K-POPファン歴15年以上の塚地と、プデュビギナーの横澤

“プデュ大好き芸人”塚地武雅&横澤夏子が「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」を語る!<インタビュー後編>

2021.05.27 18:05
K-POPファン歴15年以上の塚地と、プデュビギナーの横澤

2019年に日本で放送され、グローバルボーイズグループ「JO1」を生んだ大人気オーディション番組の第2弾「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」が、現在GYAO!にて配信中(毎週木曜夜9:00-)。運命のデビューメンバーが決まるファイナルステージは、6月13日(日)の昼2:00からTBS系にて放送される予定だ。

韓国の「PRODUCE 101」(通称:プデュ)や、日本版である「PRODUCE 101 JAPAN」(通称:日プ)は、芸能界にも熱狂的なファンが多いことで知られている。今回、屈指のK-POPファンとして知られ、シリーズ全作を視聴してきたドランクドラゴン・塚地武雅と、SEASON2の練習生インタビューをキッカケにプデュの世界にどっぷりハマった横澤夏子による、“プデュ大好き芸人”対談が実現! 熱量101%のスペシャルトークをお届けする。

※この対談は、第1回順位発表式の後に実施されました。

練習生を見ながら、視聴者も我に返る場面がある

――練習生60人にインタビューされた横澤さん。本編を見て、インタビュー時とのギャップを感じた子はいますか?

横澤夏子:それはもう、全員です! ダンスしてる時の姿なんて、「いやいや、聞いてないよ」みたいな(笑)。私は「オンタクト能力評価」の動画だけを見てインタビューしてるので、「こんなダンスできるなんて聞いてない!」「もっとそこについて聞きたかった!」って思いましたね。垢抜けてないというか、まだ一般の子という感じだったから、ステージを見たら本当にビックリしました(笑)。

塚地武雅:途中で髪型を変えたりするから、こんな一面あんの!?って驚くよね(笑)。松田迅くんなんて、順位発表式で髪色がシルバーなってて(笑)。え!?変わったな~!みたいな。

横澤:もともと色気があったけど、さらにまた印象が変わりましたもんね。福田(翔也)くんも真っ黒になってて!

塚地:みんな、そうやってイメチェンしたりして「ここも見てください」ってちゃんとアピールしてくるのが良いよね。そのギャップは、逆も然りじゃない? カッコいいステージを見た後にドッキリ企画を見て、こんな驚き方するんだって思ったり(笑)。

横澤:ドッキリ、本当にかわいいですよね~。驚かせる側にも、そんな驚かせ方ダメだよ!ってツッコみたくなっちゃうし(笑)。

塚地:みんな、飾ってないんだよね。

横澤:だからこそ、そのままでいてほしいっていう気持ちもあります。お母さんに電話するシーンとかも好きですね。アイドルになってからだと、そういうのってなかなか見られじゃないですか。

塚地:まして、この年代の子って本来は嫌だよ~、お母さんに電話なんて。でもあの部屋に入ることによって、お母さんへの感謝が生まれるんだろうね。

横澤:だからもう、親も預けて良かったと思ってると思いますよ(笑)。感謝の電話なんて!

塚地:恥ずかしいとかじゃなく、気持ちを素直に言うことをプデュで鍛えられる。そういう意味で言うと、人間的に成長する練習生を見ながら視聴者も我に返る場面があるよね。自分はこういうことできてなかったなぁって。

横澤:勉強になりますよね。私も、ちゃんと伝えなくちゃって思います。

話し合わないと自分の魅力が死んじゃうかもしれない

――グループバトルで印象的だったのは?

塚地:「AGEHA」2組の(高塚)大夢くんが、ボーカル力で一気に巻き返したところ。あれこそオーディション番組ならではというか、最初目につくのってダンスやルックスだったりするじゃないですか。だから、最初はあまり浮き彫りにならない歌唱力がステージで爆発すると「何これ!?」ってなる。今までのプデュでも、必ずボーカル力の高い子がちゃんとグループに入ってるのよね。ダンスがうまい子だけ集まっても、グループとしては弱くなっちゃう面があるだろうし。

横澤:ってなってくると、ラッパーとかも必要になってくるってことですよね。バランスを見ながら選ばなきゃいけないんだなぁ。

塚地:ダンスだけじゃない、それがアイドルだから。

横澤:グループバトルは、同じ曲をやらせるのも面白かったです。同じ曲でこんなに違うんだっていう“色”が出るのもそうだし、どの部分で勝負するの?っていうのが面白いなって。

塚地:いろんな可能性が散りばめられてるよね。歌唱力に自信がないならラップで魅了するとか、あるいはダンススキルを上げるとか、ちゃんと自分に合ったものを見つけてステージで輝ける。

横澤:パートもグループで話し合って、ミニオーディションみたいなのやるじゃないですか。パート次第で大きく変わってくると思うから、それすらもグループ内で決めさせるってなると、いろんなことを考えるんでしょうね。納得できるまで話し合わないと、自分の魅力が死んじゃうかもしれないから。

塚地:パート変更を願い出た北山(龍磨)くんも、あの後ろめたさを抱えたまんまステージに上がってたら、言っとけば良かったってなってたかもしれないよね。そうやってグループにはいろんなポジションがあるって考えるなら、やっぱり“バラエティー枠”があると一番理想的だと思う。そうなってくると…ムラケン(村松健太)が!(笑)

横澤:ムラケ~ン!(笑)

塚地:徹底してそこを自分で切り開いてて、明るく面白いことを言おうっていう姿勢が良い。

横澤:でも青山テルマさんに「面白い男で終わらせたいの?」って、ちゃんと怒られてましたよね。あれはムードメーカーとして厳しかったとは思います。

塚地:ステージ始まる前とか終わった後のナインティナインさんとの絡みでうまく返せてたり面白かったりすると、その印象も残るから大事よね。

横澤:そこの才能も秀でてるってなると、音楽番組に出た時とかに輝くんじゃないかって思ったりしますよね。本来、カッコいいアイドルが無理に面白くしなくても良いじゃないですか。でもそういうキャラの子がいるだけで、周りがすごく助かる。

塚地:松本(旭平)くんとかも面白いよなぁ。最年長っていうのをちゃんと武器にしながら、笑いも取ってて。「疲れが取れにくくなりました」とか、あんな返しなかなかできない(笑)。

横澤:27歳なんて、まだまだ若いですよ!(笑)。

後半に向けて、ここから上がっていく子が絶対出てくる

――今後が気になる練習生は?

横澤:(小堀)柊くんは、伸びると思う。私、男の涙にすごい弱いんですよ(笑)。柊くんがグループバトルの練習で泣いた時、普段は見せないプライドを見せた感じがあって、うれしかったです。良かったね、ちゃんと泣けたね、一皮むけたね!って(笑)。

塚地:何なの、我々は(笑)。

横澤:誰目線なんだろう(笑)。

塚地:平本(健)くんとか井筒(裕太)くんとかも、いい感じに剥けてきてるんだよなぁ。前半に活躍する子もいれば後半に活躍する子もいるから、ここからガーッて上がっていく子が絶対出てくると思う。前作でいうと(川西)拓実くんとか、こんな変わるんだ!?って驚いたもん。

横澤:努力が見えるから、応援したくなるんですよね。大久保(波留)くんが、自分の「78票」という結果にビックリした表情を見て、「あなたが頑張ったからだよ~!(泣)」って思っちゃって(笑)。喜びというよりは驚きみたいな、あのリアクションがうれしかったですね。「信じられないかもしれないけど、これが現実!」って伝えたかった(笑)。

塚地:西島(蓮汰)くんが「鏡を見ちゃう」って自分から言ったりするのも、普通だったら恥ずかしいことじゃない? それを言えるようになってるのは、すごい。

横澤:藤牧(京介)くんは甘いマスクでかわいいキャラなのに、ちゃんと押さえるところは押さえてくる。ビジュアルだけじゃない実力派って感じで、強いな~と思います。

塚地:第1回順位発表式で脱落してしまって残念だったのは、山本(遥貴)くんかな。もう1ステージ見たら、絶対変わると思ってた。歌唱力もあるし、顔だちもすごくきれいだから。

まだ見てないだけで、引っかからないわけがない!

――お二人にとって、プデュとはどんな番組ですか?

横澤:ファンの方に、SNSとかでよく「うちの子をお願いします!」って言われるんですけど、今ならその気持ちがわかります。本当にみんなが“プロデューサー”なんですよね。

塚地:本当に老若男女が楽しめる番組。僕なんて、こんなオッサンでも楽しめてるし(笑)。男性や年配の方にも見てほしい。「男性のアイドルグループが誕生する番組でしょ?」って思いがちやけど、まだ見てないだけであって、引っかからないわけがない!

横澤:私も今まで「ちょっと難しそう」とか「覚えることが多そう」って思って敬遠してた部分があったんですけど、SEASON2から見始めて、こんなにわかりやすい仕組みはない!って思いましたね。みんなが、ただただ夢に向かって頑張ってるっていう。

塚地:練習生って本当に、1週間で全然違う顔になるもんね。

横澤:私の1週間とは、濃密さが全然違う。私、1週間何してた?って毎回思いながら見てますもん(笑)。

塚地:ボケーッと家にいる時、あの子らはひたすらに練習してるんやろなって思うと、何かしなきゃって思う(笑)。

横澤:本当に、活力になるな~。

塚地:プデュを見て、夢が生まれる子もいるかもしれないしね。そして、SEASON2から生まれるグループとJO1が、兄弟グループでありながらライバルになっていくっていうのも楽しみ!

横澤:前作も含めて、これからまだまだ見られるコンテンツがあるって思うと、幸せでしょうがないです(笑)。

※高塚大夢の「高」は正しくは「はしごだか」。

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