木村拓哉「教場Ⅱ」Snow Man目黒蓮と初共演の印象&裏話明かす 俳優業に期待
2020.11.30 04:00
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俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系新春スペシャルドラマ『教場Ⅱ』が2021年1月3日・4日の二夜連続でよる9時より放送される。木村がこのほど行われた取材会にて、今作への思いや、生徒役キャストらとの撮影エピソード、初共演となった後輩・Snow Manの目黒蓮の印象などを明かした。
木村拓哉主演ドラマ「教場Ⅱ」
原作は、「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてベストセラーとなりシリーズ化(紙+電子の累計90万部)され、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品の第2弾となる。今年新春に放送された前作『教場』に引き続き、主人公の警察学校“最恐”の教官・風間公親を木村が演じる。このほか200期の生徒役に濱田岳、上白石萌歌、福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、目黒、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈(乃木坂46)らが出演する。
木村拓哉「教場」続編「やるとは思っていなかった」
今回の続編決定に「正直もう一度やるとは思っていなかったので、制作サイドのフジテレビさんや、前作を見てくださった方から『もう一度見たい』という声をいただけたことが嬉しかったです」と率直な思いを明かし、「『教場Ⅱ』と仕切られている感じが照れくさいですけど、自分の中では前作と繋がっているイメージで演じさせていただきました」と語った木村。前作の反響に喜ぶ反面、「前作を撮影している時に、挑戦的な部分もあったので、本当にこの作品を作っていいのか、しかも年明けのほのぼのとした空気の中でこういう作風・温度感のものを皆さんにお届けしていいのかと危惧はしていた」というが、「そのタイミングは置いておいて、作ったものを単純に楽しんでいただけたことがすごく嬉しく印象に残っています」と目を細めた。
再び風間教官を演じるにあたって「柔軟な頭にしておかないと偏った表現にしかならないので、風間という立場の目線を持ちながらも、どこか客観視できるような目線も持っておかないといけない、というのは意識した」といい、「共演者の皆さんとセッションさせてもらうと、自分がどこをどれくらい引いてみようか、リズムをとってみようか、と俯瞰で見ながらも、本番は風間を全力で演じさせていただくんですけど、それは今回非常にバランス良くできたのではないかと思います」と実際に現場に立って役を全うすることができたという。
木村拓哉、200期生徒の頑張りを評価「誰一人腐ることなくやっていた」
200期の生徒キャストが発表された際に、「前回の198期の生徒たちと比べ、200期のみんなは、非常に“偏差値が高そう”な印象」と語っていた木村だが、「今だから言えますけど、偏差値が高そうというのは、正直なところ半分皮肉です(笑)。良い意味でスマート、もう半分は、元気がない(笑)」と改めて最初の印象を告白。一方で、撮影を重ねるにつれて「偏差値だけではなくて、根性もしっかり持ち合わせている人たちだなと感じとれました。コロナ禍で撮影することは、精神的にタフな状況が求められた現場だったと思いますが、それにも関わらず誰一人腐ることなくやっていた」と印象に変化が訪れたよう。「監督も求める志が高いと、『もう一回、もう一回』とテイクを重ねますが、それは彼らへの『もう一回』ではなく、そのシーンにおける『もう一回』だと、僕は彼らに伝えました」と裏でも教官の顔を覗かせていた様子で、「198期の時もそうだったんですけど、こうやって一緒に共演させていただくと、みんなのことを贔屓目に見てしまうというか、自分が送り出す生徒たちであるというふうに思っているし、本当にみんな頑張っています」と評価。「今回OBとして、工藤阿須加や三浦翔平たちが来てくれて、それが“わざわざ”な感覚がなくて、僕からすればすごくありがたいことだし、ものすごく嬉しかったです」と前作キャストの出演にも感謝した。
木村拓哉、目黒蓮は「すごく真面目」 今後の俳優業にも期待
また、200期生徒キャストには、今回初共演となる後輩・Snow Manの目黒も。「初めて感がまったくなくて、捉え方がすごく良かったです。Snow Manとして活動している時の表現も頑張っていると思うんですけど、あまりアクセルをふかさず、むしろふかさないほうが魅力的なのかなとも思いました。それを本人にも伝えたら、『そういうことを言ってくれる人は初めてです』という返信が来ました。すごく真面目だし、もっといろいろな役をやってほしいです」と魅力を明かし、今後の目黒の俳優業に期待。その一方で「ただ、撮影現場で、ロケだろうがスタジオだろうが顔を合わせた時に必ず『Snow Manの目黒蓮です』としっかり挨拶をしてくれるんです。もう覚えたよ、名前だけでいいよっていうくらい(笑)」と現場での様子を明かして笑いを誘い、「しっかりグループの代表として現場に来ているという意識なのかはわからないですけど、とにかくもっとドラマや映画をやればいいのにな、と思いました」と真面目さを称えていた。
そんな生徒たちを見て、もがいていた自身の青春やルーキー時代を思い出すかという問いには「思い出しますが、『もがいたほうがいいよ』と思うし、もがいたとしても『まだこの先もがくよ』ということしか自分の経験値では言えないです。でもただ無気力に存在するより、もがくことがあって、それにカロリーを費やせるのはすごくいいことだと僕は思います」と力強く答えた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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