田中麗奈「頑張るって素敵」 主演作への思い噛みしめる
2015.06.02 20:15
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女優の田中麗奈が、役柄への思いを語った。
2日、脚本家・前田司郎氏の「徒歩7分」(NHK・BSプレミアム)が「第33回向田邦子賞」を受賞。前田氏とともに同作で主演をつとめた田中らキャスト陣が、都内にて行われた贈賞式に出席した。
また、劇中の「頑張ろう、何かを」というセリフが好きだといい、「“頑張る”っていうことが暑苦しかったり、時々はネガティブにとらえられてしまう世の中で、やっぱり“頑張る”って素敵だなって思いました」と思いを噛みしめ、「作品が終わっても人の心に生き続けていくような、そんな素晴らしい作品に参加できたことを大変光栄に思います」と前田氏へ感謝を述べた。
受賞にあたり、前田氏は「この賞を自信の拠り所にしてはいけないと思っています。今日だけははしゃぎますけど、明日になったらもう忘れて、自分のやりたいことをしっかりやっていきたいと思います」と喜びを語った。
なお、贈賞式にはこのほか、菜葉菜、鮎川桃果、平野勇樹、青山美郷、黒田大輔、金子岳憲、池田莉々依、おむすび、吉田昌美、西田麻耶、伊藤昌子、梅沢昌代、石野真子らが出席した。
同作に参加できた喜びを語る田中
田中は「本当におめでとうございます!」と花束を手渡し祝福。「作品が終わった今でも、登場人物一人ひとりを想像できて、物語が続いているような気がします。それは前田さんが登場人物を愛して、人が生きているということを大切にして脚本を描かれているからじゃないかなと思いました」と作品への愛情をのぞかせた。また、劇中の「頑張ろう、何かを」というセリフが好きだといい、「“頑張る”っていうことが暑苦しかったり、時々はネガティブにとらえられてしまう世の中で、やっぱり“頑張る”って素敵だなって思いました」と思いを噛みしめ、「作品が終わっても人の心に生き続けていくような、そんな素晴らしい作品に参加できたことを大変光栄に思います」と前田氏へ感謝を述べた。
前田氏「賞を自信の拠り所にしてはいけない」 決意新た
同作は男なし、友達なし、仕事なしという32歳の主人公・黒崎依子(田中)の暮らすアパートから徒歩7分圏内で起こる小さな出来事を描いた物語。今回、前田氏は主人公のゆるめの悲劇的状況を饒舌で喜劇的にも思える会話劇に仕立てたそのユーモアに満ちた世界観と筆力を評価されての受賞となった。受賞にあたり、前田氏は「この賞を自信の拠り所にしてはいけないと思っています。今日だけははしゃぎますけど、明日になったらもう忘れて、自分のやりたいことをしっかりやっていきたいと思います」と喜びを語った。
なお、贈賞式にはこのほか、菜葉菜、鮎川桃果、平野勇樹、青山美郷、黒田大輔、金子岳憲、池田莉々依、おむすび、吉田昌美、西田麻耶、伊藤昌子、梅沢昌代、石野真子らが出席した。
「向田邦子賞」とは
「向田邦子賞」とは「阿修羅のごとく」(1979)や「あ・うん」(1980)などで知られる故・向田邦子さんのテレビドラマにおける偉業をしのび、その名前を永く放送界に記録するとともに、テレビドラマ脚本の質的向上、発展を期すことを目的に1982年に制定された。原則として、毎年4月1日から翌3月31日までに放送されたテレビドラマ脚本を対象に、毎年最も優れた脚本家を年間賞の形で表彰する。(modelpress編集部)
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