犬飼貴丈主演スペシャルドラマ「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」がクランクアップを迎えた

犬飼貴丈主演ドラマ「絶対BL」がクランクアップ!『全編通して笑いをこらえていた印象です』

2021.03.12 19:59
犬飼貴丈主演スペシャルドラマ「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」がクランクアップを迎えた

3月27日(土)に放送される犬飼貴丈主演スペシャルドラマ「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」(CSテレ朝チャンネル1)がクランクアップ。主人公・モブ役の犬飼、モブの弟・綾人役のゆうたろう、モブのクラスメート・菊池役の伊藤あさひ、綾人の親友・東條役の塩野瑛久、そしてモブの合コン仲間・内海役の小南光司が、役柄への思いや作品に懸けた意気込みなどを語った。

同ドラマは、自分がある日、「BL漫画」の世界の中にいるということに気付いてしまった主人公の通称・モブが、迫りくるイケメンたちと、立ち上がりまくる“BL恋愛フラグ”に必死に抵抗しながら日々を過ごしていく“不条理BLギャグコメディー”。

2月の下旬にクランクインし、イケメン男子ばかり21人で駆け抜けてきた約2週間。まだまだ寒さが残る中での雨シーンでは雪が降ってきたり、寒さに震える中で抱き合うシーンの撮影に挑んだり、サウナで男性に囲まれたりと、トキメキと“キュン”にあふれたシーンの数々を、キャスト一同が力を合わせて撮影してきた。

そして迎えたクランクアップ当日。この日が撮影最終日となったのは、犬飼、ゆうたろう、伊藤、塩野、小南の5人。最後まで三木康一郎監督の熱のこもった演出が続く中でも、終始和気あいあいとした雰囲気で撮影を終えていた。

モブ役:犬飼貴丈コメント

とにかく僕は全編通して笑いをこらえていた印象で、それだけ面白いシーン満載のドラマになったのではないかと思います。10日とちょっと、本当に駆け抜けた感じで、楽しかったです。

普通ではやっちゃいけないようなお芝居が自由にできるので、僕はコメディーをやっているときが1番楽しいんです。三木康一郎監督とは初めてご一緒したのですが、とても愛情を持って接してくださるので、伸び伸びとやらせていただきました!

モブって「自分はモブだ」って思っているんだけど、実はその世界では異端で、それに気付いていないちょっとおかしなヤツなんですよね。そこをより強く出して行けたらと思って臨みました。

今回この作品を撮って、「あぁ、恋愛をするときの感情って男女で差はないんだな」って感じました。好きなら好きだし、嫌なら嫌だし…。だから、BLって一段階深いところにあるんじゃないかなって思ったんですよね。それを知ることができたのも、いい経験になりました。

モブの弟・綾人役:ゆうたろうコメント

無事に全編撮影が終わり、ホッとしています。僕はモブと東條とのシーンが多かったので、2人とのコントラストを出したいと思い、話し合いながら撮影を進めていました。

塩野くんとのシーンで、とにかくすごく寒い日があって、イチャイチャしながらもお互いの震えが感じ取れるくらいだったのを思い出します。

初日から気さくに話し掛けてくれて、話してみたら共通点もすごく多くて、すごく距離が近づいてからラブなシーンを撮れたので良かったですし、塩野くんのことはもっと大好きになりました!

綾人と東條のデートシーンも、本当にとてもラブラブで、演じている僕らもキュンキュンしてしまいましたよ。このドラマは原作がある作品なので、綾人というキャラクターも原作を読みながらイメージを膨らませました。

綾人が、モブといるときの顔と東條といるときの顔、そこに差を出してみたので注目していただけたらうれしいです。

モブのクラスメート・菊池役:伊藤あさひコメント

僕が演じた菊池という役は、原作を読む限りでは地味な印象だったのですが、台本からはすごくかわいらしい部分が読み取れたので、そこを大事に演じようと考えていました。

菊池は、ずっとBLフラグを避け続けてきたモブを最後の最後に落とそうとするキャラなので、犬飼さん演じるモブに「かわいい」と思ってもらえるよう意識して撮影に挑みました。

僕自身、ここまでさりげなくかわいらしい部分を出した役は初めてでお芝居も楽しく、いろんなことを学べた現場でしたので、皆さんもエンターテインメントとして楽しんでいただけたらうれしいです。

綾人の親友・東條役:塩野瑛久コメント

不思議な世界観に迷い込んだ撮影期間でした。それぞれの役に人間味があって、みんながすごく魅力的に演じていたと思います。

僕の中で東條は、真っすぐに綾人を愛するというキャラだったので、コミカルな要素は極力排除して演じました。ゆうたろうくんとは話も合って、すごく早い段階で打ち解けられたので、綾人役がゆうたろうくんでよかったなって思っています。

東條は“この世界観の中心的人物”みたいな存在なので、その登場シーンなどにも注目していただきたいです。たくさんの同世代のキャストの方々とご一緒できて、とても楽しかったです!

モブの合コン仲間・内海役:小南光司コメント

初日からもっと緊張するかと思っていたのですが、現場も雰囲気がとても良くて、すごくリラックスして臨めました。今日のクランクアップのシーンも、初めてお会いするメンバーもいながら、とても和気あいあいとした雰囲気で撮ることができました。

内海は、女性にもすごくモテるんですけど、心を寄せている相手は男性という青年なので、演じていてとても楽しかったです。目線や表情の1つ1つに内海の心情が表れていると思うので、そこにも注目していただけたらと思います。爽やかなBLをぜひお楽しみください!

「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」あらすじ

ここはとある漫画の中、しかもBL(ボーイズラブ)漫画の世界。ある大学に通う1人の“モブ(=群衆の中の一人、その他大勢)”がこの物語の主人公である。

この大学に通う学生は概ねイケメン、そしてここではあちらこちらでBLが繰り広げられている。ただ1人、この主人公のモブ(犬飼貴丈)を除いては。

談笑中の友人を敵意むき出しで連れ去る謎の美形、“抱きたい女子”の話からいつのまにか“抱ける男子”の話にすり替わる猥談、そんな出来事がいつだって他人事なのは、ただただモブが「イケメンではない」という事実に尽きていた。

そんなある日、同じく平凡顔のモブとして生きてきた弟の綾人(ゆうたろう)から、「ずっと親友だと思ってたやつから告られた」と打ち明けられるモブ。

「なぜそんなことが!」「きっと思春期によくある錯覚だ!」と思っていたものの、「BL漫画の界隈では『平凡』『特徴のない』『普通』といった属性はメインに据えられやすい」という事実を知り、衝撃を受ける。

弟がBLの世界に陥落しかけている今、自分だけはなんとか負けずに踏みとどまろうと固く誓うモブ。かくして、絶対BLになってしまう世界において、絶対にBLになりたくないモブの過酷な日々が開始。

しかし、そんな決意とは裏腹に、モブの前に次々と新しいシチュエーションでBL恋愛フラグが立てられていく。

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