「特捜9 season4」(C)テレビ朝日

V6井ノ原快彦「特捜9」シーズン4突入 山田裕貴・Travis Japan宮近海斗ら若手の成長にも注目

2021.03.01 05:00

V6井ノ原快彦主演のテレビ朝日系人気ドラマシリーズ『特捜9』が、4シーズン目に突入。2021年4月7日より『特捜9 season4』がスタートする(毎週水曜よる9時~)。


『特捜9 season4』待望のスタート

2018年4月、井ノ原主演で装いも新たにスタートした『特捜9』。難事件に挑む刑事たちの活躍はもちろん、その背景にある人生模様など、事件そのものだけでなく“人間”を真摯に描く物語が支持を集め、水曜夜9時枠の作品として安定感を見せつけてきた。

2020年4月クールに放送された『season3』も、第1話が個人視聴率7.9%(世帯視聴率14.2%)と好発進。その後、緊急事態宣言による中断もあったが、最終回も個人視聴率8.1%(世帯視聴率15.2%)と人気シリーズの座を揺るぎないものに(※視聴率はすべてビデオリサーチ調べ。関東地区)。

そしてこの春、待望の『season4』が開幕。最新作では、これまで同様、個性が強すぎることで衝突しながらも、「何としても事件を解決する」という同じ信念を持った特捜班の刑事たちが全力疾走で捜査に当たる姿を描くとともに、緊迫感あふれるミステリーとしての面白さもさらに追求。『特捜9』だからこそ実現できる、見ごたえある物語を生み出していく。

個性派刑事たちの“関係”に新たな進展?

本シリーズ最大の“武器”かつ“魅力”として挙げられるのが、“個性強すぎ”な刑事たち。リーダーの浅輪直樹(井ノ原)を中心に、《直樹×新藤亮(山田裕貴)》、《小宮山志保(羽田美智子)×村瀬健吾(津田寛治)》、《青柳靖(吹越満)×矢沢英明(田口浩正)》という3つのコンビが捜査で見つけてきた情報を持ち合い、意見をぶつけあって事件解決の糸口を探していくが、今シーズンでは特捜班メンバーそれぞれが抱える“事情”にもこれまで以上にフォーカスを当てる。

たとえば――志保と村瀬は『警視庁捜査一課9係』時代から15年間にわたって“友人以上の絆、恋人未満の信頼”を培ってきましたが、引っ張ってきた2人の関係に進展はあるのか…? “暴走する正義”を内に秘めた個性派コンビ、青柳と矢沢は、特捜班の前に立ちはだかる司法の巨大な壁にどうあがくのか…?張り合ってケンカばかりの村瀬と青柳は、心の奥底にどんな感情を秘めているのか…?

1話完結ドラマながら、彼らが抱えてきた事情と今の思いがからみあって変貌を遂げていくさまを、1クール通して“縦軸”として描いていきます。今やすっかりお茶の間に浸透したメンバーが、これまでとは違う表情や新たな一面を見せることがあるかもしれない。

山田裕貴・宮近海斗ら若手キャストの成長にも注目

また、本作ではシーズンを重ねるごとに頭角を現してきた若手キャストたちの躍動からも目が離せない。そもそも井ノ原演じる主人公・浅輪も『警視庁捜査一課9係』では若手刑事として登場し、さまざまな経験を経て大きく成長していった。現在は新藤がそのポジションを担い、コンビを組む直樹から刑事のイロハを学んでいる。演じる山田自身も近年、映画や各局のドラマに引っ張りだこの存在となり、俳優として飛躍。それらの経験で培ったものを彼のホームベースでもあるこの『特捜9』でいかんなく発揮し、新藤というキャラクターをより生き生きと魅せていく。

もうひとり、ジャニーズJr.内ユニット、Travis Japanのリーダー・宮近海斗演じる若手鑑識課員・佐久間朗も、ドラマの良きスパイスに。佐久間は“伝説の鑑識”猪狩哲治(伊東四朗)から直々に教えを受けるなど鑑識として日々研鑽を積んでおり、特捜班にとっても欠かすことのできない人材として進化してきた。宮近自身もまた、伊東をはじめとする大先輩たちの演技を全力で吸収、より存在感を増している。

さらに『season4』では、注目を集める若手ゲストが多数登場。直樹たちが捜査する事件にどんな若者が関わり、さらにどんな新鋭キャストがそれぞれの役を演じるのかも期待だ。

特捜班に立ちはだかる巨大な壁

そして――『season3』で特捜班に加わったのが、名優・中村梅雀ふんする国木田誠二。当初、特捜班の面々と関わることを拒んでいた国木田は最終回、ついに特捜班の班長としてメンバーを率いることを決意した。

最新作では班長としてその手腕を存分に発揮していきますが、第1話から早くも暗雲が…。なんと、『season3』最終回に登場した東京地検次席検事・渡辺理人(佐野史郎)が再び圧力をかけ、特捜班の前に立ちはだかることに。国木田と深い因縁を持つ彼の存在が、特捜班にどんな影響を与えるのか…?検察VS特捜班の構図も見逃せない展開となる。(modelpress編集部)

井ノ原快彦(浅輪直樹役)コメント

『season4』に突入し、チームワークはますます安定感を増しています。昨日今日、出会った人たちでは作れない“匂い”は、僕らがともに歩んできた時間あってこそのものだという自負もありますね。山田くんは特捜班の中でいちばん年下なのに、実はいちばんのしっかり者。助けてもらうところは助けてもらっています。

積もる話が多すぎて、特捜班メンバーとはクランクイン直後から隙を狙ってこの1年間に何があったのか、報告しあっています(笑)。撮影では気をつけなければいけないことはたくさんあるので、昨年スタッフさんが徹底的に考えてくださった対策を今年も引き継いで、気を緩めることなく撮影に臨んでいます。

『特捜9』は基本的に1話完結なので、最初からご覧いただいている方はもちろん、初めて見る方もどこからでも楽しめます、と常にお伝えしてきました。今回の『season4』もそれは変わりませんが、ずっと応援してきてくだったみなさんが「見続けてよかった」と思える内容になっています。第1話から最終回までつながるストーリーが展開します。多くの伏線が張られ、それがどう回収されていくのか、楽しみにしてください。「誰がこんなことを思いついたの!?」と驚くような事態も起きて、特捜班メンバーの関係性も大きく変わっていくのではないか、という予感も…。もしかしたら、今までにはなかったようなやりとりが出てくるかもしれません。

『特捜9』では殺人事件を背景に人間の悲しく切ない一面も描かれますが、特捜班が爽快に事件を解決していく姿からは、「明日も頑張ろう」というパワーを受け取っていただけるはずです。まだまだ大変な状況が続きますが、1週間の真ん中の水曜日に、みなさんに活力をお届けします!

羽田美智子(小宮山志保役)コメント

私の中で、『特捜9』は普段とは別の世界でずっと存在しているような感覚です。だから撮影がない間も、どこかでつながっている感じ。振り返ると大変なことが起きるたび、井ノ原(快彦)さんをはじめとする特捜班メンバーと一丸となって立ち向かった気がしています。東日本大震災のときも、渡瀬恒彦さんがお亡くなりになったときも、みんな一緒だったから乗り越えられた…。だから、新型コロナウイルスもきっと乗り越えられると信じています。

みんなで集まると、全員が全員のことを好きだと思っていることが伝わってくるんです。津田(寛治)さんも吹越(満)さんも田口(浩正)さんも俳優として何十年選手ですから、現場でどうすればいいのかそのさじ加減は心得ていますし、ワイワイ言いながら、みんなで山田裕貴くんのことを息子のようにかわいがっています(笑)。そして要所、要所でイノッチが「さ、やりましょう!」という空気を醸し出してくれるんです。

『特捜9』は、それぞれのバディのパートナーシップに違いがあるところが魅力だと思います。この『season4』で関係性がどう変わっていくのかぜひ見守っていただきたいですね。刑事ドラマは事件関係者にどんなドラマがあり、どんな風に事件の真相が明らかになるかが醍醐味ですが、この作品では事件を追う刑事たちにもさらなるドラマがあって、それが毎回の事件にどのように関わっていくのかもみどころです。『season4』では私たち特捜班メンバーにもいろいろなことが起こり、いろいろなことに挑戦しますので、ご期待ください。

山田裕貴(新藤亮役)コメント

『特捜9』の現場で井ノ原(快彦)さんをはじめとする先輩方とお会いするようになって、4年目。特捜班メンバーはそれぞれが愛情や優しさ、思いやりにあふれ、俳優としてだけでなく、人として学ぶべきところがたくさんあります。とにかくみなさん温かくて、一緒にいるとホッとしすぎてつい気がゆるんでしまうので、そのたびに「ちゃんとしなきゃ」と自分で自分に言い聞かせています。「先輩方のような大人になりたい」と思いますし、いつも支えてもらっている分、自分ももっと『特捜9』に貢献したい。そして、ほかの現場で学んだことをしっかりお見せしたいという思いも、僕の中にあります。

この作品に携わるようになって、世間の動きというものに敏感になりました。ドラマの中で描かれている事件や、その背景にある人間の憎悪や悲しみは実際の生活の中にあってもおかしくないものです。リアルな事件性や、感情描写なども注目してください。

この4年で浅輪さんと新藤の関係も変わってきました。最初、新藤は浅輪さんのことを「主任」と呼んでいたのに、気がつくと「先輩」になっていました。事件を解決した浅輪さんに対してやっかむこともなくなったし、「先輩ってそういう考えですよね」と人間性も理解できるようになり、多少は成長できている気がします。『season4』では、そんな新藤の柔らかさや、大人の考えができるようになったところも演じられたら…。できることなら、新藤の恋愛話などもあるといいな。新藤の婚約者を募集したいです(笑)!全体としてもこれまで以上に壮大な物語が展開しますので、伏線の張られ方や回収の仕方など、全話を通してお楽しみください。

「特捜9 season4」第1話あらすじ

死後10日ほど経過した若い女性の刺殺体が、寂れた雑居ビルの空き店舗で見つかった。さっそく浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が、捜査を開始。遺体の身元は昨年、故郷の大分県から上京した女子大学生・澤村香奈とわかる。香奈は新たな環境になじめなかったらしく、大学にはほとんど顔を出していなかったようで、寂しさを埋めるためなのかマッチングアプリを使っていたことが判明。青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は、事件直前、彼女がある男と会う約束をしていたことを突き止める。一方、小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)は、被害者の住むアパートでしつこくチャイムを鳴らしていた不審な男がいたことを調べ上げる。また、直樹と新藤亮(山田裕貴)は、香奈が大学内に残したわずかな痕跡を根気強く探っていた。

その矢先、監察医・早瀬川真澄(原沙知絵)が重要な情報をもたらす。香奈を殺害した凶器と、先日発生した弁護士夫婦強盗殺人事件の凶器のナイフの特徴が一致するというのだ。弁護士夫婦強盗殺人事件の被疑者・八木敬司はすでに逮捕・送検され、検察で取り調べを受けていたが、一貫して犯行を否認。自身が目撃した、黒いジャンパーの男こそ真犯人だと主張していた。

検察で取り調べ中の八木に話を聞こうとする直樹だったが、大きな壁が立ちはだかる。それは、東京地検察次席検事・渡辺理人(佐野史郎)。特捜班の班長・国木田誠二(中村梅雀)と深い因縁を持つ渡辺は、特捜班の依頼を冷酷にはねつけて…。

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