千葉雄大、監督・脚本・主演の3役挑戦 伊藤沙莉に「カットをかけてもらったり…」<アクターズ・ショート・フィルム2>
2022.02.02 19:48
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WOWOW開局30周年記念プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム2」(2月6日17時~放送・配信)完成報告会が2日、都内にて行われ、監督を務めた青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が登壇。千葉が自身の監督作品の撮影について振り返った。
青柳翔・玉城ティナ・千葉雄大・永山瑛太・前田敦子、ショートフィルムの監督に初挑戦
同プロジェクトは予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作。世界から6,000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル& アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカスアワーズを目指すというもの。千葉雄大、監督・脚本・主演の3役
千葉の監督作品「あんた」で千葉は監督だけでなく自らの作品で主演にも挑戦。NHKドラマ「いいね!光源氏くん」で共演歴があり、親交が深い伊藤沙莉と友達以上恋人未満の関係性を演じる。同プロジェクトで初めて主演・脚本・監督の3役を兼ねたが、そのことを司会者から紹介されると「そんな大々的に取り上げていただかなくても…」と恐縮。自分が演じながらカットをかけるのは大変だったと振り返り、「ご一緒した伊藤さんにカットをかけてもらったりとか周りの人に助けてもらいながらやりました」と伊藤が現場でカットをかけることもあったと明かした。
2人の会話が自然でドキュメンタリーのようだったと司会者が感想を述べると「普段喋りやすいようなテンポ感だったり語感を意識しました。現場でやりづらいところなくしたり、あとはお好きにどうぞとお互いやってましたね」と脚本についてコメント。特に楽しかった工程は?という質問にも「脚本段階っていうのは苦しみもあったけど楽しかったです。自分が書いたはずなのに『これちょっと違うかも』と現場では感覚が変わることもあって面白かった」と脚本・監督の醍醐味を実感した様子。
また、美術打ち合わせも印象に残っているそうで、「よく現場でスタッフの方が『明日美打ちで…』とお疲れ気味に言うときがあるんですけど、これは疲れるなと(笑)」「新しい視点を下さったり普段から参加したいくらい楽しかったです」と楽しんでいた。
イベントでは監督同士が感想を伝えることになり、永山は千葉の作品について「伊藤沙莉ちゃんとのやりとりが本当に可愛くて千葉くんが感極まるシーンがあるんですけどどうしていいかわからなくなってしまうような、会ったら抱きしめたいと感じさせてもらいました」とコメント。玉城も「自分一人のために生きるの疲れた」というセリフをあげ、「普段私も思うことあるのでそういうの思ってるの私だけじゃないんだなって思いました」とセリフに共感したことを伝えていた。
玉城ティナ、長編ものにも意欲
青柳は村上虹郎を主演に迎え、「いくえにも。」を監督。撮影前には“映画監督のルールブック”を読んで臨んだそうで、「代官山の蔦屋に売ってまして(笑)。それを買って臨んだんですけどすごく参考になりました」と告白。「観る人によって解釈が変わる作品にしたいと話してたのでお客さんの反応が気になりますね」と話し、青柳作品を永山は「カット1からすごいセンスを感じました」と絶賛していた。琉花と奥平大兼が主演を務めた「物語」のメガホンをとった玉城は、主人公の職業がモデルで玉城自身と重なると司会者から感想を伝えられると「モデルと限定したわけじゃないんですけど、表に出る仕事で自分が想像できるものをテーマにしたいなと思った」と頷き、「実際に言われた言葉もありますし、想像して、私をリンクして観る方もいるかなと思っていたのでどのように受け取っていただいても構わない」と回答。
「実は元々違う作品を題材にする予定だったんですけど短編向きではないのと経験をつんでやった方がいいなと思ったのでより短編向きで一番初めの作品にふさわしいものを選んで脚本を書きました」と長編の構想は他にあると明かし、「今後機会があれば挑戦したい」と監督業への意欲をうかがわせた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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