【TOKIO涙の会見/全文】ジャニー喜多川氏に「情けない気持ちでいっぱい」山口達也事件後の思い<質疑応答/後編>
2018.05.02 18:07
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TOKIOの山口達也が強制わいせつ容疑で書類送検(不起訴)され、無期限の謹慎処分となったことを受け、山口を除くメンバー、城島茂、松岡昌宏、長瀬智也、国分太一の4人が2日、都内にて会見を開いた。
以下、会見で行われた質疑応答の全文(後編)。
― ジャニー喜多川社長が異例のコメントを出しましたが、何か話をしましたか?
城島:昨日ですが、自分の都合なんですけれども仕事がありまして、それで電話一報入れました。事の経緯、もちろんメディアで知ってるとは思ったんですけども、やっぱりちゃんと言って無かった部分というか、会う時間もなかったので電話だけでもと思い電話したんですけれども、留守電になっちゃったので、そこは、手短に留守電が入る時間くらいで入れたんですけれども、折返し、その後10分くらいしてかかってきてまして、とにかく心配してました。
どうしたの、大丈夫なの、と。ちょっと僕自身、何ができるかわからないけども、君たちも50歳近い人間の集まりなんだから、ちょっと大丈夫なのって。そういう心配をされました。とにかく頑張ってこいと、明日会見なんだろ?頑張れよ、という風に励まされた感じでした。
― グループの存続などについては何も話していないですか?
城島:そこらへん関しては、とにかく山口が辞表を出したということも伝えました。なるほど、ということだったのですが、私自身、あまりにもメンバーがどうすればいいかという、さっきもお話しましたが、結果が、答えが出なかった部分があったので、辞表は僕が預かっていますと。リーダーとして、それで答えを出すのは待っていてもらえませんか?という話をしたら、わかった、と。
― 城島さんは1人メンバーが抜けるようなことがあったら芸能界から足を洗うと発言されているということですが、これについてはどうなんでしょうか?
城島:これは実際雑誌のインタビューでも話してますし、前にテレビの番組でも言ったことがあります。実は結成してから、自らリーダーと言う名のもとにおいて、自分の責任についてTOKIOという名前を継続していくことが自分の役目だということをずっと言ってまいりました。責任だと思っています。
メンバーも表現は違いますけれどもそれぞれ、何かあったら…と思っていると思います。実際にそれは自戒の念も込めて、リーダーとしての自覚もこめてそういうことを発信していました。実際にまさかこういう風な状況になるとは思ってもいませんでしたけれども、実際どうするべきか、リーダーとしての責任においてどうするかということとなって来ます。しかし正直申しますと、やっぱり今後継続する部分と頂いているお仕事いろいろありますが、その中でグループとしての仕事を継続してというありがたいとお話もいただきました。
4人なのか、まだ謹慎している山口が今後どうしていくのかという部分も含めてですね、そこは山口に関しては分からない部分も多いのですが、とにかくTOKIO4人、頑張ってくれという声も頂いております。自分自身の言動に関しまして、これ以上周りの方に迷惑をおかけしてはならないというのが、やっぱり、その発言の責任もあるですが、それもまたリーダーとしての責任ではないかと思っているのが実状です。
― 今回この様な事件がありましたが、福島県の復興についてどのようにお考えですか?
城島:TOKIOにとって、出身はみんなバラバラですけど、心のふるさとである福島、そして福島の皆さん…に対して…いやぁ…言葉が出ないのが悔しいくらいなんですけど、すみません。なんてお詫びしたらいいのか…。自分たちが実際に色んな作業させていただいて、色んなことを大自然の中から教わって、色んなことを生産者の方から教わって…。なのにこのような結果になって、本当に申し訳ないです。
今後どうやっていくべきかといいますと、本当にこれまで以上にメンバーで…頑張っていくしかないなっていうのが絞り出す答えです。こんな自分たちですけども、這ってでも、何してでも、頑張っていくしかないと思っております。
松岡:あれだけ大変な思いをさせた福島の皆様に僕らがお詫びさせて頂くという形を取らせていただきまして…。番組とかでお世話になった方々もたくさんいます。本当に感謝しても感謝しきれないくらいお世話になりました。その方々に結果、泥を塗ってしまう結果になったことを本当に申し訳なく思ってます。何を言っても綺麗事に聞こえてしまいます。まず、この4人でしっかり行動出来ることあるのであれば、これからも、もし可能なのであれば、僕らに出来ることがあったらやらせてください、という気持ちです。
長瀬:こういうような形で、裏切るような形になってしまったことが、申し訳ない気持ちでいっぱいですし、こういう質問が生まれてしまうことに対しても申し訳なく思っています。復興に対しても今までと気持ちは変わりませんが、そこに対しても、今度僕らが考えていく任務があるのかなと思っています。
国分:メンバーもそうだと思いますし、僕個人的にも、タレントとしてではなく、個人の男として、福島のみなさんに成長させてもらったと思ってます。公式で自分たちが福島を応援できなくなっても、個人個人が応援することは忘れずに、これからも福島を応援し続けたいと思います。勿論、自分たちがやっている番組でも、福島の農家さんの声を聞きました。かなり厳しい声もありました。
それでも、福島の野菜は自身はなんにも悪いことはしていませんし、それでまた風評が出てしまうのは本当に申し訳ないことだと思います。その野菜の信頼回復のためにも、公式でなくてもこれからも福島を応援していきたいと思います。
― 退職願っていうのはTOKIOをやめるっていうよりは事務所をやめるって山口さんが言ってきたんですか?
城島:はい。ご迷惑をお掛けしたということで、その内容は事務所を退社しますと。私達の方にも言ってきたんですけど、こういうもの書いたことないから正解が分からないんだけど書いてきたって差し出してきました。
― 被害者に対してどう向き合っていくか、その場では何かおっしゃってたんですか?
国分:えっと…勿論被害にあった方が、山口を許すかどうかわからないのと、もう1度実際に会って謝罪したいということは言ってました。しかし、相手がそれを望むかは分からないというようなことは言ってました。
― 国分さんも今日ジャニーさんのコメントに対して涙ながらに語られていたと思うんですけれども、ほかのメンバーの方たちはジャニーさんがこのようにコメントしたことについてどのように思っていますか?
松岡:自分たちを生んでくれた親ですから、親にそんなコメントを出させるような、情けない気持ちでいっぱいです。
城島:電話で話しましたが、とにかく怒られるものだと思っていましたが、逆にどうなってるのと、大丈夫なのか?というその声が、そういう風に言わせた自分たちがすごく情けなく、久々に社長の声を聞きまして、心配していたからかもしれませんが、すごく弱々しいというか、何ていうんですかね、心配しているからなんでしょうかね、すごく時が流れたような感じがして、ああ確かに23年流れてるんだな、まだ心配させているんだなこのグループは、という思いで、申し訳ない気持ちになりました。
長瀬:こういう形でのコメントで申し訳ないなという気持ちです。いろいろ思うことや、考えることはありましたけど、苦しくも、ありがたく受け取らせていただきました。
― 皆さんが事件を知ってから1週間、様々な思いがあったと思います。みなさんにとって、そしてTOKIOにとってこの1週間はどのようなものであったか教えて下さい
城島:正直あの、30日にメンバー全員揃うまでは、何がどうなってるのかっていう情報源が…やっぱり警察の結果が出てないない部分も含めて話せない部分もあるっていうことだったので、本当に山口の会見くらいの情報しか自分は分からない部分がありました。情報源はスポーツ紙だったり、皆さんのワイドショーも拝見させていただいて、ああこういう感じでみなさんおっしゃられているんだな、と。
ゲストコメンテーターの方がいろんな意見があって、それはどうか、という部分も含めて、いろいろみんさんがおっしゃってくださって、嬉しい意見もあれば、嬉しい叱咤激励の言葉とか、批判も含めて、もちろんの意見だと思って聞いてまいりました。そんな1週間だったんですが、正直太一の心労といいますか、その中でも自分の番組で自分のこと、自分のグループのことを伝えなければならないというところを、現場でまた、ロケとかで会うんですけれども、長い付き合いですから、口には出しません、横顔でその気持が痛いほどわかったので、彼の横顔を見ているのが辛い1週間でした。
松岡:本当に、被害にあわれた方と、その親御さんはどういう気持なんだろうって思いました。自分だったどうするんだろうって、絶対許さないとおもいます。そういうことと戦いながら、テレビを観て、こういう状態になってるっていうことを自分のなかで整理しながら、僕らを知ってくださっている方々のコメントなんかがすごく痛くて申し訳なくて、言いたくもないであろう後輩たちも、コメントをしなければならない部分も多々ありました。こんな情けない先輩を持って、本当に申し訳無いと思いました。そんな1週間でした。
長瀬:事態を知って、そのまま次の現場に向かって、次の日に仕事で海外で仕事だったもので、彼の会見を見てから、空港に向かい、同行するスタッフの方にまず謝罪をさせていただき、現地で撮影しながら色々な報道とかを観させていただきながら、いろんな気持ちになりました。そして帰って来て、こういう事態になってから初めて5人で会って、全て何も整理できないまま、ものごとが進んで、その中で、朝の報道番組で太一くんとか、リーダーがコメントをしているのをずっと観てまして、隣にいれないことが苦しくなりましたね…。なんか…きっと4人…バラバラだったと思うんですけど、同じことを考えていたような気がします。
国分:この1週間は…もう本当に複雑な気持ちが沢山出た1週間でした。毎日のように山口、そして自分たちの映像が出たりし、色んな方からアドバイスもらったり、逃げ出したくなるようなときもありました。でも、いまやってる仕事はここを逃げては行けない仕事だと思っています。これからも自分のやっている番組でこの報道が出ると思いますが、それをひっくるめてこれが今のTOKIOなのだと思っています。すごく複雑ではありますけれども、この1週間色々なことを考えさせられた1週間です。ただ、忘れては行けないのが、そこに被害者の方がいる、そのご家族が普段の生活に戻れることをこれからも考えていきたいと思います。
― 長瀬さんがジャニーズWebの中で音楽活動が出来ないことを、ファンの方に謝ってましたが、今後の音楽活動については現時点でどうなるのでしょうか
長瀬:僕らは23年間、バンドでやってきましたから、やはり、1つの音がなくなってしまうということは、そういうことなんだと思います。TOKIOの楽曲は彼が演奏する音がないと、全く形にはならないので、今、そういう状況で、それからのことは、これから4人でまたゆっくりと考えながら、話し合いながら、やっていこうと思ってます。
国分:去年から25周年向けて5人で話し合ってきました。ここ最近僕らはツアーとかも無く、ファンのみなさんも楽しみにしてたと思います。その25周年に向けて、アルバム制作この時期にやりましょう、色んなことを考えてきましたが、今はとりあえず白紙にして、今は音楽活動は考えるのを辞めて、向き合えることにいまは向き合いたいと思います。
城島:もともとTOKIOっていうのが、1998年か1999年くらいの時に、山口達也と私城島が出会いまして…。えー…それぞれギターとベースをやってた部分もあって、バンドやろうじゃないかっていう部分もあったんで…。なんかそっからメンバー全員集まってきて…。バンドみんなでヘッタクソに、原宿のなんか…小さいスタジオを自分たちで取って、ああでもないこうでもないってやってた時代もありました。そんなこんなで、まだそのころはデビューもしてませんし、まぁ、TOKIOっていう名前は頂いてたんですが、うちの社長からは。まだ仕事もそんな何もない時代からなんだかんだやってたんで…。
音楽がベースにあるのは間違いないと思うんですが、気がつけばバラエティとか役者とか色んな仕事を頂ける様になりました。ありがたいです。ただ、今回こういうことになりまして、いま、白紙だと。音楽活動。正直、断腸の思いです。しかし、そんなこと言ってられません。被害者の方と、ご家族の方へ謝罪の思いと、どうしていくべきかと、向き合っていかなければならないので、そんなことは言っていられません。きちんと、TOKIOとして果たすべきこと、やるべきことはやっていくしかないなと思ってます。
松岡:1番ファン方々はそこを気にしてたと思います。その声も実はちゃんと僕らにも届いてましたし、だからこそ去年からしっかり、アルバム制作、25周年のライブっていうのも考えてました。喜んでもらおうと思って、色々考えてました。本当に申し訳ないです。
― 今回被害に遭われたのは16歳という非常に若い女性でした。もしかしたらこの会見をみているかもしれません。リーダー城島さんにお伺いします。仕事を通じて向き合って謝罪したいとおっしゃってましたが、具体的にはどういった風に行動を起こし、向き合っていくのでしょうか?
城島:今回メンバーで謝罪会見すること自体が、被害者の親御さん…ご家族の方から、そっとしておいてあげて欲しいという部分もあったんで、これが本当に相応しい会見なのかという部分で、私達の中で葛藤もありました、しかし、ちゃんと連帯責任という部分も含めまして、TOKIOとして、メンバー全員でここは謝罪すべきだという思いがありましたので、お時間を頂いたことをご了承ください。そして今観ていらっしゃるかもしれませんが、どうやって向き合っていくかという部分におきましては、謝罪の念というのは、実際にじゃあ謝りにいくのか、どうなのかっていう面も含めまして、今後メンバー全員で、ちょっと具体的どうしていくべきかという部分も話し合っていかなければいけないなって思っております。
それが迷惑、逆に迷惑になるということでしたら、それもよくないことでしょうし、まずはとにかく、事態がわかったのが30日、月曜夜ということだったんで、まずはとにかく会見を開かさせていただきたいと会社にお願いしまして、こういう状況です。本当にちょっとずつでも、時間掛かって申し訳ないんですが、ごてごてに回ってる感じがあります。本当に申し訳ないと思ってます。自分たちの中で精一杯出来ることをなるべく本当にきちっとやりたいと思っているので、具体的な部分については、今後考えていけたらなと思ってます。
― これで会見を終了させていただきます。それではメンバーはこちらで失礼させていただきます。
城島:本当に申し訳ございませんでした。
なお、4月26日に行われた山口本人による謝罪会見では、芸能活動を今後無期限謹慎することなどが伝えられた。(modelpress編集部)
― ジャニー喜多川社長が異例のコメントを出しましたが、何か話をしましたか?
城島:昨日ですが、自分の都合なんですけれども仕事がありまして、それで電話一報入れました。事の経緯、もちろんメディアで知ってるとは思ったんですけども、やっぱりちゃんと言って無かった部分というか、会う時間もなかったので電話だけでもと思い電話したんですけれども、留守電になっちゃったので、そこは、手短に留守電が入る時間くらいで入れたんですけれども、折返し、その後10分くらいしてかかってきてまして、とにかく心配してました。
どうしたの、大丈夫なの、と。ちょっと僕自身、何ができるかわからないけども、君たちも50歳近い人間の集まりなんだから、ちょっと大丈夫なのって。そういう心配をされました。とにかく頑張ってこいと、明日会見なんだろ?頑張れよ、という風に励まされた感じでした。
― グループの存続などについては何も話していないですか?
城島:そこらへん関しては、とにかく山口が辞表を出したということも伝えました。なるほど、ということだったのですが、私自身、あまりにもメンバーがどうすればいいかという、さっきもお話しましたが、結果が、答えが出なかった部分があったので、辞表は僕が預かっていますと。リーダーとして、それで答えを出すのは待っていてもらえませんか?という話をしたら、わかった、と。
― 城島さんは1人メンバーが抜けるようなことがあったら芸能界から足を洗うと発言されているということですが、これについてはどうなんでしょうか?
城島:これは実際雑誌のインタビューでも話してますし、前にテレビの番組でも言ったことがあります。実は結成してから、自らリーダーと言う名のもとにおいて、自分の責任についてTOKIOという名前を継続していくことが自分の役目だということをずっと言ってまいりました。責任だと思っています。
メンバーも表現は違いますけれどもそれぞれ、何かあったら…と思っていると思います。実際にそれは自戒の念も込めて、リーダーとしての自覚もこめてそういうことを発信していました。実際にまさかこういう風な状況になるとは思ってもいませんでしたけれども、実際どうするべきか、リーダーとしての責任においてどうするかということとなって来ます。しかし正直申しますと、やっぱり今後継続する部分と頂いているお仕事いろいろありますが、その中でグループとしての仕事を継続してというありがたいとお話もいただきました。
4人なのか、まだ謹慎している山口が今後どうしていくのかという部分も含めてですね、そこは山口に関しては分からない部分も多いのですが、とにかくTOKIO4人、頑張ってくれという声も頂いております。自分自身の言動に関しまして、これ以上周りの方に迷惑をおかけしてはならないというのが、やっぱり、その発言の責任もあるですが、それもまたリーダーとしての責任ではないかと思っているのが実状です。
― 今回この様な事件がありましたが、福島県の復興についてどのようにお考えですか?
城島:TOKIOにとって、出身はみんなバラバラですけど、心のふるさとである福島、そして福島の皆さん…に対して…いやぁ…言葉が出ないのが悔しいくらいなんですけど、すみません。なんてお詫びしたらいいのか…。自分たちが実際に色んな作業させていただいて、色んなことを大自然の中から教わって、色んなことを生産者の方から教わって…。なのにこのような結果になって、本当に申し訳ないです。
今後どうやっていくべきかといいますと、本当にこれまで以上にメンバーで…頑張っていくしかないなっていうのが絞り出す答えです。こんな自分たちですけども、這ってでも、何してでも、頑張っていくしかないと思っております。
松岡:あれだけ大変な思いをさせた福島の皆様に僕らがお詫びさせて頂くという形を取らせていただきまして…。番組とかでお世話になった方々もたくさんいます。本当に感謝しても感謝しきれないくらいお世話になりました。その方々に結果、泥を塗ってしまう結果になったことを本当に申し訳なく思ってます。何を言っても綺麗事に聞こえてしまいます。まず、この4人でしっかり行動出来ることあるのであれば、これからも、もし可能なのであれば、僕らに出来ることがあったらやらせてください、という気持ちです。
長瀬:こういうような形で、裏切るような形になってしまったことが、申し訳ない気持ちでいっぱいですし、こういう質問が生まれてしまうことに対しても申し訳なく思っています。復興に対しても今までと気持ちは変わりませんが、そこに対しても、今度僕らが考えていく任務があるのかなと思っています。
国分:メンバーもそうだと思いますし、僕個人的にも、タレントとしてではなく、個人の男として、福島のみなさんに成長させてもらったと思ってます。公式で自分たちが福島を応援できなくなっても、個人個人が応援することは忘れずに、これからも福島を応援し続けたいと思います。勿論、自分たちがやっている番組でも、福島の農家さんの声を聞きました。かなり厳しい声もありました。
それでも、福島の野菜は自身はなんにも悪いことはしていませんし、それでまた風評が出てしまうのは本当に申し訳ないことだと思います。その野菜の信頼回復のためにも、公式でなくてもこれからも福島を応援していきたいと思います。
― 退職願っていうのはTOKIOをやめるっていうよりは事務所をやめるって山口さんが言ってきたんですか?
城島:はい。ご迷惑をお掛けしたということで、その内容は事務所を退社しますと。私達の方にも言ってきたんですけど、こういうもの書いたことないから正解が分からないんだけど書いてきたって差し出してきました。
― 被害者に対してどう向き合っていくか、その場では何かおっしゃってたんですか?
国分:えっと…勿論被害にあった方が、山口を許すかどうかわからないのと、もう1度実際に会って謝罪したいということは言ってました。しかし、相手がそれを望むかは分からないというようなことは言ってました。
― 国分さんも今日ジャニーさんのコメントに対して涙ながらに語られていたと思うんですけれども、ほかのメンバーの方たちはジャニーさんがこのようにコメントしたことについてどのように思っていますか?
松岡:自分たちを生んでくれた親ですから、親にそんなコメントを出させるような、情けない気持ちでいっぱいです。
城島:電話で話しましたが、とにかく怒られるものだと思っていましたが、逆にどうなってるのと、大丈夫なのか?というその声が、そういう風に言わせた自分たちがすごく情けなく、久々に社長の声を聞きまして、心配していたからかもしれませんが、すごく弱々しいというか、何ていうんですかね、心配しているからなんでしょうかね、すごく時が流れたような感じがして、ああ確かに23年流れてるんだな、まだ心配させているんだなこのグループは、という思いで、申し訳ない気持ちになりました。
長瀬:こういう形でのコメントで申し訳ないなという気持ちです。いろいろ思うことや、考えることはありましたけど、苦しくも、ありがたく受け取らせていただきました。
― 皆さんが事件を知ってから1週間、様々な思いがあったと思います。みなさんにとって、そしてTOKIOにとってこの1週間はどのようなものであったか教えて下さい
城島:正直あの、30日にメンバー全員揃うまでは、何がどうなってるのかっていう情報源が…やっぱり警察の結果が出てないない部分も含めて話せない部分もあるっていうことだったので、本当に山口の会見くらいの情報しか自分は分からない部分がありました。情報源はスポーツ紙だったり、皆さんのワイドショーも拝見させていただいて、ああこういう感じでみなさんおっしゃられているんだな、と。
ゲストコメンテーターの方がいろんな意見があって、それはどうか、という部分も含めて、いろいろみんさんがおっしゃってくださって、嬉しい意見もあれば、嬉しい叱咤激励の言葉とか、批判も含めて、もちろんの意見だと思って聞いてまいりました。そんな1週間だったんですが、正直太一の心労といいますか、その中でも自分の番組で自分のこと、自分のグループのことを伝えなければならないというところを、現場でまた、ロケとかで会うんですけれども、長い付き合いですから、口には出しません、横顔でその気持が痛いほどわかったので、彼の横顔を見ているのが辛い1週間でした。
松岡:本当に、被害にあわれた方と、その親御さんはどういう気持なんだろうって思いました。自分だったどうするんだろうって、絶対許さないとおもいます。そういうことと戦いながら、テレビを観て、こういう状態になってるっていうことを自分のなかで整理しながら、僕らを知ってくださっている方々のコメントなんかがすごく痛くて申し訳なくて、言いたくもないであろう後輩たちも、コメントをしなければならない部分も多々ありました。こんな情けない先輩を持って、本当に申し訳無いと思いました。そんな1週間でした。
長瀬:事態を知って、そのまま次の現場に向かって、次の日に仕事で海外で仕事だったもので、彼の会見を見てから、空港に向かい、同行するスタッフの方にまず謝罪をさせていただき、現地で撮影しながら色々な報道とかを観させていただきながら、いろんな気持ちになりました。そして帰って来て、こういう事態になってから初めて5人で会って、全て何も整理できないまま、ものごとが進んで、その中で、朝の報道番組で太一くんとか、リーダーがコメントをしているのをずっと観てまして、隣にいれないことが苦しくなりましたね…。なんか…きっと4人…バラバラだったと思うんですけど、同じことを考えていたような気がします。
国分:この1週間は…もう本当に複雑な気持ちが沢山出た1週間でした。毎日のように山口、そして自分たちの映像が出たりし、色んな方からアドバイスもらったり、逃げ出したくなるようなときもありました。でも、いまやってる仕事はここを逃げては行けない仕事だと思っています。これからも自分のやっている番組でこの報道が出ると思いますが、それをひっくるめてこれが今のTOKIOなのだと思っています。すごく複雑ではありますけれども、この1週間色々なことを考えさせられた1週間です。ただ、忘れては行けないのが、そこに被害者の方がいる、そのご家族が普段の生活に戻れることをこれからも考えていきたいと思います。
― 長瀬さんがジャニーズWebの中で音楽活動が出来ないことを、ファンの方に謝ってましたが、今後の音楽活動については現時点でどうなるのでしょうか
長瀬:僕らは23年間、バンドでやってきましたから、やはり、1つの音がなくなってしまうということは、そういうことなんだと思います。TOKIOの楽曲は彼が演奏する音がないと、全く形にはならないので、今、そういう状況で、それからのことは、これから4人でまたゆっくりと考えながら、話し合いながら、やっていこうと思ってます。
国分:去年から25周年向けて5人で話し合ってきました。ここ最近僕らはツアーとかも無く、ファンのみなさんも楽しみにしてたと思います。その25周年に向けて、アルバム制作この時期にやりましょう、色んなことを考えてきましたが、今はとりあえず白紙にして、今は音楽活動は考えるのを辞めて、向き合えることにいまは向き合いたいと思います。
城島:もともとTOKIOっていうのが、1998年か1999年くらいの時に、山口達也と私城島が出会いまして…。えー…それぞれギターとベースをやってた部分もあって、バンドやろうじゃないかっていう部分もあったんで…。なんかそっからメンバー全員集まってきて…。バンドみんなでヘッタクソに、原宿のなんか…小さいスタジオを自分たちで取って、ああでもないこうでもないってやってた時代もありました。そんなこんなで、まだそのころはデビューもしてませんし、まぁ、TOKIOっていう名前は頂いてたんですが、うちの社長からは。まだ仕事もそんな何もない時代からなんだかんだやってたんで…。
音楽がベースにあるのは間違いないと思うんですが、気がつけばバラエティとか役者とか色んな仕事を頂ける様になりました。ありがたいです。ただ、今回こういうことになりまして、いま、白紙だと。音楽活動。正直、断腸の思いです。しかし、そんなこと言ってられません。被害者の方と、ご家族の方へ謝罪の思いと、どうしていくべきかと、向き合っていかなければならないので、そんなことは言っていられません。きちんと、TOKIOとして果たすべきこと、やるべきことはやっていくしかないなと思ってます。
松岡:1番ファン方々はそこを気にしてたと思います。その声も実はちゃんと僕らにも届いてましたし、だからこそ去年からしっかり、アルバム制作、25周年のライブっていうのも考えてました。喜んでもらおうと思って、色々考えてました。本当に申し訳ないです。
― 今回被害に遭われたのは16歳という非常に若い女性でした。もしかしたらこの会見をみているかもしれません。リーダー城島さんにお伺いします。仕事を通じて向き合って謝罪したいとおっしゃってましたが、具体的にはどういった風に行動を起こし、向き合っていくのでしょうか?
城島:今回メンバーで謝罪会見すること自体が、被害者の親御さん…ご家族の方から、そっとしておいてあげて欲しいという部分もあったんで、これが本当に相応しい会見なのかという部分で、私達の中で葛藤もありました、しかし、ちゃんと連帯責任という部分も含めまして、TOKIOとして、メンバー全員でここは謝罪すべきだという思いがありましたので、お時間を頂いたことをご了承ください。そして今観ていらっしゃるかもしれませんが、どうやって向き合っていくかという部分におきましては、謝罪の念というのは、実際にじゃあ謝りにいくのか、どうなのかっていう面も含めまして、今後メンバー全員で、ちょっと具体的どうしていくべきかという部分も話し合っていかなければいけないなって思っております。
それが迷惑、逆に迷惑になるということでしたら、それもよくないことでしょうし、まずはとにかく、事態がわかったのが30日、月曜夜ということだったんで、まずはとにかく会見を開かさせていただきたいと会社にお願いしまして、こういう状況です。本当にちょっとずつでも、時間掛かって申し訳ないんですが、ごてごてに回ってる感じがあります。本当に申し訳ないと思ってます。自分たちの中で精一杯出来ることをなるべく本当にきちっとやりたいと思っているので、具体的な部分については、今後考えていけたらなと思ってます。
― これで会見を終了させていただきます。それではメンバーはこちらで失礼させていただきます。
城島:本当に申し訳ございませんでした。
山口達也、芸能活動を無期限謹慎
山口は、2月12日に自宅マンションで女子高生に無理矢理キスをするなどし、強制わいせつの疑いで書類送検された。1日、東京地検は山口を不起訴処分とすることを発表。被害者との間で示談が成立し、被害届が取り下げられたことなどから、不起訴処分の中でも起訴猶予処分にしたとみられる。なお、4月26日に行われた山口本人による謝罪会見では、芸能活動を今後無期限謹慎することなどが伝えられた。(modelpress編集部)
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