天海祐希&桃井かおり「最高だぜ!」“決死の対決”に感慨<緊急取調室>
天海祐希主演のドラマ「緊急取調室 第4シリーズ」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。7月8日に放送された第1話では、初回ゲスト・桃井かおりの不気味さと憂いをたたえた怪演、天海とのしのぎを削る熱演対決が放送された。7月15日(木)放送の第2話でついに両者が最終決戦へ突入。“天海VS.桃井の取り調べ”が幕を開ける。
取り調べシーン撮影中は眠れず…天海祐希、桃井かおりに真っ向から挑む
なぜか50年もの潜伏期間を経て再始動した伝説の活動家・大國塔子(桃井)。国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の汚職疑惑を糾弾すると宣言し、ハイジャック事件を起こした。警視庁が「処理中に爆発した」と発表した“明らかに偽物だった爆弾”、そして捜査中に突如浮上した塔子の“もうひとつの殺人容疑”。多くの謎に翻弄されながらも、有希子(天海)は不退転の覚悟で塔子の前に立ち、“たった1時間しかない取り調べ”ですべての真相を明らかにしようとする。
天海と桃井の取り調べシーンは2日間にわたり撮影。1日目の撮影終了後、「眠りが浅くなってしまい、夜中に何度も目が覚めました。そのたびに台本を確認していたのですが、最後に目が覚めたときは『もう起きちゃえ!』と。この流れ、感情を切ってはいけない。本番で私が失敗してはいけない…と、自分自身にプレッシャーをかけて臨みました」という天海。こうして迎えた取り調べ最終日、事件は発生。“天海と桃井の凄みが炸裂する壮絶対決”が繰り広げられることになった。
長回しの本番一発勝負でアドリブも連発…決死の取り調べに天海も興奮
最後に撮ったのは取り調べのクライマックスシーン。天海と桃井たっての申し出を受け、このシーンは本番一発勝負、しかも長回し。スタジオにも、とてつもない緊張感が漂った。そんな中で始まった言葉の銃撃戦は、空気をも切り裂くような鋭さと激しさをたたえ、なんと途中からは互いに声を張り上げてアドリブで応戦。同席していた取調官・小石川春夫役の小日向文世も身動きできなくなるほどの迫力を放ちながら、決死の対決を展開した。
カットがかかった瞬間、固く握手し、熱いハグを交わした天海と桃井。思わず「最高だぜ!」と歓喜の声をあげた桃井は、撮影を振り返って「感情が揺さぶられて泣きそうになったんですよ。最後にもしも泣いちゃったら『私はなんで泣いてるんだ!?答えろ、真壁!』と叫んで終わろうと思ったくらい(笑)。桃井かおりとしては、完全に落ちました!」と告白。「頭で考えても追いつかない。計算しきれないものが生まれる“生き物らしい仕事”ができた“心地よい疲れ”で、翌日もぐったりしてました」と、想像以上の手応えに満足そうな笑顔を浮かべた。
対する天海も「帰宅してお風呂に入っても眠れないし、眠れたと思ったら、今度は起きられなくて(笑)。それくらいのテンションだったんだな、と思います。今はすごく幸せな気持ちに包まれています」と、いい意味で制御不能だった興奮の撮影を回顧した。
第2話あらすじ
「小暮しのぶ」として潜伏すること50年。突如、国土交通副大臣・宮越肇(大谷)の汚職疑惑の真相を明らかにすると宣言し、宮越が乗った飛行機でハイジャック事件を起こした活動家・大國塔子(桃井)。しかし、塔子が宮越の第一秘書・東修ニ(今井朋彦)のアタッシェケースに忍ばせ、機内に持ち込んだという爆弾を確かめた「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の取調官・真壁有希子(天海)は、爆弾が偽物だと確信。塔子の身柄を拘束した警視庁が「爆弾は処理中に爆発した」と発表したことに疑念を覚え、本物の爆弾は“汚職の証拠”だったのではとにらんでいた。
このハイジャック事件には間違いなく裏がある。そう考えた有希子は、自ら塔子を取り調べようと奮起。だが、すでに取り調べは公安が担当することになっていた。しかも、警察の上層部が“爆弾”の隠蔽に一枚噛んでいるとするならば、有希子は間違いなく邪魔な目撃者だ。案の定、刑事部長・北斗偉(池田成志)は有希子に辞表を書かせることを交換条件に渋々、キントリによる取り調べを1時間だけ許可した。
しかしその矢先、本物の小暮しのぶ(円城寺あや)が遺体で見つかった。しかも遺体の傍らには、塔子がハイジャック決行前に切ったおさげ髪の束が。しのぶ殺害の容疑で塔子の逮捕状を別途請求し、取り調べ時間を延ばそうと画策する有希子。だが、北斗は頑として許可しない。
そんな中、ハイジャック事件で命を落とした東の息子・奨太(石田星空)がキントリを訪れ、父が飛行機に乗る直前に郵送してきたという筆箱を差し出す。中にはなんと、誰も想像すらしなかった“事件の骨組み”を示唆する重要な証拠品が入っていた。しかもこの証拠品、捜査を進展させるどころか、逆に有希子らの頭を混乱させる。
だが、時間は待ってはくれない。1時間という、あまりにも短い制限時間内に、“塔子の真の目的”と“事件の全体像”を明らかにすべく、不退転の覚悟で立ち向かっていく有希子。しかし、相手は50年前に7分間の名演説で名を馳せた、口の立つ女だ。当然のごとく、取り調べは壮絶を極める。
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