アイドルグループ「miao」のデビュー曲を振付した市川美織

市川美織、振付を担当したmiao13人の魅力を徹底分析「かわいくて、ついついプロデューサー目線で見ちゃいます」

2021.06.27 09:30
アイドルグループ「miao」のデビュー曲を振付した市川美織

最上級の“かわいい”を追求し、「リボン」と「ピンク」と「猫」が世界一似合うグループをコンセプトに、約2000人の応募者の中から選ばれた13人のガールズグループ「miao(ミャオ)」。6月中旬のお披露目ライブでも初披露されたデビュー曲「miao!」の振付は、AKB48/NMB48として約8年間アイドル活動を行っていた市川美織が担当している。担当した楽曲についてやメンバー13人の個性や魅力、アイドルの先輩としてのアドバイスなどを聞いた。

――6月19日のお披露目ライブは大成功に終わりました。

はい、いろいろ縁があってデビュー曲の振付を担当させてもらって、デビューまでの準備期間の中でお手伝いもさせてもらいました。初ライブを観て、基礎はできたかなって思いましたので、私もひと安心です(笑)。

――市川さんが振付を担当されると聞いた時、驚きました。

ですよね(笑)。私にとっても新しいチャレンジでした。振付に興味はあったんですけど、やったことはありませんし、そんな簡単にはできないだろうって思っていたので、私もお話をいただいた時は「まさか!」って思いました。

――アイドルとして長く活動されていたので、いろいろなタイプの振付を経験されていると思いますが。

はい。いろんな曲の振付を体が覚えていますね。振付を考えている時も「あれ? この振り付けはあの曲に似てしまっているかも?」と思ったりして、最初はちょっと難しかったです。でも、ダンスと同じで、基本的なパターンが振付にもありますから、そこにオリジナル要素を盛り込んで作っていきました。これまでの私の経験と記憶をたどりながら(笑)。

――振付を担当された楽曲「miao!」はグループのコンセプト通りのかわいらしい曲で、振付もキュートに仕上がっていましたね。

「miao!」を聴いた時、「かわいい曲だなぁ」って思いました。アイドルっぽいし、メロディーも覚えやすいし。私がもらったわけじゃないんですけど、「いい曲をいただけたな」って(笑)。かわいさを意識しながら、ライブでファンの人たちも一緒に踊れるようなシンプルな振付にしたいなって。あと、猫っぽさを全面に出すことも意識しながら。この曲を聴いたイメージが“猫っぽい女の子”だったので、小悪魔系というか、あざとかわいい感じの、ツンな部分とデレの部分がある感じにもしたいなって。

――実際に振付をやってみてどうでしたか?

猫っぽいポーズなど振付を考えるのは楽しかったんですけど、立ち位置とかフォーメーションを考えるのが大変でした。13人いますからね。「ひとりひとりを目立たせるにはどうすればいいのかな?」って。この曲は、歌割が細かく振り分けられているんです。AKB48とかだと16人いたとしても1行を4人ずつとか、結構明確に振り分けられていたりするんですけど、「miao!」はさらに短く振り分けられていて、ポンポン歌い継ぐ感じになっているので、振付もそれに合わせてメンバーをちゃんと目立たせてあげたいって。みんなもすごくやる気があって、最初から立ち位置を見ずにできるぐらいちゃんと覚えてきてくれていたんです! まだ余裕がなくてポジションを移動する時に表情が固くなる子もいますけど、ライブの数が増えれば自然と笑顔になると思います。

――“13人それぞれを目立たせたい”というお話が出ましたが、メンバーそれぞれのことを知ってもらうのも重要ですよね。市川さんも「フレッシュレモンになりたいの」というキャッチフレーズが浸透していますし。

そうなんです。“レモンの子”って覚えてもらえたのがすごくうれしいので、miaoも大人数のグループだからこそ、それぞれのメンバーの良さも知ってほしいです。

市川がメンバー13人の魅力を徹底解説

――ということで、デビュー前からmiaoを見て来られた市川さんに、メンバー個々の魅力を教えていただきたいと思います。まずはエメラルドグリーン担当の碧月このみさんから。

このみちゃんは、髪をピンクにしていてビックリしました(笑)。miaoのイメージカラーでもありますし、お披露目ライブを観た人も“ピンクの子”って覚えてくれたんじゃないかなって。人数の多いグループにいると、髪型とか髪の色が印象に残りますから、こういう個性の出し方もすごくいいと思います。

――次は、パステルブルー担当の有栖楓乃さん。

かのちゃんは、自分でも「偏差値は高いけど頭が弱いって言われます」って言っていましたが(笑)、すごくゆったりしています。ふんわりしていて、ひとりだけ時間の流れが遅い感じ。すごくかわいくて好きですね(笑)。おっとり系だけど実は知性的でもあるっていう点も武器になると思います。

――続いて、ライトオレンジ担当の石田萌依さん。

もえちゃんはすごくお金持ちなんじゃないかって思います。特技が乗馬ですからね(笑)。上品さがあって、「頑張ります!」ってメールを送ってきてくれたりする頑張る精神もあって、そういうところが魅力になっています。たまに立ち位置がズレてたりするんですけど、ちょっと天然っぽいところもいいなって(笑)。

――アイスブルー担当の今垣李華さんは?

りかちゃんはしっかりしていますね。ガツガツ前に出てくるタイプじゃないんですけど、意外と野望がありそうな感じです。趣味が「歌を歌うこと」で、特技が「ダンスを覚えること」ということで、アイドルに向いている子ですね。私が振付を考えた「miao!」もそうですし、カップリング曲の「Fancy Fancy」でもソロパートを歌ってセンターポジションもすごく多いので、すでに目立つ存在になっています。

――続いて、お披露目ライブのトークパートでも目立っていたパープル担当の白須彩乃さん。

あやのちゃんはめっちゃ喋ってくれるので、いると安心します(笑)。スタッフさんに「喋れる子はいますか?」って聞いた時、「京都出身で、関西のノリがあるので、白須さんが一番喋れると思います」って言われたんです。見た目はかわいいのに面白いことを言えるので、なぎちゃん(NMB48/渋谷凪咲)みたいな感じでバラエティーでも大丈夫そう(笑)。

――次は、ホワイト担当の芹乃莉星さん。

りせちゃんはおっとりしていて天然ですね(笑)。いつもふわふわしているので「大丈夫かな?」って思ったりするんですけど、特技が「ダンス」で、振付とかフォーメーションとかに関しては一度言われたことはすぐに直してくれます。天性の人懐っこさというか、人に好かれるものを持っていて、例えば、明石家さんまさんとか大御所の方とも絡めるんじゃないかなって。この子もバラエティー向きですね。

――続いて、ライトグリーン担当の内藤桃子さん。

桃子ちゃんはお披露目ライブでの「Fancy Fancy」で、ダンスがキレッキレでビックリしました! 私はこの曲の振付はしていないんですけど、ダンスナンバーということで、振付師さんがオーディション感覚でみんなのダンスを見て、踊れる子を前に出したみたいなんです。それでセンターをやっているぐらいですから、レベルが高いんですよね。すごく真面目で練習もよくしていますし、これからの成長が楽しみです。

――先日のライブでもグループを代表して答えていたライトブルー担当の夏目綾さん。

夏目ちゃんは最年長ということもあって、しっかりしていますね。みんなを代表して話す役割をきちんと務めていましたし、グループの中の“お姉さん”的な存在です。本人はダンスがあまり得意じゃないと思っていて、その分、みんなが休憩している時も、ひとりで振付の確認をしたり、練習をしたり、もう真面目なんです! アイドルの経験があるので見せ方が上手なので、今のように練習を重ねていけば、もっともっと素敵なアイドルになりますね。

――次は、オレンジ担当の花守笑奈さん。

花守ちゃんは、「みおりんさん、かわいいです!」って私のことをすごくイジってきます(笑)。すぐに寄ってきてくれて、人をほめたり、おだてたりするのが上手なので、この子もいろんな人から好かれるタイプ。コミュニケーション能力が一番高いので、イベントとかフェスとかに出演するようになったら、他のグループの子たちとも仲良くなれそうな気がします。

――続いては、ブルー担当の羽野凜音さん。

りんねちゃんは自分の考えをしっかり持っていて、思っていることをちゃんと言える子です。こういう子もグループに必要ですね。ギターが趣味だったり、動画編集が特技だったり、多才な子で、喋ることもできるので、みんなをまとめる役割もできるんじゃないかなって思います。

――そして、バイオレット担当の日向みのりさん。

日向ちゃんは振付を覚えるのが早いです。いろんなことを吸収するタイプですね。「miao!」ではポジション移動が多くて大変な思いをさせちゃったんですけど、「大丈夫です!」って言って頑張ってくれました。最初に会った時、メイクとか濃くて「ギャルっぽいな」って思ったんですけど(笑)、中身は純粋な子で、私が言った言葉とかも覚えてくれてたりするので、第一印象からガラッとイメージが変わった子です。

――レッド担当の澪川舞香さんは?

澪川ちゃんは、顔がタイプです(笑)。ダンスもかっこよくて、キレッキレ。振付の中にセクシーさとかっこよさを兼ね備えた一番のポイントをきちんと表現してくれて、「あ、この子、デキる!」って思いました。表現力が豊かで、ダンスの見せ方が上手です。

――最後はヒヨコイエロー担当の由利美桜さん。

メンバーの中で一番成長著しいかも知れません。振り付けた時、ポジションとして後ろのほうが多かったんですけど、どんどん変化していって、「もったいなかったかな」って思うくらいでした。ライブの本番はもちろん、リハーサルの時もずっと愛嬌のある笑顔を絶やさないんです。見ていて気持ちいい笑顔で、アイドル性も高くて、「みんな、ポーズをフリーで考えてね」っていうところもキチッと決めてきます。趣味が「アイドル鑑賞」だけあって、いろんなアイドルの表情を見て研究してきたんでしょうね。

――さまざまな個性を持った13人ですね。

ホント、個性的ですよね。振付で関わらせてもらっただけなんですけど、かわいくて、ついついプロデューサー目線で見ちゃいます。この子たちの良いところをどんどん伸ばしてあげたいなって(笑)。

――miaoは日本武道館のステージに上がることを目標に挙げていました。

武道館と言わず、東京ドームでもライブができるグループになってほしいです。私が経験させてもらったからこそ、AKB48グループみたいに、あの景色をみんなに見せてあげたいなって思うんです。初ライブの景色も忘れられないものになったと思います。でも、コロナ禍ということで、ファンの人たちが声を出せない状況だったのがちょっと残念で…。だからこそ、声を出せるライブが出来るようになった時に、「アイドルって楽しい!」ってもっともっと感じてほしいです。

――アイドルの先輩として、市川さんからみんなにアドバイスをするなら?

アイドルって「楽しい!」って思って活動できてないとダメだと思うんです。キラキラしていて、いつも笑顔でかわいい存在でいてほしいですし、ファンの皆さんのことを考えつつも、自分が楽しむことが大事なので、まずは自分自身が楽しむことですね。

――ちなみに市川さんの考える「かわいい」の定義とは?

難しいですねぇ…。でもやっぱり、楽しんでいて、自然に溢れ出した笑顔とか、かわいいなと思いますね。

――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

miaoのデビュー曲「miao!」で初めて振付を担当しました。miaoは男性からも女性からも支持してもらえるグループだと思いますので、ぜひぜひ応援よろしくお願いします!今後の活躍を見守っていてください。

miaoは、「リボン」と「ピンク」と「猫」をコンセプトに掲げ、“最上級のかわいい”を追求するガールズグループ。約2000人の応募者の中からオーディションで選ばれた碧月このみ、有栖楓乃、石田萌依、今垣李華、白須彩乃、芹乃莉星、内藤桃子、夏目綾、花守笑奈、羽野凜音、日向みのり、澪川舞香、由利美桜の13名で構成される。市川のほか、人気ファッション誌「LARME」が衣装プロデュースなどのビジュアルサポートを手がけ、10代・20代女性から「#夢月メイク」で支持を集めるヘアメイクアップアーティスト・夢月らがプロジェクトに参加している。デビュー曲「miao!」は8月4日(水)発売。

(取材・文=田中隆信)

関連リンク

関連記事

  1. 森のんの、水着姿で“8頭身美ボディー”開放「私のグラビアやDVDを見て、ドキドキムラムラしてくれたら…」<Fresh!撮影会>
    森のんの、水着姿で“8頭身美ボディー”開放「私のグラビアやDVDを見て、ドキドキムラムラしてくれたら…」<Fresh!撮影会>
    WEBザテレビジョン
  2. “幼いフェイスに超爆乳”桜井木穂、眼帯ビキニ姿での撮影で「恥ずかしくなってしまって…」
    “幼いフェイスに超爆乳”桜井木穂、眼帯ビキニ姿での撮影で「恥ずかしくなってしまって…」
    WEBザテレビジョン
  3. 女子大生役も違和感なし!鈴木京香の美貌に視聴者沸騰「圧倒的かわいさ」<おかえりモネ>
    女子大生役も違和感なし!鈴木京香の美貌に視聴者沸騰「圧倒的かわいさ」<おかえりモネ>
    WEBザテレビジョン
  4. 藤原紀香、“美スタイル”全開な野球ユニフォーム姿に絶賛の声「実写版峰不二子だ」「めちゃくちゃ格好良い!」
    藤原紀香、“美スタイル”全開な野球ユニフォーム姿に絶賛の声「実写版峰不二子だ」「めちゃくちゃ格好良い!」
    WEBザテレビジョン
  5. どっちも人見知りのエレベーター大好き少年たちを引き合わせるべく、たむけん大奮闘!!<探偵!ナイトスクープ>
    どっちも人見知りのエレベーター大好き少年たちを引き合わせるべく、たむけん大奮闘!!<探偵!ナイトスクープ>
    WEBザテレビジョン
  6. アンジャ児嶋、マネージャーへの歴代プレゼントに「太っ腹!」「児嶋さん男前すぎ」と絶賛の声
    アンジャ児嶋、マネージャーへの歴代プレゼントに「太っ腹!」「児嶋さん男前すぎ」と絶賛の声
    WEBザテレビジョン

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 初めての育児で“夫婦のすれ違い” そんな中で夫が在宅勤務に…夫婦のリアルな物語に「泣いた」「ものすごく共感しかない」の声【作者インタビュー】
    初めての育児で“夫婦のすれ違い” そんな中で夫が在宅勤務に…夫婦のリアルな物語に「泣いた」「ものすごく共感しかない」の声【作者インタビュー】
    WEBザテレビジョン
  2. 【漫画】社内恋愛が原因で先輩社員が退職…こっそり社内恋愛をする女性社員の不安げな姿に「心配だ…」の声
    【漫画】社内恋愛が原因で先輩社員が退職…こっそり社内恋愛をする女性社員の不安げな姿に「心配だ…」の声
    WEBザテレビジョン
  3. <明日のおむすび>仲里依紗“歩”、池畑慎之介“ひみこ”に強盗犯だと言われるも全否定する
    <明日のおむすび>仲里依紗“歩”、池畑慎之介“ひみこ”に強盗犯だと言われるも全否定する
    WEBザテレビジョン
  4. <芸能プロダクション2025年イチオシ新人>特撮ヒーローに憧れ『牙狼〈GARO〉』出演の脇崎智史の所属事務所に応募、名島洋平「幼い頃からの憧れでもある特撮作品に携わりたい」
    <芸能プロダクション2025年イチオシ新人>特撮ヒーローに憧れ『牙狼〈GARO〉』出演の脇崎智史の所属事務所に応募、名島洋平「幼い頃からの憧れでもある特撮作品に携わりたい」
    Deview
  5. 吉村界人 現役ラッパー陣とのドラマ共演に「1人で潜入捜査をしているような感じ」自ら飛び込んで俳優とラッパーの壁取り払う
    吉村界人 現役ラッパー陣とのドラマ共演に「1人で潜入捜査をしているような感じ」自ら飛び込んで俳優とラッパーの壁取り払う
    WEBザテレビジョン
  6. 「テアトルアカデミーの顔」となるモデルを募集 愛知県出身の21歳・加藤慧介さんがユース部門グランプリを受賞
    「テアトルアカデミーの顔」となるモデルを募集 愛知県出身の21歳・加藤慧介さんがユース部門グランプリを受賞
    Deview
  7. アマプラでかっけーアクション映画が公開! オスカー2大女優の化学反応は必見
    アマプラでかっけーアクション映画が公開! オスカー2大女優の化学反応は必見
    Sirabee
  8. 槙野智章のトークとかけて町田修斗のゴールと解く?「落ちる早いボール…オレのトークも落ちてるんだけどね」の自虐に赤面&スタジオ苦笑
    槙野智章のトークとかけて町田修斗のゴールと解く?「落ちる早いボール…オレのトークも落ちてるんだけどね」の自虐に赤面&スタジオ苦笑
    ABEMA TIMES
  9. 花井美理、圧巻のボン・キュッ・ボンにゆるキャラもツッコミ!?
    花井美理、圧巻のボン・キュッ・ボンにゆるキャラもツッコミ!?
    WWS channel

あなたにおすすめの記事