NGT48卒業発表の菅原りこ「悔しい思いもたくさんした」「また1から」決意つづる 山口真帆をサポート

菅原は昨年12月に自宅玄関で男2人から暴行を受けるという被害を受けたメンバーの山口真帆と親交が深いことで知られ、事件発覚後も山口を献身的に支えていた。

21日の公演では、山口、菅原、そして長谷川玲奈の3人が卒業を発表。山口は発表時のコメントで、「私がこうして世間に発信してからも寄り添ってくれたのは、（長谷川）玲奈と（菅原）りこと もふ（村雲颯香）でした。みんなの今後が決まったらこの発表をすると決めていました」とメンバーの名前をあげ、「ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました」と訴えていた。

菅原りこ、ファンへの思い

菅原は昨年に左膝を負傷し、1月に手術を受け、一時グループ活動を休止していたため、Twitterを更新し、「ステージの復帰を心待ちにしていてくださった皆様には悲しい思いをさせてしまい、本当に申し訳ありません」とファンに謝罪。

「NGT48を応援してくださっている皆様や、嬉しい時も悲しい時もどんな時も私を支えてくださった『チームさくらんぼ』の皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の気持ちを示し、「自分なりに一生懸命考えて、たくさん悩んで、また1から頑張っていくと決めました」と卒業を決断した理由を改めて説明した。

そして、「皆さんに出会えて、たくさんの勇気と元気をもらって、色んなことにも挑戦する事が出来ました。悔しい思いもたくさんしたけれど、チームさくらんぼの皆さんに支えられいつも笑顔で頑張って来ることが出来ました。悔しい思いもたくさんしたけれど、その度に皆さんに支えられて、たくさんの壁を乗り越えて来ることが出来ました」とこれまでを振り返り、「きっとこれからが本当に大きな壁にぶつかる事になるかもしれないけれど、皆さんと築き上げた絆があるからきっと大丈夫！」と今後について言及。

「無理だって言われても、笑われても、皆さんと約束した目標に向かって頑張ります。またいつか皆さんを笑顔に出来る日が来ることをいつもいつも願っています」と前を向き、決意を示した。

3人は5月18日に卒業公演を行う。

NGT48、山口真帆の暴行被害騒動

事件は山口の告発ツイートにより発覚。1月10日、新潟県で行われた劇場公演に参加した山口は「お騒がせして申し訳ありません」と詫び、NGT48を運営するAKSは公演後、NGT48の公式サイトにて「山口真帆に関わる一連の騒動についてのご報告」としてコメントを発表。

事件の詳細を説明し騒動を謝罪するとともに、一部で疑われていたメンバーの関連性について「メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまったことを確認しました」と認めていた。

さらに1月14日、ネット上では様々な憶測が広がるなど騒動が収束していないことを受け、「今後のNGT48の運営体制については、今村悦朗支配人は異動。早川麻依子を新支配人、岡田剛を新副支配人として新たにスタートすることに致しました」と現支配人の異動と、新支配人、新副支配人が就任した。

2月1日、暴行被害事件を受けて第三者委員会を設置することを発表。調査期間については「1ヵ月半を目処」と公表し、調査終了後には「速やかに、第三者委員会から当社取締役会へ報告を受けることになっており、当社から改めて皆様へご報告させて頂く予定です」としていた。


3月21日、第三者委員会の調査報告書が公開され、メンバーの関与を否定、さらにファンとの私的領域での接触があったメンバーへの責任も不問となった。22日にAKSは調査報告書説明のための記者会見を実施。記者会見中に山口がリアルタイムで報告書の内容の不当性を訴えるツイートをするなどAKS側と山口側の口違いが浮き彫りとなっていた。

4月17日、公式サイトにて、山口が21日に約3ヶ月ぶりに劇場公演に出演することが発表された。（modelpress編集部）


【菅原りこ】
2000年11月23日生まれ
新潟県出身
2015年、NGT48第1期生オーディション最終審査に合格し、同年8月NGT48のメンバーとしてお披露目された。2016年1月に正規メンバーへ昇格し、2017年1月NGTのデビュー曲で選抜メンバーに初めて選出。2018年7月より新チームG所属となった。