、何よりも真摯に取り組む姿勢が魅力です。そしてコンビを組む榎並アナウンサーは、これまで喜怒哀楽、様々なニュースの現場を取材しスタジオから伝えてきました。こうした経験を積んできたフレッシュな2人が、スタジオから、そして時にスタジオから飛び出して現場からニュースを伝えることで、視聴者の皆様から“それそれ!”と共感いただけるような番組をお届けして参ります」
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