今牧輝琉(右)、山田健登(左)

新たな歴史を紡ぐ「テニミュ」4thシーズン開幕!「僕たちが土台を作る」今牧輝琉&山田健登の決意

2021.07.30 12:30
今牧輝琉(右)、山田健登(左)

マンガやアニメ、ゲームなどを原作にした“2.5次元ミュージカル”の先駆けともいえるミュージカル『テニスの王子様』(以下、テニミュ)が4thシーズンに突入。一つのシーズンで描かれるのは、主人公・越前リョーマが“青学(せいがく)”こと青春学園中等部のテニス部に入部してから、全国大会で戦うまでの物語だ。

そんな「テニミュ」は、このたびの4thシーズンで大胆な変革が行われた。キャストはもちろん、演出や楽曲、クリエイティブスタッフ陣も一新。長い歴史の中で培われた「テニミュ」らしさを再定義し、「テニミュ」の新たな可能性を提示したといえるだろう。

そこで今回は、4thシーズンを担う現青学メンバー、越前リョーマ役の今牧輝琉と手塚国光役の山田健登にインタビュー。口火を切る「青学(せいがく)vs不動峰」公演の東京公演を終えた時点の率直な心境や、4thシーズンに懸ける熱い思いを聞いた。

――いよいよ4thシーズンが始まり、取材時点では東京公演の12公演が終わりました。

今牧 もう12公演終わったんですね。早過ぎました!

山田 準備していた期間が長かったので、本番が始まってからのスピード感がすごかったです(笑)。

――今の率直な気持ちというのは?

山田 自分の中では、達成感というより「まずはスタートを切れた」という感覚です。熊本公演を経て、大阪公演や東京凱旋公演もありますし。

今牧 僕もそんな感じです。毎公演、前回よりもいいものを届けられたと思いますし、これからもっともっと成長して、新しい発見ができるはず。ある意味ここがスタート地点だなと思います。

客席は「思った以上に見えています」

――準備期間が長かったということですが、やはり稽古と本番では違いますか?

山田 パズルで例えると、稽古期間中にピースをそろえていって、残り1つだけが空いている状態で本番に挑むという感じです。その最後のピースが何かというと、お客さま。お客さまが見てくださることで完成するものだと思うので、何が違うかと言われたらやっぱりそこですね。パフォーマンスは稽古から本番通りにやっていますが、お客さまに届けることが最終目的というか、僕らのゴールだと思うので。

今牧 お客さまがいるのといないのではモチベーションも変わります。稽古場でもベストを尽くしていますが、お客さまがいると見られている意識も生まれて、稽古場よりいいパフォーマンスができるんです。

――舞台上からお客さん一人ひとりの顔は見えますか?

今牧 思った以上に見えています(笑)。

山田 僕はこだわりとして、お客さまの目を見るようにしています。自分が舞台を見に行って何がうれしかったかな、何が舞台の魅力なのかなと考えると、お客さまとの距離が近いことだと思うんです。目の前で生で見た記憶は印象にも残りますよね。だから自分も舞台の魅力を伝えるために、できる限りお客さま一人ひとりの目を見て演じることを意識しています。

“全国大会の先”を知る2人が挑む4thシーズン

――お2人は2020年12月から上演された「ミュージカル『新テニスの王子様』The First Stage」にも出演されていましたが、改めて今回の4thシーズンで反響や手応えはありますか?

今牧 僕はいろいろな方に「『新テニミュ』のときから成長した」と言っていただきましたし、自分でも成長を実感できるところが多々ありました。歌などの表現力も前回より上がったかなって。いい意味でゆとりも生まれました。

山田 「新テニミュ」は「テニミュ」で描かれる全国大会を終えた後の話から入っているので、正直不安もありました。ですが逆に、全国大会の先を知っている僕らにしかできない作り方もあって。

今牧 そうだね。

山田 考え方が変わって、全国大会の先を経験した僕らだからこそ、また真剣に向き合い直して頑張らないとな、と。まだ4thシーズンの反響は感じられていませんが、全公演を走り抜けたときに初めて感じるのだと思います。

――リョーマや手塚は共に圧倒的な存在感が必要なキャラクターですが、その存在感を出すために気を付けていることはありますか?

今牧 立ち方や目線、仕草、全部に「こいつ、ただものじゃないな」という感じを出したいなと思っています。他のメンバーが試合をしているときも、キャラクターによっては立って応援して、身振り手振りを大きく出していけるんですけど、リョーマや手塚は座り方や仕草、目線で表現するようにしています。リョーマだったら、浅く腰掛けて足を伸ばす…というように。それで、誰かが技を決めたときは前のめりになってちょっと腰を引くとか、そういう仕草で表現しています。

山田 大きく動けないなりに、こだわっています(笑)。僕は、稽古中や現場に入ってからは、テニスのことしか考えないようにしています。それが一番手塚らしさ、手塚国光の色が出てくる瞬間なのかなと自分の中で捉えていて。自分自身が手塚と真逆の人間なので(笑)、入ったらテニスのことだけを考えるようにしています。

死に物狂いで“プロが作るミュージカル”に食らいつく

――4thシーズンではスタッフが一新されることが大きな話題となりました。脚本・演出の三浦香さんから言われたことで、特に印象に残っていることはありますか?

今牧 覚えているのは、「プロが作るミュージカルにしたい」という話を一番最初にされたことです。なので、僕たちも死に物狂いで食らいついていきました。

山田 僕が印象に残っているのは、「勝ちにいかないとお客さんには伝わらない」ということ。「テニスの王子様」という物語の一部を今回演じさせていただきますが、僕たちは全国大会の結果を知っている。でも、最初に「全国制覇するチームだと思って演じないでほしい」と言われて。そのときにハッとなったんです。「そうだよな、負けるかもしれないよな」と。そこで一度自分の中のものが崩されて、今でも「勝てるんだろうか?」という気持ちで挑んでいます。

――曲や振付については、どんなところに新しさを感じますか?

山田 ダンスがとにかく激しいです(笑)。

今牧 めっちゃ激しいよね!(笑)

山田 M2かな? 青学の学校ナンバーみたいな曲があるんですけど、その振りが難し過ぎて、ハケた後はみんな肩で息をしています(笑)。

今牧 でもリョーマはハケないで、学ランでずっと舞台上にいなきゃいけなくて…(笑)。

山田 輝琉が一番大変だよね。

今牧 暑くて、学ランの中は汗タラタラです(笑)。

――そもそもお2人はダンスが得意だったのですか?

山田 小学校のときはダンス漬けの日々でしたが、そこからブランクがあるので、久々に「踊ったなー!」という感じです。

今牧 僕も3歳から10年以上ダンス漬けでした。

――それでも激しいなと思うくらいのレベルなのですね。

山田 そうですね。でも今、完成したものを見ると「これくらい難しくて良かったな」と思います。

――振付師さんからはどのような指導がありましたか?

今牧 “青学らしさ”というのは言われました。青学メンバーは、ある意味みんな不ぞろい。目的は一緒ですが、それぞれが個性をちゃんと持っていて、思いや感じ方は違っていて。

山田 「ここは自分たちの思いを表現して」と言われた部分もいくつかあるよね。

今牧 うん。その上で「ここはそろえていこう」というところもあって。

山田 振付の中には、それぞれが自分なりの思いを表現している部分があるんです。そこにも注目して見てほしいです。

今牧 キャラクター個々として生きている部分もあれば、チームとして生きている部分もある。すごくやりがいのある振付です!

土台を作り、今後の「テニミュ」の歴史につなげたい

――4thシーズンならではの武器、個性はどこにあると思いますか?

山田 僕たちにしか出せない色かなって思います。歌が得意な人、ダンスが得意な人、演技が得意な人…それぞれはバラバラですが、自分にないものを誰かが持っているチームです。助け合っていけるバランスのいいチームですし、今までとは違う、このメンバーでしか出せない色を持っていると思います。

今牧 フレッシュさとかキラキラ感は、歴代の青学の皆さんにもありますが、絶対に負けたくないと思うんです。楽曲やダンス、演出も一新されて、「これが4thシーズンだ!」という色になっていると思います。

――それでは最後に、今後も続いていく4thシーズンに向けた抱負を教えてください!

山田 初めて見る方はもちろん、何度も見てくださっている方にも、毎公演ワクワクしてほしいし、ドキドキしてほしいです。毎回、勝ちにいくつもりでやっているので、お客さんにも「今日はどっちが勝つんだろう」と、同じ気持ちで見ていただきたいですね。そのためにも、リアルな感情を持ちながらぶつかっていきたい。真剣に出し切っていきたいと思います。

今牧 これが4thシーズンの始まり。僕たちがしっかりとした土台を作って、今後の「テニミュ」の歴史につなげていきたいです。日々、キャラクターに対する愛や解釈を深めて、それを舞台上で表現して、お客さんにも原作を読んでいるような気分になってもらえる作品にしたいです。

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