書家・中塚翠涛、“美しい書き方”を伝授「コロナ禍で会えないからこそ手紙を」
2020.12.09 16:49
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書家の中塚翠涛が手掛ける、ペン字練習帳シリーズ「中塚翠涛の30日できれいな字が書けるペン字練習帳 手紙とはがき」が発売された。
書家の中塚翠涛が年賀状の“美しい書き方”を伝授
“日本で一番売れている”と話題のペン字練習帳の著者・中塚の最新刊は、「手紙とはがき」。読みやすくてきれいな字で書かれたお礼状は「ありがとう」の言葉以上に心のぬくもりを伝えてくれる。同誌では、お礼やお祝いの手紙を書くときのマナーやポイント、読みやすくて美しい手書き文字を書くための練習を多数収録。パソコンやスマホなどの画面の字を見慣れているため、最近の手書き文字は形も大きさも同じようなサイズで書く人が多いが、美しく書くには「漢字はひらがなより大きめに」「中心線を意識する」などのコツが必要である。「自分の字が好きになれない」「手紙は書きたいけれど、何を書いていいのかわからない」、そんな人のために同誌では、とめ・はね・はらいを詳しく解説している。
ほかにも、基本的なひらがな、カタカナをはじめ、お見舞いやお悔やみ、お詫びの手紙などを収録。大河ドラマの題字や今年の24時間テレビの題字を担当し、また、ルーブル美術館地下会場・Societe Nationale des Beaux-Arts2016で「金賞」「審査員賞金賞」などを受賞している中塚の手本も多数掲載している。
コロナ禍でペン字教室の生徒増加
近年、他人との接触を避けたリモート化・オンライン化が進むなかで、手書きによる手紙が見直されている。以前のペン字教室は「職場で手書きの書類を書いたり、就活で履歴書を書くのに今の字では恥ずかしいから」という動機で通う生徒が多かったようだが、現在は「故郷の親や会えない友達などにメールでなく手書きの手紙を出したい」という生徒が増えたそう。SNSの普及で、年々販売枚数を減らしている年賀はがきだが、年賀状は自分の近況を伝えつつ相手を思いやるというコミュニケーションツールでもある。今年は、例年以上に年賀状による近況報告を待っている人は多いかもしれない。(modelpress編集部)
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