小栗旬(画像提供:テレビ朝日)

小栗旬「BORDER」3年ぶり復活 “本当のラスト”が明らかに

2017.06.14 05:00

俳優の小栗旬が、2014年に主演を務めたテレビ朝日系ドラマ「BORDER」が、3年ぶりにスペシャルドラマ『BORDER2 贖罪』として復活することがわかった。


衝撃作復活!小栗旬×金城一紀の黄金タッグ

実力派俳優の小栗と、直木賞受賞小説「GO」や「SP 警視庁警備部警護課第四係」などヒット映像作品の原案・脚本を手がけた金城一紀氏。この黄金タッグが初めて実現したのは「BORDER」(2014年4~6月放送/全9回)だった。

「BORDER」は金城氏が“正義と悪”という永遠不変のテーマのもと、原案・脚本を務めた完全書下ろし作品。その唯一無二の世界観と練り込まれた物語は大きな波紋を呼び、回を増すごとに視聴率は上昇。2014年度の「ギャラクシー賞選奨」および「ギャラクシー賞2014年6月度 月間賞」、「2014年 東京ドラマアウォード 作品賞・優秀賞」など錚々たる賞も受賞した。今も語り継がれる衝撃作が3年の時を経て、スペシャルドラマとして再始動する。

震撼のラストの続きはプロジェクト始動時から存在していた

頭部を被弾して生死の境をさまよった後、「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事・石川安吾(小栗)が、望まずして命を絶たれた被害者の無念を晴らすべく、生と死、正義と法、情と非情の“BORDER=境界線”で揺れ動きながら、事件に立ち向かう姿を描いた「BORDER」。連続ドラマ版での石川は、正義という名の光り輝く信念が強くなるに従い、裏の世界の力を借りて証拠をねつ造するなど、影の要素をも色濃くしていった。

第7話では捜査に有利な証拠や証言、事件関係者を次々と“消して”いく掃除屋・神坂(中村達也)に完全敗北を期し、石川は“光と影”のコントラストを増長させていくことに…。そんな中で迎えた最終回では、“絶対的な悪”を体現する史上最悪の敵・安藤周夫(大森南朋)と対決。石川は正義を為すために、ある衝撃的な行動に出ることに。己の行動に激しく動揺する石川。そんな彼の背後から、安藤によって投げかけられた「こちら側の世界へようこそ」という言葉と共に、連続ドラマは終了。謎多きラストシーンはさまざまな憶測を呼ぶと同時に、底知れぬ衝撃で視聴者を震え上がらせた。

しかし、あのラストは本当のラストではなく、実は「BORDER」プロジェクトが始動した当初からその後のエピソードはすでに存在していたという。人知れず温存されてきた、その物語は「BORDER2 贖罪」でついにベールを脱ぐこととなる。小栗は「石川という役に戻ることは、とても過酷ですが、楽しみに待って頂いている方たちのためにも、一生懸命に向き合いたいと思います」とコメントを寄せた。

青木崇高、波瑠、遠藤憲一らキャストが再集結

宮藤官九郎(第5話)や、上述の大森、中村ら個性あふれるゲストも登場し、見応えのあるドラマを毎回展開してきた「BORDER」。正義と悪の間で揺れ動く、道理では割り切れない心理を繊細に演じた小栗を中心に、レギュラー・キャスト陣が繰り広げる深遠な芝居合戦は大きな話題を呼んだ。

今回の「BORDER2 贖罪」にも小栗をはじめとするレギュラー陣は引き続き出演。青木崇高、波瑠、遠藤憲一、古田新太、滝藤賢一、野間口徹、浜野謙太、3年の時を経て、実力と存在感にさらなる磨きをかけた面々が再集結。さらに、連続ドラマ最終回のゲストとして出演した大森も再登場する。(modelpress編集部)

小栗旬コメント

石川という役に戻ることは、とても過酷ですが、楽しみに待って頂いている方たちのためにも、一生懸命に向き合いたいと思います。

金城一紀コメント

「あのラストシーンのあと、石川はどうなったんですか?」ファーストシーズンの最終話が放送された直後からつい最近まで、たくさんの、本当にたくさんの人たちにそう聞かれました。聞かれるたびに、曖昧に言葉を濁してその場をやり過ごしてきましたが、実は、最終話の脚本を書き終えた直後にプロデューサーからも同じ質問をされました。その時は言葉を濁さず、あのラストシーンから新たに始まる石川の物語を語って聞かせました。そして、プロデューサーは熱のこもった口調で、こう言いました。「色々なタイミングが合い、時が満ちたら、必ず新しい石川の物語を作りましょう」

時が満ちたようです。少しだけお待たせしましたが、再び石川安吾の物語が開幕します。それは同時に、市倉、立花、比嘉、赤井、スズキ、サイ君、ガー君たちの物語でもあります。そして、新たに重要な登場人物が加わり、物語の展開を加速させます。

さて、3年ぶりのBORDERです。新しい石川の物語は、“あのラストシーン”から幕を開けます。心の準備はよろしいでしょうか。 

山田兼司プロデューサーコメント

時が満ちました。石川安吾という難役を前人未到の深さで演じきった主演・小栗旬さんと、圧倒的な物語の力でBORDERという世界を描ききった原案&脚本・金城一紀さんの奇跡のタッグが再始動します。BORDERにしか描けない世界が待っています。皆様、どうかご期待ください!
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