渡辺麻友×宮脇咲良、W主演でハリウッド級ホラーサスペンス キスシーンにも期待

“女優”渡辺麻友＆宮脇咲良が全力で挑戦

クローン羊第1号の「ドリー」が生まれてから、今年で20年。再生医療は目覚ましい進歩を遂げ、今や人間の臓器なども再生することが不可能ではなくなってきた。さまざまな可能性が広がる中“命の再生”という神の領域にも手が届こうとしている現代。愛する人を失った時、その肉体や命を再生することは許されるのか？そんなタブーとも言えるテーマに真っ向から取り組んだエンターテイメント作品となる今作では、現代の日本を舞台に、“愛”と“血”と“謎”が複雑に絡み合った究極のホラーサスペンスが展開される。

渡辺は心優しい女子高生・磯崎薫、宮脇は無愛想でミステリアスな転校生・戸川真希を演じる。国際ドリー女学園を舞台に、次々と起きる不可解な事件。極限状況における人間の心理を描くことが得意なダーレンの指揮の下、互いに興味を抱く女子高生を、2人がどう体現するかが見ものとなっている。

ダーレンは「AKBの劇場やコンサートを観させていただいたが、アイドルということで最初は心配だった。でも実際に演技をしている姿を見て、2人はただのアイドルじゃない、女優なんだということをすぐに気づくことができた」と2人の演技力を称賛。渡辺は「素晴らしいお言葉をいただいて光栄です。滅多にないビッグチャンス。女優として、しっかり自覚と責任を持って最後まで演じていきたい」と気合十分で、宮脇は「観る方が『本当に宮脇咲良なのか』と思われるくらい、普段の私のイメージとは180度違う役をさせていただいているので、アイドルではなく女優としての私を見ていただけたら」と呼びかけた。

互いの演技に刺激

渡辺と宮脇はAKB48の38thシングル「希望的リフレイン」でWセンターを務めた間柄。互いにドラマで主演を務めるなど女優としても活躍を見せているが、面と向かって芝居をするのは今回が初。「どんな感じなんだろうとわくわくしていた」という渡辺は、実際に撮影が始まると「役への入り混み具合がすごいので、撮影していない時も戸川真希に見えて、普段の咲良も怖く感じちゃう（笑）。それくらい役の作り込みを徹底していて、日々感心しています」と宮脇の役作りに感嘆。一方で、宮脇は「麻友さんは22歳なのに全然制服が似合う！」と驚きを見せながら、「私は怖がらせようと攻めることが多いんですけど、ひとつひとつ怖がったリアクションをしてくれるので演じやすい。2人で作ってるということがすごく楽しい」と笑顔で語った。

また今作では、2人以外にもAKB48のトップメンバーが出演。宮脇は「コンプリートするんじゃないかというくらいキスをしている」とほとんどのメンバーとキスシーンを撮影していることを明かし、「カメラリハーサルからメンバーにガンガンキスをして困らせちゃってます」とはにかみ笑い。あまりに多いキスシーンのせいか「私的にはもうキスに感情がなくなってきた（笑）」とコメントし、報道陣を笑わせた。

ハリウッドデビューに意欲？

さらに今回、ダーレンの指揮ということもあって海外からも注目が集まりハリウッド映画に出られるチャンスがあるのではと問われると、渡辺は「夢のまた夢のようなお話ですけど、この作品に相応しいお芝居をしていきたいと思っています。いつかはそうなれたら…ビッグチャンスを掴めるように頑張りたいです」、宮脇も「英語が喋れないなと思ったので、このドラマを撮り終える頃にはペラペラになっているように今から勉強したい（笑）」といい、夢のハリウッドデビューに意欲を見せていた。

男性陣も豪華キャストが集結

このほか、謎めいた事件の渦中にいる女子高生たちを取り巻くキャラクターの男性陣も、個性豊かなキャストが勢揃い。映画やドラマなどで着実にキャリアを積み重ねている若手実力派俳優の三浦貴大は、国際ドリー女学園で起きている奇妙な出来事に興味津々のオカルト雑誌記者・沢田武を熱演。薫との名コンビぶりに注目である。

そして東日本大学付属病院の医師であり、研究者として最先端再生医療に尽力する瀬戸明人役には別所哲也が出演。海外の作品でも活躍し、英語が堪能なベテランがフレッシュな共演者たちをバックアップしている。ほか長谷川朝晴、郭智博ら多彩な顔ぶれが登場する。（modelpress編集部）