「銀魂」沖田総悟・吉沢亮、“姉上”北乃きいの指令に苦悶 “独占欲の強い彼氏感”出した撮影を振り返る

空知英秋氏の人気漫画を主演・小栗旬、脚本／監督・福田雄一氏で実写化した劇場版『銀魂』（14日公開）と同じキャスト、スタッフで、原作の中でも随一の感動エピソードをドラマ化。吉沢が劇場版と同じく真選組のドS隊長・沖田総悟役、北乃がその姉・ミツバ役でドラマオリジナルキャストとして参加している。

「お互い人見知り」から距離縮まる

予告映像が流れ会場が盛り上がる中、吉沢、北乃の2人が登場すると、会場の360名から歓喜の声が響き渡る。普段はドSだが、姉ミツバの前では良い子になってしまう沖田、弟を溺愛しているミツバという仲の良い姉弟を演じる2人は、役どころについて「超ドSで淡々と毒を吐く腹黒い役でした。でも、姉が大好きで大好きでたまらないという仮面の裏に隠れている不器用な部分や真選組を想う気持ちが、dTVのミツバ篇にはギュッと入っていると思います」（吉沢）、「おしとやかで病弱ですが、芯がぶれない女性だと思います。声のトーンを高くしたり、テンポを遅くして、アニメと似せるよう努力しました」（北乃）と語る。

撮影の様子を聞かれると、吉沢は「北乃さんとは1日しか被らなかったんです」と答え、北乃も「取材やキャンペーンでは1日一緒だったりして、変な感じでした（笑）。お互い人見知りなので、イベントや取材で仲が縮まって良かったです」と笑顔。そんな中、主演を務める小栗をはじめ、真選組の一員である柳楽優弥、中村勘九郎からのコメントVTRが映し出されると「中村さんと同じシーンがなかったので、このコメント映像が初めましてでした（笑）」と北乃。MCから“小栗さんから「ミーツバ」みたいなのはありましたか？”と聞かれると「それは見てからのお楽しみで」と答え、会場を沸かせた。

続いて、見どころの一つでもある柳楽との殺陣シーンについて吉沢は「剣闘のシーンで練習中に稽古用の木刀で思いっきり柳楽さんの頭を叩いてしまって、僕が死ぬかと思いました（笑）。優しい方だったので許してくれましたが、本当に気をつけてやりました。劇場版ではひたすらバズーカを撃っているだけだったので、dTVのミツバ篇では沖田の殺陣のシーンができてとても良かったです」とコメント。辛いものが大好きなミツバを演じる北乃は、喫茶店でのコミカルなシーンについて「咳き込むところは、芸能界14年してきて、やったことがないような初めての顔をしました。ファンとかいなくなってもいいやと思うくらい振り切ってやりました（笑）」と振り返った。

「姉上食べます！」激辛せんべいに挑む…

ドラマの中で小栗、柳楽、北乃は激辛せんべいを食べているが、「食べていない」という吉沢に対し、「私、持ってます！」と激辛せんべいを渡す北乃。「私が食べたのはパプリカパウダーだったんです！でもこれは本当の唐辛子ですね。ちなみにこれは日本一辛いせんべいといわれてるみたいです」と話すとためらいを見せる吉沢だったが、役柄にちなんで「姉上食べます！」と勢い良くパクリ。「痛いです。今すごく攻撃されてます！」と苦悶の表情を見せた。自称・辛いもの好きの北乃は「私、大丈夫です」といい、吉沢を心配する余裕も。この激辛せんべいはイベント来場者へのお土産としても配られた。

次の質問のテーマは姉弟愛について。「総悟とミツバはどうしてこんなに仲がいいのか」との質問に吉沢は「小さい頃に両親がなくなり、ミツバに親のように育てられ、2人で生きてきたというのがあるから、姉弟愛や家族愛がすごいんでしょうね。（自分は）4人兄弟で姉がいないので、（北乃演じるミツバに対して）姉弟というより恋愛感覚で演じました。独占欲の強い彼氏みたいな感じで」と答えた。

それに対し北乃は「完全に弟でしたね！」ときっぱり。「普段はドSだけど、姉の前ではころっと変わるのが本当に可愛かったです」と話した。

吉沢亮と北乃きいの相性は！？

総悟とミツバの仲の良さがわかったところで、実際の2人は相性がいいのか「クイズ！ピッタリ当てまSHOW！」と題したクイズコーナーを実施。5つの究極の質問に対して、2人がそれぞれ自分の当てはまる方の番号札を上げるというコーナー。5つの質問と2人の回答は以下。

質問1：どちらか1つ手に入るとしたらどっちが欲しい？
A：人の心が読める能力　B：未来が見える予知能力
吉沢「A」北乃「A」

質問2：どちらか選ばないといけないとしたら？
A：時間にルーズな恋人　B：お金にルーズな恋人
吉沢「A」北乃「A」

質問3：完璧に磨かれるならどっちがよい？
A：笑いのセンス　B：ファッションセンス
吉沢「A」北乃「A」

質問4：どちらかに恵まれるとしたら？
A：恋愛運　B：金運
吉沢「B」北乃「B」

質問5：明日世界が滅びるとしたら？
A：家族と過ごす　B：好きな人と過ごす
吉沢「A」北乃「B」

最後の質問では一番悩む様子を見せた2人だが、それ以外は全て一致する結果に。質問3で「完璧に磨かれるなら笑いのセンス」と答えた2人だが、吉沢は「福田さんの現場だとみんな面白いから。福田さんの撮影はすごく分かりやすくて、面白ければ監督は爆笑するし、つまらなかったら反応しない。すごく素直な方です。福田さんを笑わせた者勝ちみたいな感じです」と語り、北乃も「福田さんの反応がない時はすごく反省します」と同調。

最後に、作品について吉沢は「ユニークなシーンもありつつ、人間臭い部分もあり感動できると思いますので最後まで見ていただきたいです。明日から映画も公開されるので映画を見て、dTVを見て、一緒に銀魂を盛り上げていただきたいと思います」、北乃は「肩の力を抜いて見られる作品なのであっという間に時間が過ぎてしまうと思います。笑う要素もあり、泣くシーンもあり、盛りだくさんな内容になっています。小道具や衣装など、細かいところまで再現していて、プロの集団で作り上げた作品なのでみなさんにも満足していただけると思います。多くの方に広めていただきたいです」と呼びかけた。（modelpress編集部）