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中川翔子が語る、年齢に縛られない生き方「“しょこたん”も“翔子さん”も大事にしたい」
6月8日に芸能界デビュー20周年を記念した写真集『ミラクルミライ』(講談社)を発売する、歌手・タレントの中川翔子。ブログや「しょこたん語」などあらゆるブームを生み出してきた彼女に、これまでの足跡をたどってもらいながら、30周年を見据えての未来の進み方について聞いた。(前後編の後編)
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──20周年を迎えたわけですが、この先の来るべき“ギザ30”への道程は考えたりされますか?
中川 最近「しょこたん」って、いつまで呼んでいただけるのか?と、考えるんです。呼び続けていただけるのは当然うれしいのですが、最近は「翔子さん」と呼ばれることも増え、それも面白いなあと思うようになってきたんです。そう考えていたタイミングで先日、松田聖子さんのディナーショーを見に行ったんです。もう、その日は、デビュー当時から変わらないキラッキラの「聖子ちゃん」としてミニスカートを穿いて、花道を猛ダッシュで駆け抜けていらして。可愛い!と感動する一方で、神々しい「聖子さん」の姿もあって。ああ、歳を重ねるってこういうことなのか……と感動したんです。「聖子ちゃん」であり「聖子さん」でもある……これって松田聖子さんが長年積み重ねてきたからこそ出せる魅力なんです。
──確かに、松田聖子さんの年の重ね方は理想的な形の1つかもしれませんね。
中川 ならば私も!と、先日開催したバースデーライブで、『みつばちのささやき』という、ザ・ブリッ子なアイドルソングを披露したんです。合間に「しょ・う・こ、foooo!」という煽りが入る、非常に今やるには恥ずかしい曲なのですが(笑)、それが見たいというファンの方が多くて。松田聖子さんが「聖子ちゃん」の姿を見せたときに嬉しくなるように、私にもいつまでも「しょこたん」としての姿を期待する方がいる。この先きっと「翔子さん」の面が大きくなるかもしれませんが、「しょこたん」の面も大切にし続けようと思いました。「もうこんな歳だし……」と諦めることほどバカバカしいものはないんです。大人としてちゃんとするところはして、年齢に縛られない部分はそのまま大切にし続けていきたいですね。
──そうですよね。先日、20年以上のキャリアがあるロリィタモデルの方にインタビューした際も、「何歳でも好きなことをしていいんです」と語っていらして。年齢は諦める理由にはならないなと。
中川 本当に! そういう意味で「しょこたん」の自分を大切にし続けたいし、歌手、タレント、女優、声優……芸能界には色んな立ち位置がある中で“こうじゃなきゃいけない”というところから遠い人でいたいんですよね。去年、仲良しの北乃きいちゃんに旅番組の収録で久々に会ったんです。きいちゃんも女優さんとして活躍されながら、朝の情報番組のMCをされていて。ただきいちゃんは「その道のプロフェッショナルになれないことが自信のなさに繋がっていた」そうで。けど海外留学をした時に、向うの方はMCの方が歌も歌って、トークもなんでもやる。それが当たり前なんそうで。その時、「『ああ、私も縛られなくていいんだ』と気づいて。役者も、朝の情報番組の司会も全力で頑張ろうと思えました。中川さんは長年、あらゆることを全力でやられていて、素晴らしいなと思います!」と言ってくれたんですね。きいちゃんの姿勢、すごいカッコイイ!と思ったし、「素晴らしい」と言ってもらえた以上、あらためて“縛られない”人でありたいなと強く思えたんです。
──まさにそれが“タレント”として正しい姿なのかなと。
中川 ここ最近の予定を振り返ると、先週はライブ、その後はYouTubeで好きなことをして、その後は『ひるおび』に出演して、その後はバラエティ……相変わらず定まっていない(笑)。けど、それが本当に心地いい。こういう時、ふと父(中川勝彦)を思い返すんです。父は俳優としてデビューして、ロックを歌って、絵本も描いて、声優もやって……もう、今で言うマルチな人で。きっと父はSNS、YouTubeがあれば絶対に「面白いな!」と食いつき、そこでも輝いていた人なんですよ。私はそういう意味で、父のやれなかったこと・生きていたらやっていただろうことを、引き継いで活動しているのかもしれません。
──好奇心があり続ける限り中川さんの未来は広がり続けていくでしょうね。この数年でYouTubeに出会ったように、この先新たなガジェットが出てきてはそこに可能性を見出すでしょうし。
中川 そうだと思います。10年前何していたんだろうなあと振り返ると、確かにやりたいことはやりきれていなかったんですよね。憧れの小林幸子さんがまさに「新しいものを否定せずに受け入れる」という姿勢の方で、私もその姿勢を大事にしていきたい。否定しだしたらそこで人間終わり、面白そう!楽しい!というマインドが、この先の「ミラクルなミライ」を運んできてくれると思うんです。時に大変なこともあるかと思います。けど、『空色デイズ』の≪憧れに押しつぶされてあきらめてたんだ/果てしない空の色も知らないで≫という歌詞の通り。ぱっと青空が広がる時もあれば、シットリとした曇りも、雨もある。そうした空模様のように、人生って様々な一面がある。それでいいじゃないか。その時々の空模様を楽しめる私でいればいいじゃないかって。
──仕事でつらい時に、この話を聞いたら勇気が湧きますよ。
中川 正直言えば、何度も辞めようと思ってきた人間ですから(笑)。どの世界に生きていても、どんな生活していても、挫折とか苦悩ってありますよね。夜一人でお散歩している時に、ふと外から柔軟剤の香りが漂ってきた時、「みんな、苦労しているんだよなあ……」と、この街に生きている人、全員に思い馳せてしまって。様々な理由の苦労や苦悩があって、みんなギリギリで頑張っているんだよな、偉いよな……と、この地球上で生きているみんなを尊敬しました。こんな私も大丈夫なんだから、今つらい想いをしている方もきっと大丈夫! 頑張るみなさんの未来は絶対にミラクルなんです!!
(取材・文/田口俊輔)▽中川翔子(なかがわ・しょうこ)1985年5月5日生まれ、東京都出身。「しょこたん」の愛称で知られ、歌手・タレント・声優・女優・イラストレーターなど、活動は多岐に渡り、多数のバラエティ番組にも出演中。芸能界デビュー20周年を記念した写真集『ミラクルミライ』(講談社)は2022年6月8日発売。Twitter:@shoko55mmtsInstagram:shoko55mmtsYouTube:中川翔子の「ヲ」
▼中川翔子写真集『ミラクルミライ』(講談社)発売日:6月8日(水)定価:2,970円(税込)判型:AB判内容:144ページ<特典>ポストカード1枚(全3種)amazon:
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