上白石萌歌・片寄涼太・森七菜…「3年A組」はブレイクの宝庫 生徒たちの活躍ぶりが凄かった【2019年末特集】
2019.12.27 18:00
views
今年1月期に放送され、社会現象となった俳優・菅田将暉主演の日本テレビ系ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」。女優の上白石萌歌、GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太など、生徒役を演じた多くの若手俳優・女優たちはその後話題作に多数出演し、ブレイクの一途をたどっている。ここでは彼らのそれぞれの今年の活躍ぶりをまとめる。
目次
菅田将暉主演「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」
同作は、謎と事件が連鎖的に絡み合う、衝撃的学園ミステリー。菅田演じる物語の主人公は、2年前に赴任してきた目立たぬ美術教師・柊一颯。卒業まで残り10日、生徒たちの高校生活は平穏に幕を閉じるはずだった。しかし、「教師=生徒」の関係は一言で「犯人=人質」へ変貌を遂げる物語。「3年A組」ブームの決め手は「SNS」「名言」「ダンス」
「3年A組」をブームに導いた要因は「SNS」「名言」「ダンス」の3つ。まず、同ドラマのストーリーを語る上で重大な要素になったのが「SNS」だろう。劇中では、自殺したクラスメイト・澪奈の“死の真相”に迫る模様が中心に描かれ、「マインドボイス」という架空のSNSが登場。最終話では一颯が「マインドボイス」が澪奈を追い詰めた犯人だと明かし、誹謗中傷をやめないユーザーに対し、SNSが持つ危険性を訴えかける場面も。このシーンは多くの視聴者の胸を打つものとなった。このSNSについては、現実社会でもトラブルとして上げられることが多く、考えさせられるテーマ性が話題を集めた要因の一つだと考える。次に、一颯の名言にも注目したい。まず第1話にて放った「お前たち、今を生きているか?ゾクゾクさせてやるよ」と言う台詞。ここから、毎話放送後には緊迫感のあるストーリーにちなみ「#ゾクゾクタイム」というハッシュタグを添えての感想や、考察がネット上に飛び交っていた。また第3話にて里見が澪奈にフラれた腹いせにフェイク動画を撮影していたことから、一颯が「逆境を乗り越えようとしたか?傷ついた悲しみを明日の活力に変えられなかった。それがお前の弱さだ!」と里見に対し訴えた。ここから「明日への活力」というフレーズも話題となり、ネット上で多様されるように。ほかにも一颯の台詞は人々の心に突き刺さるものばかりだった。
最後に、前述した「ダンス」も同ドラマを“バズらせる”要因になっただろう。「3年A組朝礼体操」が劇中で披露されると、瞬く間にネットでは「踊ってみた」動画がネタとして拡散されるなど、TBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年)の“恋ダンス”を彷彿とさせるダンスブームを巻き起こした。
上白石萌歌(景山澪奈役)
まず、物語の大きな鍵を握る存在・景山澪奈を演じた上白石。水泳部のエースで皆が憧れを抱く孤高の存在だった彼女が自殺したことにより、物語は動き始めた。回想シーンのみの出演となったが、そのインパクトは絶大。今年は4月からTBS系「A-Studio」のサブMCに歴代最年少で抜擢。また、初出演となった大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」でも水泳に縁が。体重を7キロ増量し、日本人女性初の金メダリスト・前畑秀子役を好演した。adieu(読み:アデュー)名義でのアーティスト活動も本格的に始動するなど、演技に歌に、今後が楽しみな逸材だ。
今田美桜(諏訪唯月役)
2018年放送のTBS系「花のち晴れ~花男 Next Season~」ですでに高い人気を誇っていた今田美桜も出演。気の強い性格でクラスの中心的人物の1人・諏訪唯月は、カチューシャでおでこを出したスタイルがトレードマーク。第5話では、唯月がフェイク動画を作成した半グレ集団“ベルムズ”のリーダー・喜志正臣(栄信)の彼女であることが判明し、絶叫と号泣、迫真の演技を披露した。下半期はテレビ朝日系「セミオトコ」、「ドクターX~外科医・大門未知子~」と2クール連続でドラマに出演。第36回「ベストジーニスト2019」女性一般選出部門では3位にランクインするなど、見るものを惹きつけてやまない吸引力のあるビジュアルで支持を拡大している。
福原遥(水越涼音役)
子役時代から活躍する福原遥は、今作でも熱演が光った。演じた思ったことは口に出す恋愛体質系女子・水越涼音は、元水泳部に所属し、澪奈と競うほどの実力を持っていたという役柄。第6話で描かれた一颯から“魂の授業”を受け、感情をあらわに号泣するシーンは大きな話題をさらった。MBS系ドラマ「コーヒー&バニラ」で演じた、パーフェクトなイケメンと恋に落ちたピュアな大学生・リサも愛らしい福原のルックスにピッタリのはまり役と高評価。「4月の君、スピカ。」「羊とオオカミの恋と殺人」など映画にも多数出演し、年間を通して露出が途切れなかった。
片寄涼太(甲斐隼人役)
「甲斐軍団」のトップとして、クラスの中心的存在・甲斐隼人を演じた片寄。第4話では澪奈の死の鍵を握る疑惑のフェイク動画の撮影を指示したことを告白し、その複雑な家庭事情が明らかに。菅田とのアクションシーンには大きな反響が寄せられた。また、「3年A組」ブームの一つである「3年A組朝礼体操」を劇中で片寄が披露すると、ネット上では「上手すぎる」とすぐさま話題に。2018年に放送された日本テレビ系ドラマ「PRINCE OF LEGEND」の劇場版も今年公開となり“王子キャラ”を確立させた片寄。さらに映画「午前0時、キスしに来てよ」(公開中)では橋本環奈演じる女子高生と恋に落ちる国民的スターの役を好演し、“イケメン俳優”として着実にステップアップを遂げている。また、自身がボーカルをつとめるGENERATIONS from EXILE TRIBEとしては、大みそか恒例の「第70回NHK紅白歌合戦」への初出場の切符を掴み取り、グループとしても大いに結果を残す1年となった。
神尾楓珠(真壁翔役)
神尾楓珠は、ストーリーの核となる澪奈(上白石)と同じ水泳部のマネージャー真壁翔役で出演。第3話にて、真壁をはじめとする水泳部周辺の回想シーンが中心に描かれると、放送終了後には「真壁くん役のあのイケメンは誰?」「真壁くんイケメンすぎる!」など神尾のビジュアルに惹かれる視聴者が続出し、Twitterでは一時「真壁くん」がトレンド入りするほどの盛り上がりを見せていた。同ドラマ終了後も「ネクストイケメン」や「注目の人物」として数々のメディアで取り上げられ、TBS系ドラマ「都立水商!~令和~」や映画「HiGH&LOW THE WORST」などに途切れる間もなく出演。さらにTBS系ドラマ「左ききのエレン」では女優の池田エライザとのW主演にも抜擢され「3年A組」の出演を機に一気にスターダムへ駆け上がった。
森七菜(堀部瑠奈役)
同ドラマにて出演シーンがあまり多くなかった森七菜だが、電脳部員・堀部瑠奈として第8話にて存在感を発揮。“タックル”や“号泣”など、いろんな芝居の引き出しで視聴者の関心を集めた。特に同じ電脳部員の西崎颯真(今井悠貴)に対し、一颯が生徒に唱えた「大事な決断をするときは、グッと踏みとどまって、クルッと頭を一周させれば、パッと正しい答えが浮かぶ」という“グッ・ クルッ・パッ”を思い出させ、「もっとちゃんと考えよう!」と、涙ながらに訴えるシーンは印象的だった。その後も森の活躍はとどまることを知らない。映画「天気の子」ではヒロインの声に2000人超のオーディションの中から抜擢され、同作のヒットも相まって一躍世間に名を轟かせる存在に。ほかにも広瀬すず、永野芽郁らに次ぐ若手女優の登竜門「高校サッカー応援マネージャー」への就任や、「日経トレンディ」(日経BP社)が選ぶ「来年の顔」にも選ばれ今後の活躍に期待が寄せられている。
萩原利久(逢沢博己役)
澪奈のドキュメンタリーを制作していた逢沢博己役にて出演していた萩原利久。第5話では一颯の内通者という物語の鍵を握る存在だったことが明らかになり、注目を集めた生徒の1人。今年は新田真剣佑、杉咲花をはじめとする若手オールスターが集結した映画「十二人の死にたい子どもたち」にて吃音症に悩む男子高生を熱演。さらに映画「あの日のオルガン」、「アイネクライネナハトムジーク」と立て続けに出演し、テレビ東京系深夜ドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-」では乃木坂46の山下美月とのW主演に抜擢されるなど、俳優として著しい成長を遂げている。来年にはテレビ大阪系ドラマ「大江戸スチームパンク」での主演を控えている。
富田望生(魚住華役)
柔道部の星として、食を愛し、チャーミングな怪力女子の魚住華を演じた富田望生。須永賢(古川毅)との恋模様がシリアスなストーリーの中で、唯一笑いをもたらす要素としてお茶の間を和ませていただろう。劇中では、華の12回にわたる告白に、ついに須永が折れて交際がスタート。そして“すな華”として10月期の同局系ドラマ「ニッポンノワール―刑事Yの反乱―」にカップル役で出演し、話題に。その後、FODオリジナル連続ドラマ「ブスの瞳に恋してる 2019」では、EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのNAOTO演じる主人公と恋に落ちるヒロインに抜擢され、ピュアな演技で視聴者を惹きつけた。続けて、日本テレビ系ドラマ「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」では主演の本田翼と横田真悠とともに結成されたアイドルユニット「ジュエルトリコ」のメンバーとして愛嬌のあるアイドル役を好演。ほかにも明るい性格を活かし、同局系「ヒルナンデス!」(毎週月曜~金曜11:55~)にて、10・11月の水曜日のシーズンレギュラーをつとめドラマだけでなくマルチに活躍の場を広げていった。
古川毅(須永賢役)
前述の華(富田)の想い人・須永を演じた古川毅。冷静沈着で問題児メンバーの中でも1番の切れ者、という役柄を演じるにふさわしいクールなルックスでファンが急増。ダンスボーカルユニットSUPER★DRAGONメンバーで、最近は黒髪から金髪にイメチェン。若手俳優の登竜門ともいえるシーブリーズCMにも起用されており、現在はテレビ神奈川・MBS系ドラマ「ねぇ先生、知らないの?」にも出演中。注目株の1人がさらに飛躍することになりそうだ。
鈴木仁(里見海斗役)
鈴木仁は、女子人気No.1のモテ男子で、行動・観察力抜群のサッカー部エース里見海斗役で出演。第3話では澪奈を追い込んだフェイク動画を撮影した犯人であることが判明し、視聴者を驚かせた。小顔で高身長というスタイルの良さを活かし、雑誌「MEN'S NON-NO」専属モデルとして活躍。カンテレ・フジテレビ系ドラマ「TWO WEEKS」にて、初の社会人役に挑戦し、純粋で生真面目な新人刑事役を熱演。さらに1st写真集「INTRO.」を発売するなど、俳優業とモデル業の両輪で話題を集めた。ほかにも所属事務所アミューズの若手俳優による恒例のファン感謝祭、通称“ハンサム”の15周年プロジェクトより晴れて仲間入りを果たすなど人気・実力ともに最も注目されている若手俳優の1人だ。
堀田真由(熊沢花恋役)
水泳部のキャプテンで澪奈と近い人物のため、ストーリーの序盤でフェイク動画の犯人として疑われてしまう熊沢花恋を演じた堀田真由。劇中で描かれた真壁(神尾)への恋模様にも注目が集まった。堀田は日本テレビ系ドラマ「ブラック校則」、映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」、「殺さない彼と死なない彼女」など今注目の若手俳優が集まる作品に多数出演。リアリティのある演技が評価されており、今や学園モノの常連といっても過言ではない。来年にはTBS系ドラマ「恋はつづくよどこまでも」にて初のナース役を演じることも決定しており、さらなるステップアップが期待されている。
「3年A組」が生み出した若手俳優たちの活躍が止まらない
同ドラマの出演を機に、ますます存在感を発揮してきた「3年A組」出身俳優たち。2020年も数々の出演作を控えている彼らの勢いに、期待がかかる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「ニュース」カテゴリーの最新記事
-
阿久津仁愛&和田雅成が共演「バントマン」スピンオフドラマが配信決定 鈴木伸之“大翔”を取り合うWEBザテレビジョン
-
YouTuberヒカル、松本人志問題へ言及の際に性加害疑惑を軽視か?!らいばーずワールド
-
近藤千尋がスマートミラー「MIRROR FIT.」新デバイス「slim」記者発表会に登場!WWS channel
-
ジェマ・ルイーズ、大人グリーンの妖艶ランジェリーショット公開!WWS channel
-
くわばたりえが「買ってよかった」と感激した“まな板” 傷が付きにくく切りやすいSirabee
-
「麻雀オールスター Japanext CUP」決勝戦を7時間生放送 優勝賞金300万円と初代王者の栄光をかけた熾烈な戦いが始まるWEBザテレビジョン
-
FODが縦型ショートドラマアプリに参入 専用アプリ「FOD SHORT」2025年度リリースへWEBザテレビジョン
-
北野瑠華、まんまる美バストあらわなランジェリーショット公開!!WWS channel
-
メジャーリーガーの妻になると… “リアルな生活”に高橋真麻も感嘆「大変だなぁ」Sirabee