【鎌倉殿の13人】新垣結衣がすでに母親に!押さえておきたい第一話のポイントとは?
新垣結衣がすでに母親になっていた? 1月9日にスタートしたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第一話では、のちに鎌倉幕府を興す源頼朝(大泉洋)が伊東祐親の軍勢から逃れるために女装し、主人公・北条義時(小栗旬)が駆る馬に乗って逃げるシーンで幕を閉じていた。
その第一話ではのちに妻となる北条政子(小池栄子)との馴れ初めが描かれたほか、最初の妻で祐親の娘でもある八重(新垣結衣)に「いとしの御方へ」と表書きした恋文を送るといった恋模様も。これらの描写には、現在伝えられている歴史とは微妙に異なっている箇所もあるという。
「ドラマでは北条家に身を寄せている頼朝を伊藤祐親の軍勢が殺しに来ますが、そもそも自分を殺そうとする祐親から逃れるために北条家に匿ってもらったとの説もあります。もっともこの辺は先々の物語に大きな影響を与える要素ではなく、物語を盛り上げるために多少の脚色は許される部分でしょう」(日本史に詳しいライター)
その第一話では、当時の歴史をある程度知らないと、ドラマを観ただけではすぐに理解できない描写もあったという。
「北条義時が頼朝の使者として八重に恋文を届けた場面では、頼朝と八重の息子である千鶴丸が同じ部屋で遊んでいました。ここで八重は『千鶴、次郎と遊んできなさい』と告げ、子どもの世話を家人に託します。すると下人の善児が千鶴丸を川遊びに誘っていました。その後、義時が馬で帰る途中、善児が一人で川岸にたたずんでいるところに出くわすことに。北条家に戻った義時は兄の宗時(片岡愛之助)に『千鶴丸が…殺されました!』と報告していたのです」(前出・ライター)
なぜ千鶴丸は殺されなければなかったのか。史実と微妙に異なる背景描写も含めて、物語を理解するためには押さえておきたいポイントだという。
「八重が産んだ千鶴丸は源氏直系の長男ですから、平家から見れば頼朝と同様に不倶戴天の敵。平家に仕える伊藤祐親とすれば、生かしておけないのも無理はありません。ただ第一話を見ただけではなぜこのタイミングで千鶴丸を亡きものにしたのかが分からないのも無理のないところ。実は、頼朝はもともと祐親の監視下にあり、その祐親が京都に赴任している間に娘の八重と出来てしまったというのが真相。伊豆に戻った祐親がそれを知り、自分の娘が源氏の跡取りを産んでしまったことに驚き、千鶴丸に手を掛けたわけです。その上で監視していた頼朝も討とうとし、伊東家から逃げ出した頼朝が北条家に匿われたわけであり、ドラマではその辺が脚色されています」(前出・ライター)
いずれにせよ、頼朝が身を寄せた北条家にて政子を見初め、結婚したのは事実。第二話ではそんな二人が結婚に至るまでのストーリーに期待が高まるというものだ。
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