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関ジャニ∞大倉忠義、脱退の錦戸亮へ本音 10分間の手紙で「すげえ寂しいですね」<全文>

2019.09.07 23:57

関ジャニ∞の錦戸亮が5日に、今月末をもってジャニーズ事務所から退所することを発表したことを受け、メンバーの大倉忠義が7日、パーソナリティーを務めるラジオ番組「オールナイトニッポンサタデースペシャル大倉くんと高橋くん」(ニッポン放送/毎週土曜よる11時30分~)にてコメントした。


大倉忠義、錦戸亮への思いを語る

大倉は番組冒頭、ファンへ今の思いを伝えたいと用意してきた手紙を約10分にわたって読み上げた。「eighterのみなさんへ」と始まった手紙では「この度、亮ちゃんが抜けて関ジャニ∞が5人になることになりました。同期の亮ちゃん、ヤス、丸とは、僕にとっては唯一の幼馴染のような存在。喜び悲しみ、いろんなことを分け合ってここまで進んできました」とメンバーへの思いを伝え、8人でデビューした当時のことから、内博貴、渋谷すばるが脱退した際の心境も吐露。

錦戸が脱退し、5人でグループを継続していくことは3月末に決まったといい、その決断に至るまでは「全員がグループを閉じる覚悟もした」と解散も話にあがったと告白。それでも「ゆっくり一歩ずつでいいから僕たちは歩き出そうとしています」とメンバーが再び前を向いて進んでいくことを決断。「この2年はめっちゃしんどかった」としつつ、「改めて関ジャニ∞を愛しているんだと再確認できることができました」としみじみとコメント。

そして錦戸の脱退については「チャレンジの方向性の違いです。亮ちゃんは多くを語る人ではない分、これから自分の活動で体現してくれるはず」「覚悟はしていたけど、僕もぽっかり心に穴が空いたみたい。すげえ寂しいですね」と本音も。

最後は東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦が関ジャニ∞を思って作詞した楽曲『メモリー・バンド』の歌詞「ぼくら人生のステージの上にはいつだって全員で並んでいる」という歌詞を引き合いに、「もうその通りで、これからもそれに変わりありません。僕にとってもメンバーにとっても一度きりの人生。今の選択が正解になるようにがんばります」とメンバー“全員”への愛を滲ませた。

大倉忠義からeighterへの手紙全文

以下、大倉の手紙全文。

「eighterのみなさんへ

今回自分の考えをしっかりと伝えたいと思い手紙を書いてきました。聞いていただければ幸いです。

この度、亮ちゃんが抜けて関ジャニ∞が5人になるということになりました。同期の亮ちゃん、ヤス、丸とは、出会って約22年、僕にとっては唯一ですね、幼馴染のような存在です。たくさんの時間を過ごして喜び、悲しみ、いろんなことを分け合ってここまで過ごしてきました。

僕たちは個々の思いが強いことや強烈な個性が集まっているからこそ、今までたくさんぶつかってきました。それでも内(博貴)が抜けてからずっと7人で走ってきました。

みなさんにたくさんの夢も叶えてもらって、たくさんの素敵な景色も見させてもらいました。その時の僕はですね、グループとは永遠に続くものだと当たり前のように思っていました。ですが、すばるくんの脱退ということで、永遠はないのだと改めて知り、ヤスの病気で命について深く考え、濃い2年間を過ごしてきました。

「全員がグループを閉じる覚悟もした」

7人が6人になること。世間からは一人減るだけ。言葉にすればそれで終わりですが、そんな簡単なことではありませんでした。一人がいなくなることにより、絶妙に保っていたバランスが急に崩れてしまいました。そこからヤスが動けない状態での5大ドームツアー。どうにかみんなに気付かれないように頑張っていたんですけれど、心は擦り切れて限界に近づいていました。

そして、そんな状態でこの6人でこれからどうやってアプローチしていくんだという会話をはじめました。でも今で精一杯なのに来年のことなんて考えられないと、2004年に活動を始めてから、初めて立ち止まりました。

そこから6人になった自分たちの方向性、来年はどうするんだと何も見えない中、手探りで話しあい、一度立ち止まろうとか、全員がグループを閉じる覚悟もしたはずです。そんな心の状態で話しても、ネガティブな意見しか出ないはずです。それでも6人で時間をかけてたくさん話し合った結果、今この選択になりました。

「すげえ寂しい」「ぽっかり穴が空いたみたい」

チャレンジの方向性の違いです。亮ちゃんは多くを語る人ではない分、これから自分の活動で体現していくはずです。3月末にはいまの状態になることが決まり、約半年、どうやったらエイターのみんなが安心してくれるんだろうとすごく考えた結果、いつかもう一度やりたかった47都道府県ツアーでみんなに直接会いたい、とスタッフに申し出ました。

新しい僕らの方向性も示さなきゃいけない。複雑なエイターの子たちにこれで進んでいくんだと決意、覚悟を見せなきゃいけない。正直ハードルは高いと思います。でも傷だらけでも、泥臭くても、前を向いて上を目指していこうと。僕らはもともとあきらめの悪い人たちです。こんな状態でも頑張っていこうと、今5人で結束しています。

まだ発表されて2日。エイターのみんなも気持ちが追いついてないと思います。素直に応援できない人もいると思います。実際、5人になって覚悟できていたはずの僕もぽっかり心に穴が空いたみたいですけど。うん、すげえ寂しいですね。

でも一歩ずつゆっくりでいいから、歩き出さなきゃいけないと、僕たちは歩き出そうとしています。でもみんなはまだ、立ち止まっててもいいかなと。後ろを振り返っていても全然大丈夫です。時間が経って前を向いたときに、ちゃんと僕たちがそばに立っていられるように、笑顔で迎えられるように、準備をします。

「関ジャニ∞というグループを愛している」

やっぱりいろいろあった2年間はめっちゃしんどかった。でも改めて僕は関ジャニ∞というグループを愛しているんだと再確認できる時間でもありました。

今まで夢を見て過ごしてきた15年間は僕にとって、本当に宝物のようなキラキラした、僕にとっての青春です。だからこそ15年を祝ってもらう、自分たちにとってもめでたいライブを悲しいものにしたくない。そしてエイターのみんなには心から楽しんでほしいという思いから、発表はライブが終わってからということに決めました。

「頼もしいお兄ちゃんたちがいる」「5人になった僕たちに正直に向き合って」

「十五祭」のライブはですね、セットリスト、細かい演出まで、初めてすべて僕が担当しました。何一つ嘘はついていないつもりですし、全ての演出に意味を持たせたつもりです。なのでメンバーは何にも悪くない。納得いかないことがあるなら僕の演出が間違っていたということです。責めるなら僕を責めてください。ただ僕の横には仲間がいます。重い荷物を分けて持ってくれる頼もしいお兄ちゃんたちがいます。

なので、大丈夫です。泣きたいときは泣きますし、辛いときはしんどいってちゃんと言います。みんなも自分の気持ちには嘘をつかず、5人になった僕たちに正直に向き合ってくれて大丈夫です。

“人生のステージの上にはいつだって全員で並んでいる”

スカパラ谷中さんが僕たちの1年前のことを歌にしてくれた『メモリー・バンド』という曲の歌詞の中に『ぼくら人生のステージの上にはいつだって全員で並んでいる』、もうその通りで、これからもそれに変わりはありません。僕にとっても、グループのメンバーにとっても、一度きりの人生。今の選択が正解になるようにがんばります。

ただね、ライブが終わったばかりで2日前に発表もあって、正直今、みんなもそうかもしれないし、そうだと思うけど、心身ともにすごく疲れてます。このラジオで優くんのファンもいる中、こんな時間を設けさせていただき、ここまで語らせていただいて本当にありがとうございました。

だからいろんな記者さんたちがいると思うんですけど、もうこれ以上はないので僕たち6人をもう追っかけないでもらえるとありがたいです(笑)。

そしてエイターのみんなには本当にすごく感謝しています。あなたたちがいたから、この半年間ずっっっと笑顔でいられました。みんなも日々辛いこと、悲しいことね、たくさんあるよね。でもだからこそ、ライブで笑顔で会えるあの瞬間がすごい幸せだよね。まあ明日からお互いがんばって、またライブで会えるときは、泣いててもいいから、笑顔で会えるといいなと思ってます。お互い元気もらって、支え合って、ここまで来られたと自分では思っているんで、これからもこんな大変な俺たちだけどよろしくお願いします。

「次こういうことがあるなら、僕はもう終わりでいいと思う」

これはもう本当に、メンバーも関係なく、事務所も関係なく、個人的な意見を言わせてもらいますが、こういうことがあるといつも突然だから安心できないよね。もし次こういうことがあるなら、僕はもう終わりでいいと思うし、ちゃんとお互い心の準備ができるよう発表したいと自分は思ってます。

リスナーのみなさん、個人的なお手紙にお付き合いいただいてありがとうございました。

2019年9月7日大倉忠義

なお、番組最後には手紙の中で触れていた東京スカパラダイスオーケストラの『メモリー・バンド』を選曲し、リスナーへメッセージを伝えた。

錦戸亮、ジャニーズ事務所退所へ

ジャニーズ事務所では、公式サイトを通じ「この度、錦戸亮が2019年9月30日をもってジャニーズ事務所を退所致します」と錦戸が今月末をもって退所することを発表。

決断に至った経緯として「一人一人が各々の『これから』のことを熟考した結果、本年3月末、錦戸が7月から始まる5大ドームツアーを最後にグループから脱退し、9月末にジャニーズ事務所を退所して新たな活動をすることになりました」とした。関ジャニ∞は2005年に内博貴、2018年に渋谷すばるがそれぞれ脱退している。(modelpress編集部)

情報:ニッポン放送
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