尾野真千子らが太鼓判 “役名”で鮮烈デビューの新人女優に期待
2014.11.12 18:57
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女優の尾野真千子や俳優の佐々木蔵之介らが、役名で鮮烈デビューを飾る新人女優に太鼓判を押した。
尾野と佐々木は12日、都内で行われた映画「ソロモンの偽証」の製作報告会見に出席。同作はベストセラー作家・宮部みゆきのミステリー巨編が原作。クリスマスの朝、男子生徒の転落死をきっかけに、大人に見切りをつけた女子生徒・藤原涼子が立ち上がり、真実を暴くため学校内裁判を開廷する様を描く。また、主演を務める藤野涼子が、役名でデビューすることでも話題を呼んだ。
役名デビューの期待の新人
生徒役のオーディションにはおよそ1万人が参加。その中から、主演を勝ち取った藤野は、出演の知らせを聞いたときの心境について「喜びというか緊張に見舞われました。こんな大役を務められるのか。演技経験の少ない私がなぜ選ばれたのかと思いました」とコメント。共演者から絶賛の声
主演の藤野について、父親役を演じた佐々木は「監督から『新人なのでよろしくお願いします。支えてやってください』と言われました」と明かしながらも「役名を芸名にして、体当たりで小細工せずにもがきながらも戦っている姿に衝撃を受けました」と絶賛。さらに「むしろ彼女に支えてもらいました。彼女のお父さんの役で本当によかった」としみじみと語り「選ばれるのには理由がある。素晴らしい現場でとても幸せでした」と撮影を振り返った。母親役の夏川結衣も「(自分の)新人時代を思い出して『頑張れ!乗り切れ!』と思いました」と撮影を回顧。「久しぶりに会ったときは凛としていて、目の輪郭は太く、成長していました」と振り返り「応援したいと思いました。どれだけ支えられたかわからないけれど、子どもたちに支えられました」と讃えた。
尾野真千子と褒め合う
尾野は成長し、38歳となった涼子を演じたが、この日初対面した藤野に「とてもいきいきしていて、しっかりしています。私みたいなのが(涼子の)大人役でいいのかと感じました」と圧倒された模様。一方で藤野は、尾野について「キレイな瞳だなと思いました。尾野真千子さんのようにキレイでかっこいい女性になりたいなと思いました」と羨望の眼差しで見つめた。
役名を芸名にした想い
また、役名を芸名にした想いについて「『ソロモンの偽証』に藤野涼子として出演できたことを忘れたくないと思い、藤野涼子という名前をいただきました」と説明。原作者の宮部みゆき氏も二つ返事で承諾したといい「(原作を)書いてよかったと思いました。作家冥利です」と目を細めた。このほか、会見には永作博美、黒木華、生徒役の板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、成島出監督が出席した。
同作は「ソロモンの偽証 前篇・事件」(2015年3月7日公開)と「ソロモンの偽証 後篇・裁判」(2015年4月11日公開)の二部作で上映する。(modelpress編集部)
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