三浦貴大&大島優子(提供写真)

三浦貴大&大島優子、朗読劇「ラヴ・レターズ」に挑戦

2019.08.29 13:41

俳優の三浦貴大と女優の大島優子が朗読劇の金字塔「ラヴ・レターズ」に登場する。

今作は、1989年ニューヨークで初演されるやいなや、全世界で上演され静かなブームを巻き起こした朗読劇。日本でもパルコ劇場で1990年8月に幕を開けて以来29年間、この一つの台本を、年齢も個性も異なる延べ500組近くのカップルが読み続けてきた。

デビュー映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で日本アカデミー賞新人俳優を受賞、現在放送中のNHK大河ドラマ『いだてん』にも出演中の三浦と、映像のみならず舞台でも活躍、女優としての存在感を日に日に増している大島のカップルが、歴史ある今作に登場する。

三浦が演じるアンディ―は真面目な上院議員、一方、大島が演じるメリッサは愛に生きたアーティスト。二人が対話の中でどう演じるのか、進境著しい二人が描き出す愛の物語に注目が集まる。

三浦貴大&大島優子コメント

大島は「朗読劇を以前からやってみたいな、と思っていたところ夢が叶う形となり、大変嬉しく思います」と喜び、「三浦貴大さんと創り出す劇の空間を楽しみたいですし、足を運ばれるみなさんとも共有できる時間を大切にできたらと、その日を心待ちにしております」とコメント。

一方三浦は「歴史ある『ラブ・レターズ』に参加できて大変光栄です。それも大島優子さんを相手に。素晴らしい感覚を持っている方だと思うので、今からすでに緊張と期待であふれています。動くことはできない。しかし舞台には立っている。難しいですね。見ている人に、『映像』を見せられるといいな、とそんなことを考えています」と心境を明かした。

「ラヴ・レターズ 2019 Autumn Special」は日替わりキャストで上演

舞台にはテーブルと二脚の椅子。並んで座った男優と女優が、手にした台本を読み上げるだけの2時間。大掛かりな仕掛けも、目をひく照明や音響もない、このシンプルな舞台での朗読劇となる。

演出は今最も注目を集める新鋭・藤田俊太郎氏。2017年9月、26年間同作品の翻訳・演出家として469回の「ラヴ・レターズ」と共にあった青井陽治さんが、残念なことに天に旅立った。青井さんの「ラヴ・レターズ」に対する強い思いをしっかり受け取り、藤田氏が演出家として後を継いだ。

藤田氏は「堅実な愛を生きたアンディー役の三浦貴大さん。自由奔放に愛を生きたメリッサ役の大島優子さん。とっても素敵なお二人が手紙のやり取りだけで紡ぎ出す『ラヴ・レターズ』今から稽古、本番がとても楽しみです」と期待を寄せた。

2人が登場する「ラヴ・レターズ 2019 Autumn Special」は、新国立劇場小劇場にて10月31日~11月4日の5日間、日替わりキャストにて上演。他の出演は10月31日に尾上右近&剛力彩芽、11月1日に平方元基&昆夏美ほか。顔合わせによって全く異なる輝きを放つ朗読劇となる。

ストーリー

そこに激しい愛の言葉はない。

時には交錯しながらもそれぞれの道を歩く男と女が折にふれて交わしたなにげない手紙。

しかし、50年綴られたその手紙は、まさしくラヴレターなのだ。

幼馴染のアンディーとメリッサ。自由奔放で感覚人間のメリッサ。真面目でいつも何かを書いているアンディー。思春期を迎えて彼らは一番近い異性としてお互い十分相手を意識しはじめる。しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、二人は友達以上にはなれない自分たちを発見する。大学を出た二人はそれぞれ結婚し、まったく別の道を歩き始める。海軍を経て法曹界に入り上院議員まで登りつめるアンディー。アートの道に進んだものの行き詰まって精神的破綻をきたすメリッサ。久しぶりに再会した二人は別々に過ごした日々を取り戻すかのようだった。しかし…。

(modelpress編集部)
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