中島健人＆小芝風花のわちゃわちゃ対談！小芝「いじっていい人だとすぐに分かった」＜彼女はキレイだった＞

2021.07.06 20:00

中島健人と小芝風花がW主演する「彼女はキレイだった」(フジテレビ系)が7月6日(火)夜9:00からスタート。今回は、現在発売中の週刊ザテレビジョン29号に掲載されている2人の対談を公開。初共演ながら、すでに息ぴったりの“わちゃわちゃ”した雰囲気があふれるインタビューをそのままお届けします。

■原作にリスペクトを持って演じる

本作は、韓国ドラマを原作にしたラブストーリー。

中島健人：「韓国のラブストーリーの作り方は、第１話からちゃんとつかみがあって、日本の方が好むのがよく分かります。原作が素晴らしいので、同じぐらい、いいものを作るのはちょっとハードルが高いなと感じました。だからこそ、僕は原作にあまりとらわれ過ぎないように、オリジナリティーを出していかなければと思っています。リスペクトとオリジナリティーの半々の状態で、撮影に臨んでいます」

小芝風花：「私は出演が決まってから原作を見たんですけど、出演するのを忘れて夢中になるぐらいはまっちゃいました（笑）。こんなに好きな作品を自分が演じさせていただくうれしさがある一方で、他の人が演じるのは嫌だけど、自分が演じて何か違うって思われたらどうしよう…というプレッシャーもありました。でも、監督がワンシーンワンシーン、すごくこだわって撮ってくださっているので、いいものができるんじゃないかと思っています」

中島：「ロケは１カメ(カメラ１台で撮影すること)だもんね。映画みたい」

小芝：「微妙な表情の感じを、監督の指示でちゃんと表現されていると思うので、早く完成したものを見たいです。もう、ファンなんです(笑)」

中島が演じるのは、かつてはさえない少年だったが、イケメンエリートに成長したファッション雑誌の副編集長・宗介。小芝は優等生の美少女だったが、現在は無職の残念女子・愛を演じる。互いに初恋同士だった２人は、同じ編集部で働くことになるが、容姿が変わってしまった愛に宗介は気付かない。２人がすれ違いながら、物語は展開していく。

中島：「宗介が雑誌を立て直すためにストイックにやっている姿を見ていると、自分の過去のジャニーズでの出来事を思い出すことがあるんです。そういう無我夢中でやっているところとか、体育会系な部分は、似ているのかもしれないなと感じます」

小芝：「宗介さん、怖いんですよ(笑)。まだ圧力をかけられているシーンしか撮ってないんですが、早くデレる宗介さんを見たいです」

中島：「二面性がヤバいよね(笑)。でも、自分もそんな感じかもな」

小芝：「デレるんですか!?」

中島：「ちょっとなら(笑)。やっぱり常に気を張っている分、癒やされたいなという願望はあるから。宗介はドSなときとデレるときの性格が違い過ぎて、演じるのは楽しいけど、複雑で難しいなとも思っています」

小芝：「愛ちゃんはまだデレられる存在ではないですけど、(原作の)いちファンとしてはあのギャップがいいんです!」

中島：「幸せそうだな(笑)」

小芝：「だから頼みますよ!　よろしくお願いします!」

中島：「２人とも大事な役ですよ(笑)」

小芝：「ですね(笑)。愛ちゃんはやるって決めたことを一生懸命頑張る子で、私も常に仕事を頑張ろうって思っているので、すごく分かるんです」

中島：「愛ちゃんも小芝さんも、何か応援したくなる感じがあるんだよね」

小芝：「うれしい!」

中島：「小芝さんの明るさは、愛ちゃんそのままだからね。宗介はドS過ぎて、１話で嫌われるんじゃないかって心配だよ…」

小芝：「…(笑)」

■小芝「拳を出してくださって…」

初共演の２人だが、既にコンビネーションは抜群だ。

中島：「連ドラで女優さんと密に作品作りをしていくのが久々なので、慣れていないかなって感じだったけど、小芝さんがすごくフランクに接してくれたのは大きかったですね」

小芝：「いじっていい人なんだってすぐに分かったんで」

中島：「どうしたどうした？(笑)」

小芝：「最初、すごく緊張していたんですけど、お会いしたら『頑張ろうな』と拳を出してくださって。すごいかっこいい人がいる！って(笑)」

中島：「そう思ったの!?(笑)」

小芝：「すごく男らしい部分もあるけど、いじられたりとか冗談を言われることもあって。テレビで見ていると完璧な人っていうイメージだったので、意外とノリツッコミとかボケとかが好きなんだなって」

中島：「あー…そういうパブリックイメージってありますよね」

小芝：「私の印象はどうでしたか？」

中島：「特にないですね」

小芝：「こういうところ！(笑)　こういうのやっていい人なんだって」

中島：「小芝さんは仕掛けたら仕掛け返してくるから、なるほどと。ちゃんとラリーができる人なんだって、最初に思いましたよ。あと、小芝さんが現場にいるだけで、みんなのテンションが上がってますよね。僕がインしたのは３日目くらいかな。小芝さんは先に２日間やってて、既に『小芝の現場』みたいに仕上がってたから、もうやめよっかなって(笑)」

小芝：「何でですか!?　先輩!」

中島：「やる気出ないですね(笑)」

小芝：「何でー!?　元気出るって言ったじゃん!」

中島：「こういうふうに現場を明るくしてくれるので、素晴らしいですよね。３カ月間、暑い夏ですけど、一緒に走り切りたいなと思いました」

ラブコメを軸に、目標に向かって頑張る人たちの姿も描かれる本作。登場人物たちのように、夢に向かっている人にメッセージを送るなら？

小芝：「『好き』という気持ちを忘れないこと。好きでその仕事に就いたとしても、仕事になると苦しくなったり楽しめなかったりするので、好きなことを忘れないでほしいな」

中島：「僕は『好き』という…」

小芝：「めっちゃすぐ盗まれた！(笑)」

中島：「いい言葉過ぎて(笑)。でも、それに尽きると思うな。昔は我慢した先に成功がある、みたいな精神論だったけど、今は違う気がして。根底にちゃんと好きっていう気持ちを保っていれば、明日も頑張れると思うからね」

小芝：「そして、このドラマの登場人物が頑張っている姿を見て、明日も頑張ろうって思ってほしいです」

中島：「宗介のドS責めがストイック＆サディスティックからスイートになるのも楽しみにしてほしいです」

小芝：「すごい!　言葉が強い！(笑)」