＜小関裕太バースデーイベント密着レポ＞“挑戦”の作品解禁に「天てれ思い出す」ゲームコーナー…舞台裏でのサプライズも

ショートムービーでの“挑戦”とは？

モデルプレスが取材した第2部では「小関裕太、追われる。」と題したショートムービーを放映。各回異なるショートムービーは豪華ゲストも見どころで、1部は佐藤健（※声）、2部は水田航生、甲斐翔真、3部は寺脇康文が出演している。2部の作品はタイトル通り“何者かに追われる”ホラーファンタジーで、「追ってくるものがどういう正体なのかを考えながら演じました。自分で観ても予想以上に怖い（笑）」と小関。今年3月に公開された映画『ドロメ 男子篇・女子篇』で初めてのホラー作品を経験したが「わからないままでいるのは嫌だと思って、とにかくホラーを観まくりました。いざ出てみたら、お芝居の大きさや表情が難しくて勉強になりましたね。役者さんの裏を感じられました」と明かした。

3本に共通するコンセプトは“挑戦”。今作では「（先輩の）水田航生さんのことを『航生』って呼んだのも挑戦。テンションが上がりました（笑）。『航生久しぶりじゃ～ん！』って言うのが新鮮で楽しかった」と茶目っ気たっぷりに振り返る。今作のメガホンをとった富田兼次監督からは「（別の作品を撮るとしたら）『悪の教典』の伊藤英明さんのような極悪人の小関さんを見てみたい」とのメッセージ。小関自身、やってみたい役を問われると「デビル！」と即答し「特殊メイクしたりするのに興味があります」と話した。

「天てれ思い出す」ゲームコーナーでツンデレ披露

続くゲームコーナー「小関裕太、時間に追われる」はスクリーンに表示される10問のお題を各10秒でこなすというもので「天てれを思い出すな～」とNHK「天才てれびくんMAX」のテレビ戦士時代を懐かしみながら、「（小関の大好物である）食パンにアダ名をつけ続けてください」「ポンポンで自分のことを応援してください」などの“無茶ぶり”に応えていく。「客席の皆様にツンデレしてください」とのお題では「何見てんだよ！…好きだよ」と見事なツンデレっぷりを披露。客席から黄色い歓声が上がった。

不思議すぎる！？回答にツッコミ止まらず

この日は同事務所のお笑いコンビ「伊村製作所」の伊藤直人、吉村卓也が各回のMCを担当。自身が幼い頃から面識のある2人に安心して身を任せる小関は、持ち前の自由なキャラクターをさく裂させる。トーク中、何かと舞台裏にハケようとする小関に伊藤が「いや俺の単独イベントじゃないから！」とつっこんだかと思えば、BGMに合わせて突如歌い出す小関を伊藤が放置し、「…いや止めてくださいよ！止まらないから！」と逆に小関がツッコミを入れたりと、絶妙なコンビネーションに会場の笑いが止まらず。

ファンの質問に答える場面では「時間に追われているからどこでもドアが欲しい。最近はどこでもドアの写真を画像検索して保存して、かろうじて心が癒やされています」「女性と話す時は目を見ます。話している時に右に目をそらす方が多いんですけど、それを見ると『素敵な人だな～』って“素敵門”が開きます。左見る人には開かない」と不思議回答の連発で、さすがの伊藤も「えっ、どういうこと？（笑）」「6年前から不思議な感じは変わってない」と翻弄されっぱなし。「勉強や部活に追われています。どうやって乗り越えればいい？」という高校生からの相談には「寝るとスッキリします。あとテスト期間中とかは、寝る直前まで勉強をしていた。寝ると記憶が入ってくると言うじゃないですか」と真摯にアドバイスを送っていた。

舞台裏では…スタッフからのバースデーサプライズ

2部終了後にはスタッフ陣によるバースデーサプライズも行われ、伊村製作所の2人がケーキを持って登場。温かい拍手に包まれ、嬉しそうにろうそくを吹き消した小関は、21歳の抱負を問われると「漬物を漬ける」と第一声。相変わらずのワールド全開で、伊村製作所から「またかよ！」とツッコミが入っていた。

【小関裕太インタビュー】イベントを終えて…

― 全3回、異なる内容の楽しいイベントとなりました。

小関：なかなかないですよね。お客さんには楽しんでもらえるし、僕もずっと新鮮な気持ちでできるし、贅沢でいい形だなぁと思いました。去年のイベントは映画を流して、舞台挨拶みたいになっちゃったんですね。何か作品を作りたいというのは残しつつ、イベントとして楽しんでもらえる方法を考えて、こういう感じになりました。それと今回はチェキ撮影会を初めてやりました。実際やってみるとすごく楽しかったし、嬉しかった。みなさんも喜んでくれてよかったです。チェキって携帯の写真とはまた違った良さがありますよね。

― 舞台上でとても自由な小関さんを見て、伊村製作所のお2人への信頼感がうかがえました。

小関：ははは、自由すぎましたかね？（笑）お2人とは小さい頃からずっと舞台などでご一緒しているので、「あの頃はちっちゃかったのに」「そんなにちっちゃくないよ！」という会話をしたりして。親戚のお兄さんみたい（笑）。嬉しかったし、感慨深かったですね。

― 挑戦したいことのひとつに「二種免許」を挙げる場面もありました。

小関：あの場でなんか出てきちゃいました（笑）。ロバート・デ・ニーロがタクシーの運転手を演じるにあたって、実際に運転手をやったという話を聞いたのもあり、ちょっと思いついちゃって。あとはギターやドラム、イラストにもチャレンジしたい。できることは何でも自分でやりたいんです。

― 改めて、21歳の抱負をお願いします。

小関：ハタチが“大人初心者”だとしたら、初心者マークが外れて。すごくこれまで以上に比べられちゃうんじゃないかなと思うので、自分のやりたいことや憧れを少しでも早く手に入れていきたいです。まだまだ忙しなくいけたらいいなぁと。自分の気持ちが追いつかないくらい、いろいろ追い求めていきたいと思いますね。チャレンジの1年かな。今年はありがたいことに既に決まっている作品があって、舞台だと踊りを体に覚えさせることもそうだし、またひとつ表現者として分厚くなれたらいいなと思います。ジャズ、バレエ、コンテンポラリーにも興味があります。タップもできるので、忘れないようにしなきゃと思うし。欲張って参ります、これからも（笑）。

― 今年の誕生日はどんな過ごし方を？

小関：当日は家族で久々に食事に行き、その後、よしたく（吉村卓也）さんともご飯に行って。みんなから連絡をたくさんいただきました。ありがたいことに、1日中その返信で終わりました（笑）。嬉しかったです。「連絡来なかったらどうしよう！？」と思って、0時あたりは連絡がなく、2時くらいまで起きて待っていたんです（笑）。0時の瞬間は友達とカラオケにいたんですけど、その友達は誕生日だということを知らなかったので、あえて自分から言うのもなんだなと思って、言わないまま（笑）。今日、21歳をみなさんに祝っていただいて、すごく新鮮です。

伊村製作所から見た小関裕太

Q：誕生日を迎えた小関裕太さんにメッセージを。

伊藤：今年は漬物を漬けたいと言ってたんですけど、漬物を漬けつつ、お仕事も頑張りつつ。一緒に売れたいですね。僕は裕太くんに追いつけるように頑張ります、今年1年。

小関：とんでもない！

吉村：小関裕太くん、お誕生日おめでとうございます。裕太と出会ったのは、裕太が中2の時だから、14歳。そこからめちゃめちゃ大人になって。本当に裕太に初めて会った時、僕の膝くらいまでしかなかった（笑）。

小関：いや、そんなちっちゃくないわ！

吉村：それがこんなに立派になって。この間一緒に焼き肉に行って、その時に今後のビジョンも話してくれたんですが、彼はここからすごいことになると思いました。これからどんどん、僕のように素敵な大人になってくれればと思っています（笑）。

Q：お2人から見た、小関さんの魅力とは？

吉村：本当に自由な所。自由にできる人って、意外と少ないと思うんですね。自由にやりつつ、かつ自分の表現したいものを表現できるし、観に来たお客さんが喜ぶこともちゃんとできるから。

伊藤：そう、優しい！

小関：やったー！

伊藤：本当に右に同じ。優しいですね。周りへの気配りがすごくできる。今日も客席に降りて行った時、客席にいる関係者にその場で挨拶するっていう。そんな優しさなかなかないでしょう？僕だったらスルーしちゃいますからね（笑）。そういう気の遣える所が、裕太のいい所じゃないかなと思います。

大阪公演は6・18

「小関裕太 21st BirthDayスペシャルイベント『20→21』」は6月18日、大阪・朝日生命ホールでも全3回公演が行われる。（modelpress編集部）

「小関裕太 21st BirthDayスペシャルイベント『20→21』」大阪公演

＜公演日程＞
2016年6月18日（土）
【1】開場11:00／開演11:30「小関裕太、振り回される。」
【2】開場14:30／開演15:00「小関裕太、追われる。」
【3】開場17:30／開演18:00「小関裕太、告白してしまう。」
※通し券「小関裕太、全部乗せ。」

＜会場＞
朝日生命ホール

※各回で上映されるショートムービーには、下記のゲストが出演。
【1】の回で上映　佐藤健（声の出演）
【2】の回で上映　水田航生、甲斐翔真
【3】の回で上映　寺脇康文

※最新情報は公式サイトをご確認ください。

小関裕太（こせき・ゆうた）

1995年6月8日生まれ、東京都出身。身長180cm。AB型。NHK「天才てれびくんMAX」（06～08年）のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優活動をスタートさせる。その後、舞台「ミュージカル・テニスの王子様」（11～12年）や舞台「FROGS」（13年）、ドラマ「ビターブラッド」（フジテレビ系 14年）、「ごめんね青春！」（村井守役／TBS系 14年）、「ホテルコンシェルジュ」（TBS系 15年）などに出演。ファースト写真集「ゆうたび。」（ワニブックス）が発売中。他に、映画『Drawing Days』（主演／15年）、映画『ドロメ 男子篇・女子篇』（主演／16年）など。2016年1月には、ナオト・インティライミとW主演の舞台「DNA-SHARAKU」（東京・大阪・福岡）に出演。2016年12月から、ミュージカル「わたしは真悟」の出演が控えている。