志尊淳、初ヌードのオファーを受けた理由告白＜潤一＞

2019.06.14 21:11 500,858views

映画『潤一』公開記念舞台あいさつが14日、都内で行われ、主演の志尊淳、共演の藤井美菜、夏帆、蒔田彩珠、伊藤万理華、原田美枝子、メガホンをとった北原栄治監督、広瀬奈々子監督が登壇した。

同作は是枝裕和・西川美和を中心に設立された制作者集団・分福が企画し、『あゝ、荒野』『愛しのアイリーン』『新聞記者』（6月公開予定）など話題作を作り続けるスターサンズがプロデュース。原作は、直木賞作家・井上荒野による第11回島清恋愛文学賞受賞作『潤一』。女性たちを瞬時に魅了するミステリアスな青年・潤一と、様々な背景を持った16歳から62歳までの6人の女性たちとの刹那の愛を描いた連続短篇集を初めて映像化。ドラマ配信・放送に先駆け、6月14日より丸の内ピカデリーにて1週間限定上映される。

（左から）広瀬奈々子監督、伊藤万理華、原田美枝子、藤井美菜、志尊淳、夏帆、蒔田彩珠、北原栄治監督（C）モデルプレス

6人の女性たちを虜にする妖艶な青年・潤一を演じた志尊は「この作品はドラマとして制作していたんですけれども、このような機会で劇場でかけていただいて、たくさんの方々に見ていただき、とても幸せな気持ちです」とあいさつし、「ドラマとは言えど、短編映画のように撮っていらっしゃっていて、いつか映画館でかけられたらいいねって撮影のときからしていたので、このように実現して幸せですね」と感無量な様子。

役柄のみならず、実際に壇上でも女性に囲まれている状況について聞かれると「いい気持ちですね」と頬を緩ませた志尊。本作では、自身初となるヌードに挑戦し、官能的なベッドシーンも惜しげもなく披露しているが、出演のオファーを受けようと思った際の心境を尋ねられると「このお話をいただいたときに小説を読ませていただき、今まで自分が感じたことのない感情であったり、自分の中で強く感じていたものを覆される瞬間がありまして、言葉では説明しにくいんですけど、僕が感じたイメージの潤一ってものをはるかに超えるものを、この素晴らしいキャストとスタッフの皆さんと作り上げられたらなという気持ちで、ぜひやらせていただきたいなと思いました」と熱く語った。

志尊淳、夏帆と初対面でハードシーン

そんな志尊と共演しての感想を求められた藤井は「お若いんですけど、すごくしっかりされていて、自分の中で喫茶店のシーンが大事なシーンだなと思っていたんですけど、けっこう引っ張っていただきました。素敵な緊張感の中、みんなでアドレナリンを出しながら楽しく撮った思い出があります」とコメント。また、夏帆と初対面してすぐにハードなシーンの撮影をしたという志尊は「『初めまして。よろしくお願いします』の10分後には『う゛う゛んんっ』みたいな感じで、自分がどこにいるんだろうって思う瞬間がありました」語った。

最後に、PRコメントを求められた志尊は「この作品の宣伝に当たってたくさん取材をしていただいたんですけど、そのときもお話ししている通り、この作品を見てくださいという思いは僕には一切なくて、皆さんが感じ取ったそのままの気持ちで、感じ取ったものをぜひ楽しんでいただけたらなと思っています」と率直な思いを口にし、「ちょっと官能的な部分が先行しちゃっているかもしれないんですけど、そこだけじゃなく、人間ドラマであったり、登場人物の女性の方々がとにかく美しく、魅了されていく作品になっていると思いますので、ぜひ皆さん楽しんでいただけたらなと思っております」とアピールした。（modelpress編集部）