浜崎あゆみが涙 LGBTイベントで自身初のフリーライブ「マジョリティが正しいということは絶対にない」魂の訴えにファン感動<セットリスト>
2018.05.06 18:50
views
歌手の浜崎あゆみが6日、東京・代々木公園で開催された日本最大級のLGBT関連イベント「東京レインボープライド2018」に出演。ライブパフォーマンスを披露した。
浜崎あゆみ、生きるのがつらくなった時を支えてくれた新宿二丁目
約20分遅れでライブはスタート。その20分の間、“あゆコール”が途切れることはなかった。「STEP you」から始まったメドレーの後、MCへ。「あんまりこういう機会はないので、今回お誘いいただいたことをとても光栄に思っています」と切り出した浜崎。会場には「知り合いのねえさん方もいっぱいいる」と明かし、「20年前のデビューしたての頃、生きるのがすごくつらくなりまして。どうしたらいいのか、全くわからなくなってしまったとき、初めて行ったのが二丁目でした」と回顧 (※新宿二丁目はLGBTのコミュニティタウンとして知られており、マツコ・デラックス、ミッツ・マングローブらを輩出。マツコも浜崎のLGBT支援活動を「本物」と認める発言をしている)。
それ以来、二丁目は自身にとって“ホーム”であり、「二丁目に帰ればお母さんたちがいっぱい待っていてくれる」と笑顔を見せ、「喜怒哀楽全てを二丁目の仲間たちと過ごしてきたからこそ、今の私がいると思っています」と感謝を語った。
浜崎あゆみ、日本社会に訴え「自分に誇りを持って、進み続けて」
「まだまだ日本はコンサバティブ(保守的)ですから、どこかマイノリティ(少数派)であることが間違いであるとか、社会的に弱者であるとか、そういったイメージが拭えないところは正直あると思います。でも、だからといって、マジョリティ(多数派)が社会的な勝ち組で正しいということは絶対にないと私は思っています」と強く訴え、「これから先も生きるのにちょっと肩身が狭いなと思ったり、何かを諦めたくなってしまいたくなることがたくさんあると思います。ですけど、どうかその時は今日のことを思い出してください。ずっとずっと自分に誇りを持って、進み続けていってほしいと思います。私もマイノリティ(仲間)の1人として、みなさんとこれからも一緒に歩んでいかせていただきたいと思っております」と呼びかけると、会場からは拍手が沸き起こった。「これ以上しゃべると泣いてしまうけん…」とMCを切り上げ、バラードコーナーへと移った。しかし、「how beautiful you are」を歌いだしたところで、感極まり涙。胸を抑え、天を仰いで涙をこらえながら魂を込めて歌い上げる姿に涙するファンもいる中、“どんな人でも美しい”というメッセージを一人ひとりに訴えかけるように熱唱。
アンコールでは「BLUE BIRD」と「Boys&Girls」の2曲を披露し、「これからもともに生きましょう!」と呼びかけ、ステージを後にした。
「東京レインボープライド2018」
同イベントは、「性」と「生」の多様性を祝福する人たちの祭典。浜崎がこうしたフリーライブに出演するのは今回が初となった。(modelpress編集部)セットリスト
01.STEP you02.You&Me
03.Sparkle
04.curtain call
05.how beautiful you are
アンコール06.BLUE BIRD
アンコール07.Boys&Girls
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「音楽」カテゴリーの最新記事
-
CANDY TUNE「サツコレ」大トリ飾る バズリ曲から話題の新曲まで豪華4曲“かわいさ全開”ステージ【サツコレ2025A/W】モデルプレス -
IS:SUE、最新ビジュアル公開 闇の中で光放つ存在表現【PHASE】モデルプレス -
「ひとりで生きること」は寂しさだけじゃない “終活ドラマ”が映す新しい「老後のかたち」ENTAME next -
LDH新オーディション「ガルバト」5次審査進出者発表 16人から2人脱落モデルプレス -
“セルフプロデュースアイドル”瀬名ちひろ、美スタイル輝くオフショル×ミニ丈衣装で2曲披露 想い乗った歌声で会場魅了【サツコレ2025A/W】モデルプレス -
万バズ連発・OWV、フリーライブ開催決定 約45分間のライブパフォーマンスを予定モデルプレス -
【何観る週末シネマ】サザンの主題歌が泣かせる…映画『盤上の向日葵』坂口健太郎の“哀しき天才”が胸を打つENTAME next -
アニメ『奇面組』で再燃する論争、懐かし作品の“令和リメイク”は必要なのかENTAME next -
「女優=細い」はもう古い 仲間由紀恵・池脇千鶴・野呂佳代がドラマで見せる“リアルな女性の強さ”ENTAME next
