ジョイマン高木が語る“一発屋芸人”時代「受け入れることができなくて、外を歩くのも嫌でした」
2008年『爆笑レッドカーペット』などで大ブレイクしたお笑いコンビ「ジョイマン」。しかし、そのブームは約2年で終了。高木晋哉はTwitterでエゴサーチを繰り返し、「ジョイマン消えた?」というツイートに対して、「ここにいるよ」とリツイートで答え始めた。次第に、安否確認のリツイートをし続けている高木のTwitterが注目を集め、「この先 菅田将暉週7 小松菜奈」で20万件のいいね!を獲得するなどタイムリーな韻がバズるように。そんな高木の哀愁ツイートとラップネタを収録した書籍『ここにいるよジョイマン・高木のツイート日記』(ヨシモトブックス)が、3月17日に発売された。今回、高木にツイートを投稿してきた際の心境や、ブレイクでの手応えから苦戦を強いられた時期まで、心境を聞いた。(前後編の後編)
──2008年年頃はショートネタブームもあってジョイマンはブレイクしますが、しだいに人気がさざ波になっていくなかで、芸風を変えようと考えたこともありますか?
高木 めちゃくちゃもがいてました。ラップのない普通のコントに挑戦したんですけど、やっぱり楽しくない。だから、ジョイマンのネタのバージョンを増やしたんです。ロボコップのような仮面を被って「メカゴー」と言う「メカジョイマン」だったり、ちょんまげを被って「いざごー」と言う「侍ジョイマン」だったり。
──めちゃくちゃ面白そうですね(笑)。
高木 聞いてる分には面白いかもしれないけど、実際に観た人からは「やりたいことはわかるけど」という反応が返ってくるんです。その結果、「やっぱりプレーンなジョイマンがいいな」と落ち着きました。
──ふさぎこんだ時期もありましたか?
高木 ありましたね。その時期は「一発屋芸人」という言葉を受け入れることができなくて、外を歩くのも嫌でした。ムーディー勝山さんやレイザーラモンHGさんの一発屋オールスターズに入れてもらってから、ようやく「一発屋で~す」と胸を張って言えるようになったんです。「サイン会0人」で底を見たことも大きかったと思います。落ち続けて、落ち続けて、やっと底についた。ここからは登ればいいだけだ、と吹っ切ることができたんです。
──書籍『ここにいるよ』には過去にツイートしたラップも収録されています。
高木 活字のほうが伝わることもあると思って実験的なラップも書きました。1文字でラップできないかと「わ~ 輪」と書いたら、「雑なんじゃないですか?」「ラップじゃないと思います」とお叱りの声をいただきました。
──高木さんはラップ芸人の先駆けですよね。
高木 それまでもラップを取り入れたネタをやる芸人はいたけど、そんなネタを見ているうちに「もっと飛ばしたほうがいいんじゃないか」と思ったんです。それで、意味は関係なく語感だけのラップで全編やってみようと作ったのが「ななななー」のネタでした。
──最近は本格的なラップをやる芸人も増えましたが、高木さんはどう見てますか?
高木 すごいと思います。僕にはできませんから。ただ、あれをやってしまうとジョイマンじゃないんです。あえて上手くならないようにしている部分もあります。
──『かまいがち』(テレビ朝日系)でのかまいたち山内さんとのラップ対決も面白いです。
高木 やってる時は何が面白いのか全然わからなくて。面白くなっているとしたら、かまいたちのおかげです。ありがとう、ししとう。
──最近はネタ中の高木さんの跳躍力が上がっている印象があります。
高木 吹き抜けのショッピングモールでネタをやることがあるんですけど、「2階にいる人と目が合いたい」と思って高くジャンプしているうちに、跳躍力が上がってました。その分、ネタのテンポが遅くなっているので、「遅くなってるじゃん」と指摘されるんです。
──けっこう気づく人がいるんですね。
高木 「前のほうがよかった」と言う人もいるんですけど、僕はもっと高く跳びたい。目的が笑わせることより高く跳ぶことに変わってきているんです。
──年齢を重ねると跳躍力は落ちそうなものですが。
高木 番組の企画で、僕の跳躍力を調べたら「モンスターボックスの池谷直樹さんと同じ記録です」と言われたこともあるんです(笑)。
──すごい(笑)。
高木 もっと高く跳べるようにアスリートの方にもアドバイスをいただきました。上半身と下半身を連動させることが大事で、肩を上げて、上を見るといいそうです。こういう感じで(ジャンプして見せる)。
──ブレイク時より、かなりフォームが変わってますね。
高木 はい(キッパリ)。高く跳びたいので。
──跳躍力以外で気になったのが、最近、ツッコミの池谷さんは「なんだこいつ~!」しか言わないですよね。
高木 気づきました? 池谷は「なんだこいつ~!」以外のツッコミを捨てたんです。営業先でとにかく明るい安村さんから「全部を『なんだこいつ』にしたら面白いんじゃないか」と言われて、『ドリーム東西ネタ合戦2022』(TBS系)の「ちょうどいい芸人」枠に出していただいた時に試したんです。ぶっつけ本番でやったら、芸人さんたちが「もっと言うことあるやろ」とガヤを入れてくれて面白くなったんです。ただ、エゴサーチしたら「こんなに『なんだこいつ』しか言わなかったか?」「ラクしすぎだろう」と視聴者の反応は良くなかったけど(笑)。
「なんだこいつ~!」の音量も上がっているんですよ。営業で大声を出すと、ステージを観てない人が「何か変なことが起きてるんじゃないか」と振り返ってくれるので。
──「ななななー」のネタはかなりアップデートされているんですね。
高木 ブレイク時に生まれていない子どもたちは、今のジョイマンしか知らないんでしょうね。
──小島よしおさんみたいに子どもに向けてネタを作ろうとは思わないんですか?
高木 「ラップで暗記できるようなネタをやったほうがいいよ」と言われることもあるんですけど、今はジョイササイズに力を入れてます。「ななななー」の動きでトレーニングしてもらおうと、野田クリスタルのクリスタルジムで教えているんです。
──どのくらいの方が受講されているんですか?
高木 なななな7人、イェイ! 今はオンラインでやっているから7人だけど、対面でやるようになれば増えると思うんです。絶対に楽しいから。
──もちろんネタも続けていくんですよね。
高木 もちろんです。年を取ればとるほど面白くなるネタだと思うんですよ。70歳、80歳で「ななななー」をやりたい。その頃にもっと跳躍力が上がっていたら面白いじゃないですか。
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