

「酒、パチスロ…それまではダラダラ生きていた」スターダム ウナギ・サヤカ覚醒のきっかけ
女子プロレス団体「スターダム」で活躍しているウナギ・サヤカ。かつては、ジュニアアスリートととして活躍し、さらに地元大阪でアイドルグループに所属。その後羽渚さやか、卯渚さやかという名でグラビア界にも進出した。そんな彼女が、20代後半というやや遅咲きでレスラーへと転向。東京女子プロレスに所属し、2020年にリングネームをウナギ・サヤカに改めてスターダムへと入団したのだ。色彩豊かななキャリアを経て、なぜレスラーへの道へと進んだのか。そして、『花の慶次』の戦国武将・前田慶次のように「私も傾奇者になりたい!」と宣言する彼女は、どんな未来を見据えているのか…。元週刊プロレスの記者、小島和宏が直撃した。(前中後編の中編)
ウナギ・サヤカの覚醒のきっかけは、コロナ禍だった。ちょうど、その時期、ウナギ・サヤカはヒジを怪我して長期欠場中だった。
「これはチャンスだと思ったんですよ。いままでは私ひとりだけがケガで休んでいたけど、コロナ禍でみんなが休むことになった。試合はもちろん、練習すらできない。みんながなんにもできない状況だから、みんな油断する。ここで自分を変えて、驚かせてやろう、と」
そう考えたのには、もうひとつ理由があった。
怪我が癒えて、道場で練習を再開したとき、いままで出来ていたことがブランクを経てまったく出来なくなっていたことに衝撃を覚えた。さらに完全に後輩に追い越されてしまったという現実を突きつけられて、相当、凹んだという。
「それまではダラダラ生きていたんですよ。試合も月に4本ぐらいしかなかったので、本当に朝までハイボールを飲んで、そのまま朝イチからパチスロ屋に並んで(苦笑)。でも、自分を変えようと思ってからは断酒しました。それから1か月で12㎏ぐらい減量したんですよ。完全にスイッチが入りましたね」
こうなると見えてくる風景も変わってくる。
生まれてから一度もプロレスを見たことがないままプロレスラーになったウナギ・サヤカはデビューしてからも東京女子プロレスしか知らないでいた。しかし、ストイックな日々を送る中、はじめて他団体の試合映像を見た。それがスターダムだった。
「本腰を入れてプロレスをやるんだったら、スターダムだなって、そのときに思ったんです」
女子プロレスをあまり知らない人にとっては意外かもしれないが、スターダムと東京女子プロレスのファン層というのはあまり被っていない。だからスターダムのファンは、いきなり現れたウナギ・サヤカを「誰?」という異物を見るような目で迎え入れた(肉体改造に成功していたので、すでに過去の彼女とはプロレスラーとしてのフォルムも激変していたのだが)。
これも大きく変わるチャンスのひとつだったが、「誰?」から理解が進まないうちにズカズカとスターダムの世界に踏みこんできて、中野たむ率いるコズミックエンジェルズに加入すると、1カ月後には6人タッグの最高峰であるアーティスト・オブ・スターダム王座を獲得。一部のファンからは「誰?」が「誰だよ!」という反感も抱かれた。
致し方ない部分もあった。当時の彼女の試合ぶりは、まだまだチャンピオンというにはちょっとレベルが……という感じ(実際、シングル王座にはここから半年以上、何度挑戦しても手が届かなかった)。その流れを変えたのが2021年2月に開催された『ウナギ・カブキ7番勝負』。毎大会シングルマッチが組まれたのだが、その相手がジュリア、朱里、岩谷麻優といったトップどころばかり。しかも、どの選手もウナギの壁になろうと厳しい攻めを見せる。特に「スターダムのアイコン」としてバリバリのベビーフェイスである岩谷麻優が鬼の形相でキラーぶりを発揮した一戦には、全観客の背筋が凍った。まさに地獄の7試合である。
「キツかったですけど、あれがあったから今の私がいる。経験値が足りなかったから、シングルマッチをいっぱいやるしかなかったし、このリングで生き延びていこうと思ったら、やっぱり強いヤツと一発タイマンかまさないとダメなんですよ! ただ、あの7番勝負は私よりも対戦してくださった方たちにとっての試練だったんじゃないか、と思います。だって、その気になれば、あのころの私なんて3分で倒せるんですよ、みなさん。そんな私と闘って、ちゃんとした試合を成立させてくれた。トップに立つプロレスラーの懐の深さと力量をすごく感じましたね。
あの7番勝負のおかげで、なんとなく『矢印はこっちなんだよ』とみなさんに導かれたような気がします。その直後に日本武道館大会があって、そこでは7番勝負が終わった解放感しかなくて、まさにあの日、自分が“傾奇者(かぶきもの)”として生きていくにはこっちだ、という矢印を見つけたような気がします」
その数か月後、彼女はリングネームを現在のウナギ・サヤカに改め、スターダムのリングに上がっていた。(後編へつづく)
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