「旅屋おかえり」

安藤サクラ、ロケ地との“縁”を語る!「秋田県は偶然にも夫と出会った場所なんです」<旅屋おかえり>

2022.01.24 05:30
「旅屋おかえり」

安藤サクラ主演のドラマ「旅屋おかえり」(夜7:00-7:30、NHK BSプレミアム)が1月25日(火)~28日(金) に放送となる。

同作は元アイドルのタレント・レポーターである丘えりか(安藤)が「人の思い」を背負って各地の旅先に出向くドラマ。原作は「楽園のカンヴァス」(新潮社)などの著作で知られる原田マハ氏の「旅」をテーマにした同名小説。「エキナカ書店大賞」も受賞している人気作だ。

今回、WEBザテレビジョンでは同作にてヒロイン・丘えりかを演じる安藤サクラにインタビュー。旅の舞台となる秋田県、高知県との意外な縁や旅への思い、現場の雰囲気などについて聞いた。

安藤サクラ インタビュー

――今作は“ドキュメンタリー風のドラマ”とのことですが…?

このドラマは旅先での生の美しさのようなものを視聴者の方が追体験できるような部分がないと、良さが半減してしまう気がしていたんです。そして、その場所に行ってみないと気候やその場所の魅力というのはその時その場所の出会いだと思うんですよね。だから、台本に関わらず、その場で見て伝えたいなと思ったことなどは優先する、ということは脚本の長田育恵さんや渡邊良雄監督、スタッフの皆さんとお話してから撮影に入りました。

「感じたことを自分の言葉で伝える」ということは、準備ができないのでとても緊張します。でも、私自身がその場所を楽しんで、本当に感動していればきっと何か伝わるだろう、と思って現場に行っています。

食事のレポートをするシーンも、台本に書かれていることはベースにありつつも、自分が食べて本当に感じている言葉を交えながら、レポートしています。

――今回安藤さんが演じるのは元アイドルのレポーターという役どころですが、役作りのために参考にされた人などはいましたか?

特に参考にした人はいなかったのですが、母がテレビでレポートすることが多かったので、見てきてはいます。

あと元々、ロケ地で “旅番組風”や“アイドル風”にふざけることが好きなので、普段のそういうのが活きたらいいなと思っていました(笑)。企画書を見たときにはマネジャーさんと「やった! アイドルができる!」と喜んでいたのですが、結局あまりアイドル感のないキャラクターでした(笑)。

「秋田県は偶然にも夫と出会った場所なんです」

――撮影中の現場の雰囲気はいかがですか?

「まんぷく」(2018年)のチームでやっているので、何でもすぐに分かってもらえるし、分かち合える。息が合う、楽しい現場です。

例えば、えりかが自撮りしてるシーンは、(自撮りに見えますが)実はカメラマンの方が撮っているんですよ。「まんぷく」で築き上げた信頼関係があるからこそ撮れる絵だと思っています。監督ともウインク一つで分かり合えます(笑)。

――お気に入りのシーンや印象に残ったシーンはありますか?

ロケ場所のあそこで見た景色かな、とも思うし、あの食べものかなとも思うし、地域の魅力もありますし。武田鉄矢さんが演じる鉄壁さんのシーンもすごーく面白かったですし。いろんな面から注目できるドラマだなと思います。

――“旅”がテーマの作品ですが、安藤さんご自身は旅行がお好きですか?

私自身は、そんなに旅行好きなタイプではないです。でも、この仕事をしていると、本当にいろんな場所に行く機会が多いじゃないですか。

私、自分の暮らしている場所ではないところに行くと、観光するというよりもそこで暮らしている方々が“生活”している場所に行きたくなっちゃうんです。みんなが集まる商店街の喫茶店、のような、その場所の暮らしに近づける場所に。ロケでいろんな場所に行かせていただくと、現地の皆さんの暮らしに触れることが多いので、この仕事の特権だなと思っています。

――同作の舞台である土地の印象をお聞かせください。

今回の舞台は自分に縁のある場所で。秋田県は偶然にも夫と出会った場所なんです。「あきた十文字映画祭」には度々行かせていただいています。それに、秋田の食材は日々取り入れているんです。麹を使って甘酒を作ったり、年末には秋田のきりたんぽ鍋を食べていたり。なので、わりと秋田通なんです! そして、高知県にはうちの姉が移住してもう結構長いんですよ。

とはいえドラマのロケ地には行ったことがなかったですし、すてきな経験がたくさん待っていました。

――「旅屋おかえり」はシリーズ化が視野に入っているとのことですが、「今後こんなところに行ってみたい!」といった場所はありますか?

私、火野正平さんの「にっぽん縦断 こころ旅」(NHK BSプレミアム)が大好きなんです。最初このお話を頂いたときもあれくらいゆるいのかなと思っていました。意外と、がっつりドラマだったんですけど(笑)。

今、NHKで「『あなたのおかえり』キャンペーン」をやっているのですが、火野さんみたいに視聴者の方から「ここに行ってほしい」みたいな投稿を頂いて、それをもとに旅が出来たらいいなと思っています。

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