ユニット“木梨とココリコ遠藤と結婚した狩野とホリケン”の面々

木梨憲武らが「2021FNS歌謡祭 夏」でオリジナル曲を披露するまでの舞台裏に密着!

2021.07.10 12:00
ユニット“木梨とココリコ遠藤と結婚した狩野とホリケン”の面々

動画配信サービス・GYAO!で配信中の「木梨の貝。」(毎週土曜更新)では、木梨憲武、遠藤章造、狩野英孝、堀内健による楽曲「最高な毎日にするために 自分からグイッと動き 言葉に気をつけしかけは早め 全て面白がり 答えは追い追いやってくる」のMVを3月にお披露目。同楽曲を歌う4人はユニット“木梨とココリコ遠藤と結婚した狩野とホリケン”として、「2021FNS歌謡祭 夏」(7月14日[水]夜6:30-10:48、フジテレビ系)に出演することが発表された。

だが、その後楽曲披露のメンバーにももいろクローバーZ(以下、ももクロ)が加わり、“ももクロちゃんと木梨とココリコ遠藤と結婚した狩野とホリケン”という形での出演に変更。「木梨の貝。」では、その変更の舞台裏が明かされる。

遠藤、狩野、堀内が「FNS歌謡祭」出演を喜んでいると、木梨から突如「まだFNSに出られるって決まったわけじゃないよ? FNSには第一次審査があって、それに通過したモードになっているけど、まだこれからだから」と3人に告げる。

「リアルに泣きたい」(遠藤)、「僕たちの曲なのに…。ももクロちゃんは自分たちでも良い曲たくさんあるでしょう!?」(狩野)、「どうしても(FNSに)出たいので、立っているだけでもダメですか?」(堀内)と3人がこぼしていると、さらに追い打ちをかけるように、3人に映像が見せられる。

その映像は、木梨とももクロが撮影した「最高な毎日にするために―」のMVで、映像の最後には木梨とももクロが「皆さん! こんなすてきな楽曲を歌わせてもらってありがとうございましたー!」と、にこやかにコメントする姿も。そこから現在に至るまでのいきさつが、7月10日配信の「木梨の貝。」で明かされる。

また、「2021FNS歌謡祭 夏」放送前日の7月13日(火)には、「木梨の貝。特別編」として「FNS歌謡祭」の収録リハーサルに密着した様子が配信される。

“木梨とココリコ遠藤と結婚した狩野とホリケン”インタビュー

――この楽曲ができたきっかけは?

木梨:特に事前にアイデアがあったわけじゃなくて。木梨サイクルにココリコ・遠藤が来た時に「そういえば遠藤のYouTubeで狩野と一緒に歌ってるな」というのを思い出して。「狩野に電話してみて」と遠藤に伝えて、「何してるの?」(木梨)、「寝てました」(狩野)、「大至急来て」(木梨)という流れで来てもらってね。

狩野は昔、(東京・)祖師ヶ谷大蔵に住んでいたんだよね。その近くに所(ジョージ)さんの家があって。所さんに電話したら、たまたま家にいて。だからそこに行って、自転車とTシャツをもらって。その興奮もあって、かなりテンションが高い状態でスタジオに入ってね、そこから「収録しちゃおう」って。

そうしていたら、うわさを聞きつけたホリケンが来て、ホリケンが(曲の)2番担当だって言って歌詞を書いて。今も解決していないけど、(1番と2番の曲のテイストの違いをめぐって)狩野とホリケンがぶつかり合って、強いアタックを(笑)。まぁそこは大人なんで、けんかさせないように。俺と遠藤が間に入ってね。

遠藤:憲武さんからの打診があり、狩野さんに電話を掛けたらたまたまつながって、狩野さんが来てくれて。そこで憲武さんのアイデアで、所ジョージさんのところに行って、その時に多分憲武さんの中では歌を作る道筋ができていたんだと思うけど、そのままスタジオに行って、曲を作ろう!ということになって。

所さんの世田谷ベースにも行って夢のような状況の中、よく分からないままレコーディングに入って。何の予定調和もなく、その場のノリ、出会い、流れでできた曲なので、本当に詩を見ても狙ってこんなこと言ってやろうかな…みたいなものもなく、その時の情景が詩になっていると思います。

狩野:曲作りって何らかの挫折や失恋、喜びとか、僕が生きてきた人生で起こった壮大なエピソードを材料にすると思うんですけど、この曲は午前中にできたことを歌え!みたいな感じだったので、めちゃくちゃ材料少ないなって(笑)。

その日、僕は朝起きて、いきなり遠藤さんから電話が掛かってきて「来れる? 来れない?」から始まって。僕、上京した時に木梨サイクルがあるから、木梨さんに会えるかな~と思って祖師谷大蔵に住んでいて。

当時のそういうことを思えば、今、木梨サイクルに行って木梨さんにお会いして、木梨さんと一緒に行動してて。1秒1秒が驚きの連続で。だから歌詞にはいろいろ詰め込めましたね。

堀内:その場で作るみたいな雰囲気だったので。その時に思ったことを書いただけです。一応、1番の歌詞に似たような形で書いたつもりだったけど、狩野が「迷惑だ!」みたいな感じになって、チームワークを乱したみたいにいわれるけど(笑)。韻を踏んだり、出だしの言葉のセリフを一緒にしたりしたんだけどね(笑)。何も分かってくれなかったのは、悲しいなぁ。

――(木梨に)この演出を考えたきっかけは?

木梨:同時進行で、マツコ・デラックスとミッツ・マングローブの3人組のユニット、翔やん(氣志團・綾小路翔)とのユニット、嶋大輔さん・浅香唯さん・宇梶剛士さんのユニットがあって。さらにももクロと俺の曲どうしよう?、他のユニットの曲もどうしようかな?と頭で考えていて。

頭の中が音楽モードで、いろいろと考えていたら、すてきな狩野のメロディーがふと頭をかすめて、「あれ? これ女の人の方がいいんじゃないか?」と思って、その時にふとももクロのことが思い浮かんだんだよね。

俺も所さんもももクロバージョンでの曲を聴いて、「(遠藤、狩野、堀内の)男子軍より1000倍いいね」って。そりゃミュージシャンのももクロが歌ったほうがいいよね!(笑)

そしたらね、ももクロの曲でもいいじゃないか!って頭の中で急に(その発想が)襲い掛かってきて。男子軍は忙しいのか、進みが悪いし、曲の1番がいいか2番がいいかでぶつかり合って揉めたりしているからさ(笑)。揉めないももクロの方がキレイにいくんじゃないかって。

そんなことも含めて、この曲は“その日1日の楽しいことを探す曲、動くと楽しいことあるよ!”という曲だから。みんなが、ももクロも含めて楽しんでもらって、良い曲に仕上がると思って。(男子バージョンもももクロバージョンも)2つあるからどっちも、男子軍も女子軍も混合で楽しんで、8人組としてやっていくのでいいんじゃないかって。どっちにしろ女子がいる方が、ももクロがいた方が楽しいに決まっているんだから。

狩野は結婚したばかりなのに、また手を出すのか…みたいな(笑)。まぁ、もっと楽しくなるために8人編成のグループができた感じだね。

――どういうステージにしたいですか?

木梨:FNS本番がみんな全員、初めて集合する日なんでね。このギリギリ感が嫌いじゃないです! その中で楽しい良い1日の歌をミュージシャンとしてプロのパフォーマーとして整えていきたい。リハは3回ぐらいしかできないので。音合わせ、ランスルー、カメリハ、この工程を徐々に仕上げて本番に持っていくつもり。

歌のうまさでもなく、すてきな振り付けでもなくて、本当に楽しい8人組になるよっていうことだけ。いま本番前(※インタビュー当時)ですが、毎日メンバーに連絡を入れて「楽しむ気持ちだけは忘れずに!」と。その気持ちだけを強く持って、本番の日を迎えたいです。

遠藤:憲武さんを中心に、ももクロちゃんと僕たち3人で、男女4:4で8人でステージに立てたらいいな。ももクロちゃんと憲武さんを立てるのはもちろんなんですけど…ちょっとだけおっさん3人も立たせてもらえればいいな~みたいな。テレビの画面に映っていればいいな、みたいな(笑)。8人で歌ったんだよというのが、最終的に視聴者の皆さんに伝わるような演出だったらいいなと思います。もしかしたら歌っていない可能性もありますし(笑)。

狩野:緊張とかは全然感じられなくて。立つステージが壮大過ぎて、自分が想像つかない。例えば、お客さんが100~200人の前でお笑いネタをやれという方が想像したら緊張する。あとはやっぱり先輩たち(木梨、遠藤、堀内)がいるだけで心強いというか。そこは安心してステージに立てるなって。

僕が学生時代に歌番組を見ていて、時代を彩るアーティストが登場していて、そこの中でお笑い芸人の方が何人か登場してきて、何してくれるんだろう?という期待でドキドキ、きたーっみたいな感じにできたらいいなと思います。終わった後で、印象に残ったのはやっぱりとんねるずさんすごいな~、みたいな。そういう見終わった後に印象づけられるステージにしたいです。

堀内:出演できたらなんでもいいです。はっぱ隊の格好では出たくないな~、洋服は着て出たい!(笑)

――(遠藤、狩野、堀内に)ももいろクローバーZへのメッセージをお願いします。

遠藤:おっさんがももクロちゃんと一緒に出るなんてことはそうそうない。光栄なことだと思うので、なるべく足を引っ張らないように頑張るので、ひとつかわいがってもらえれば!

狩野:ももクロちゃんが自分たちが作った曲を歌ってくれてうれしいし、僕たちが歌うより、さらに歌がパワーアップしてるよ!みたいな気持ちは若干あります。こういう形にはなったものの、最終的には引っ張っていってもらうと思うので、お手柔らかにお願いします(笑)。

堀内:こういうパターン(自分たちが出演するという発表があった後に、ももクロも参加することになった)かとも思ったけど、ももクロバージョンの方がいいって普通に思ってしまった(苦笑)。所さんが僕たちのより1000倍いいって言った気持ちもその通りだなと思った。できたら仲良くももクロと一緒に歌いたい。会えるか会えないか分からないけど、もし会えたら優しく接してください。

ももいろクローバーZ インタビュー

――木梨さんとのコラボの話しを聞いたときいかがでした?

玉井詩織:えっと、去年年末に私たちのライブでお世話になって、その時に来年はももクロとコラボしたいっておっしゃってくださってたのが、本当にこうやって実現すると思ってなかったし、しかも思ってたより早いタイミングだったのですごくうれしかったです。絶対に楽しいコラボレーションになること間違いないと思います。

――木梨さん、ココリコ・遠藤さん、狩野さん、堀内さんの再現のようにMV撮影をされていましたが、どうでしたか?

高城れに:本当にこんなに1日を充実させた日があるかってぐらい充実した日を過ごしたのと、やっぱり本当に木梨さんと一緒にいると新しい発見が多過ぎて、何か規格外な事が多過ぎて「あれっ? これ何の撮影だっけ?」ってちょいちょい忘れちゃうくらい。撮影しているっていうよりは、本当に楽しんでいました。

――この一連のネタバラシ、楽しみですね。

佐々木彩夏:ネタバラシの瞬間は、私たちは…見られなくて残念! ネタばらしの瞬間の映像、超楽しみです。一緒に当日コラボさせていただくのもすごい楽しみです!

百田夏菜子:最初は(ネタばらしの罪悪感が)すごくあったんですよ。皆さんのそういういろんな流れとか聞きましたし、こんな感じで仕掛けてるんだよって聞いていて。ノリさんがまた隙が無いんですよ。急に私たちが入って大丈夫かな?とか最初はそういう気持ちになったんですけど、今は全くそうは思わないです! むしろちょっと楽しんじゃってます。最後8人で歌えるってこと。

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